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覚悟をもって、日銀からアトラエに来た話

こんにちは、世界中のヒトや組織の可能性を拡げたい、マジミです。
東京大学を卒業後、日本銀行に入行したのち、紆余曲折を経てアトラエに中途入社しました。

転職初日から「マジすか!」を連発していたらしく、気がついたら「マジミ」というあだ名になっていました。

本noteでは、前職とは事業もカルチャーも全く異なるアトラエに転職した経緯をお伝えしようと思います。この転職エントリを通じて「アトラエっていう会社にはこういう人もいるのね〜」が伝わると良いなと思います。


知的欲求ドリブンで選んだ1社目

大学では経済学を専攻し、その中でもゲーム理論が大好きでした。

ゲーム理論(ゲームりろん、英: game theory)とは、社会や自然における複数主体が関わる意思決定の問題や行動の相互依存的状況を、数理モデルを用いて研究する学問である。

※wikipediaから抜粋。ゲーム理論といえば「囚人のジレンマ」が有名です。

「社会の仕組みや人間の行動といった複雑な事象を、モデルに落とし込んで示唆を導出する」という試みは、社会の成り立ちや人間そのものに興味がある私にとって、大変魅力的に見えました。

ゲーム理論に出会ったのは高校生の時だったのですが、「大学では絶対、xx先生のゲーム理論のゼミに入る!」と意気込んで進学したくらい、のめり込んでいました。

こんな感じのまま学生時代を過ごしたので、自然と「社会人になっても学問的知識を武器にできるような環境にいたい」と思うようになり、一方で、「知識だけじゃ分からないことばかりだから、現場経験も積みたい」との思い等を背景に、日本銀行への入行を決めました。

浅はかだった自分に気づく

入行してからは、ありがたいことに、かねてからやりたいと思っていた仕事に関わらせていただくことができました。自分の力量不足にうなだれながらも、周囲の方々のおかげでたくさんのことを学びました。

転機となったのは、更なる武器を身につけるべく社内の留学選考にエントリーしようと思った時のこと。志望書には、留学を経てどのように会社に貢献していくのか、を書くのですが、恥ずかしながら、ほとんど筆が進みませんでした。

「…私ってどんなキャリアを歩みたいんだっけ?」

この時初めて、就活当時の私は「いま関心があること」ばかりに目が行き、中長期的なキャリアパスや何のために働くのかを十分に考えていなかったことを自覚します(自己分析不足、これに尽きる)。

「人生最期、自分がどうなっていたら幸せ?」

幸いにも、私には困った時の壁打ち相手がいます。この時も、これからのキャリアをテーマに壁打ちをお願いしました。

「人生最期の瞬間、自分がどうなっていたら幸せなの?」

この質問に、私は答えられませんでした。そもそも私には”将来の夢”が無い…。結局その日のうちに答えは出ず、自分の薄っぺらさを痛感して何日も気が沈んだ日を過ごしました。

そこから、自分ってどうなりたいんだっけ、を内省する旅が始まりました(かれこれ数ヶ月旅に出ていました笑)。この旅人期間で辿り着いた答えはこんな感じ。

自分の半径5m内にいる人からの期待に、120%応えられる人間になりたい

私は、目の前にいる人が笑顔になるときに幸せを感じます。そして笑顔というものは、その人の期待を超えた瞬間に見ることができるものだと思っています。

だからこそ、これから少しでも多く「相手の期待を超える瞬間」を作ることができれば、私はバンザイしながら自分の人生を終えられる気がします。

"なりたい姿"になるために

では、思い描く理想の姿になるためには何が必要か?自分なりに整理しました。

期待と信頼は相互依存の関係

  • まっすぐであること

    • 信頼される人間であるために、後ろめたくなるようなことはしない。

  • 人任せにしない

    • 期待される人間であるために、責任を放棄しない。自分の頭で考え、挑戦し続ける。

期待に120%応えるために

  • 誰よりも結果にコミットする姿勢

    • やると決めたからにはその達成に向けて、覚悟をもって全力で取り組む。

価値観が徐々に言語化されていく中で、自分の考えをもっとブラッシュアップしたい!と思うようになりました。この頃から壁打ち相手を求めて、社内外の様々な人とお話しするようになります。

アトラエは自分と同じ方向を向いている組織だと思った

この時出会った転職エージェントさんからの紹介で、アトラエを知りました。

「アトラエ、私と似たようなこと言ってるじゃん…」というのが第一印象でした(偉そう)。

実際にアトラエメンバーと話してみると、年齢問わずその熱量に驚かされました。世界中の人々を魅了する会社を創るため、信頼できる仲間と本気で勝負していると。表現は違えど、アトラエは、私が目指している方向と同じ方向を見ていると感じ、嬉しく思いました。

同時に、私がやっとの思いで言語化し、自分だけのものだと思っていた考え方が、なんだか二番煎じのようにも思えました。

だからこそ「負けてられないな」と思いました。体現の質なら負けないし、私ならきっともっとブラッシュアップできるぞと。

こうして、メラメラと赤い炎を灯しながら、覚悟をもってアトラエへの入社を決意したのでした。

待っていたのは力戦奮闘の日々

アトラエに合流してからは、組織力向上ツール「Wevox」のカスタマーサクセスを担当しています。

Wevoxとは、目に見えない、従業員の心理状態等を可視化することで、よりよい意思決定や行動のきっかけを組織の中に生み出し、エンゲージメントの高い組織づくりに貢献するサービスです。

その中でもカスタマーサクセスチームは、組織の変化の伴走役として、お客様への継続的な支援を行いながら、Wevoxのプロダクトのアップデートにも取り組んでいます。

前職での業務内容とは全く異なりますし、当然ながら会社のカルチャーも全く違います。早々に壁にぶち当たり、メラメラ燃えていた炎が萎むような感覚に陥りました。

お客様に価値を届けることの難しさ

所謂”商談”の経験がない私には、全てが難しく見えます。相手が何に困っていて、どんなサポートが欲しいのか。相手の行動変容のきっかけとなるような時間にするため、どのように場をデザインするか。

このような顧客折衝力に加え、Wevoxでは「お客様自身が、自らの組織を自らの手で作っていける状態」を目指していることも相まって、teachingだけでなくcoachingの要素も重要です。

膨大なインプットは勿論、相手の琴線に触れるような言葉で伝え、鼓舞することが必要ですが、これがとても難しいです。

自分の上司は自分であるということ

アトラエは、役職という概念が無いフラットな組織です。つまり、私のことを管理してくれる人はいません。

何時に来て何時まで仕事をするか、タスクをいつまでに終えるか、誰に情報共有して仕事を進めていくか、目標をどう設定するか…。

今まで会社の仕組みの中で自然とカバーされていたことや、意識すらしていなかった些細なことも、アトラエでは全て自分で決め、責任を持ってコントロールしていく必要があります。時には自分を律し、時には自分を褒めるといったセルフマネジメントが身についていない私には、ハードな船出でした。

少ししゅんとした文章を書いていますが、毎日楽しいですよ〜。

最後に

今はまだ、周りの方々のおかげでかろうじて立てている状態です。

早く”なりたい姿”を体現できるよう、そして赤い炎をメラメラと燃やすよう、目の前の壁をぶち壊しながら、とにかく前に進んでいきたいと思います。

アトラエメンバーの熱量に少しでも触れてみたいと思った方、アトラエにご関心を持ってくださった方は、ぜひ下記のリンクもご覧ください。


アトラエメンバーによる #アドカレ2023_アトラエ は以下よりご覧いただけます。

少しでも興味のある方は、まずはお気軽に、アトラエバーでお待ちしておりますので、お声がけください!

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