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40歳のカナダ留学(7) 2か月目の感想

40歳でカナダにのんびり留学する生活を記録します。

こちらに来て2か月ほどたちますが、1か月目に感じたバンクーバーと2か月目に感じるバンクーバーも少し違うように感じるので、やはり1年後くらいに振り返ったほうがいいように思います。

・・・って言ってると書くことがないので、いくつか現時点の感想を書いておきます。

1.英語の上達具合に対する印象が乱高下しています
定期的にテストがあり、さらに私自身の4技能のスキルの身に付き方にばらつきがあること。さらにこれからカレッジに入るにあたり不安が大きいことが理由だと思いますが、とにかく乱高下します。
「なんか英語がわかってきた気がする!」と「全然英語が話せない!なんや自分!」という楽観と悲愴感を行ったり来たりします。今は悲愴感側にいます。
特に、「正しい文法で口から言いたいことが出てこない」とか、「全体的には何を言っているかわかるんだけど細部がわかっていない」というのは、これまでふわーっとうわべだけ英語を知ってしまった弊害かなと思います。中学文法から練習しなおしです。。

2.自炊をしても節約できている気がしない
そもそもスーパーの食材は日本に比べると2~3倍します。といっても外食もそのくらい倍になるので、外食するよりは節約なのですが。日本と比べちゃだめですね。
さらに私の場合は、居候している家の冷凍庫は使えないし、冷蔵庫も保存容器1.5個分くらいしかスペースをもらえないので、あまり料理をストックできないというのも節約が難しい要因です。

3.歩行者ファースト
日本も原則歩行者優先のはずなんですけど、都会はそうでもないですよね。こちらは基本的に横断しそうな歩行者を見つけたら、早めに車が止まってくれます。電車でもお年寄りがいたらすぐに若者は席を譲るし、バスを降りるときはThank youという。まあ、言わない人も多いですが。。
さらに、電車の中でもスマホを見ている人が少ないと感じます。電話している人はいるけど。日本だと電車の中全員スマホいじっている印象があります。こちらでは、ぼんやりと何もせず座っている人が多いです。あと、たまに寝てる。(治安がいいってことですね)

4.やたらクラクション鳴らす
クラクションを鳴らすのが注意喚起のために良いことのようで、やたら鳴らします。バスが車に、バスがバスに(日本のバス運転手は特にきっちりしているので、こちらではバス運転手というよりタクシー運転手みたいなフランクな雰囲気)、車が歩行者に。そして人を迎えに来た車も、クラクションで存在を知らせます。
あと、救急車や消防車のサイレンはすごい爆音で、パトカーは映画のような速度で街を駆け抜けていきます。
あと、車は右側通行なので、赤信号でも右折はいつもOKです。
停止線を越えてしまった車のボンネットは、歩行者がたたいてもいいそうです。(なんだそれ、、でも実際に「はみ出してるわよ!」みたいな感じでたたいてるおばちゃんいた。。)

5.移動手段が豊富
バスルートがとてもいきわたっている。電車はすべて高架or地下鉄。船もバスの一部。そしてゾーン制なので、値段がわかりやすいし安い。さすがに郊外には車がないといけない場所が増えるそうですが、それでもバスがとても便利だなと思います。

6.木が大きい
とにかく街路樹も森も、木が大きいです。日本って、一度全部切り倒して、植林しちゃった山なんだなって改めて思います。(もちろん木の種類も違うのだとは思いますが。)
あと、倒れた木とかもそのまま放置されてたりして、日本って本当に細かいところまで安全のために気配りされてるなぁ(土地が狭いからかなぁ)と感じてきました。

7.いつでも水が汲める
学校と図書館には水筒に水をくむことができる専用水道施設があります。日本は至る所に自販機があるし値段も安いですが、こちらにはありません。私には水で十分なので、とっても便利でいいなぁと思います。
日本も、病院とか薬局とか会社とか、ウォーターサーバー置いてあるところは多いですが、「ペットボトルの削減のために水筒でくむことを前提にしている」という雰囲気が良いなぁと思います。(だからといってバンクーバーのリサイクルがうまく整備できているのかというと少し疑問です。)

8.名前を聞かれる
カナダは多様な移民の国であり、性別を気にすることも嫌うため、sirとかmaamとかMrとかSheとか、知らない人に使うことは避けたい文化なのだそうです。それと関係があるのかないのか、ファーストフード店で注文が出来上がるのを待つとき、名前(苗字ではなく名前)を聞かれます(レシートに打ち込んでいる)。そしてそれで呼ばれることが結構あります。
レストランで働く際も、お客様の名前を最初に聞き、それで呼びかけることが良いマナーだと教わりました。
また、年齢については、こちらに来てからいろんな人にすぐ聞かれますが、聞いてくる人は大体アジア圏だなと感じます。一方で、相手が未成年なのか成人なのかはいつでも最初に確認したほうが良いような雰囲気を感じました。(未成年に対する保護意識、寛容さ、飲酒の防止意識が強いように感じる。)

今のところは、留学生の集まる語学学校にいるので、カナダというよりはそれぞれの文化の違いのほうが聞く機会が多いです。
ブラジルの電車の中は踊ってたり歌ってたりうるさいけどカナダは静かだね、とか。(日本や韓国はもっと静かです。)
アジアはみんなK-pop好きだけど、南米とアジアではさすがに聞いている音楽が違うな、とか。
寿司ってやたら各国でアレンジされてて、南米では寿司ロールにバナナ巻いて揚げてるらしいのに、韓国料理や中華料理はあんまり原型崩してないな、とか。(どこにいっても韓国料理と中華料理はおいしい。)

生活に不便はないのですが、先行き不安が常につきまとう毎日です。


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