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素敵な終わり方

映画制作の楽しい思い出話。
「えっそこで終わるの?」っていう作品が大好きなので、そういう脚本を提出したら、「終わり方草」と言われてしまった。

最悪だよもう。私は本当に脚本の着地点を考えるのが苦手なので、つらい。

そういえば、映画の終わり方が微妙で、電話越しに脚本を読んでくれた同期にありがたいアドバイスを強めにいただき、号泣したこともあった。

最悪。


というわけで私が好きな終わり方をしている映画をいくつかあげようと思います。


ミッドサマー

これ最高だった。最高に最悪な終わり方をしていた。ミッドサマーに対する「最悪」は褒め言葉です。
ミッドサマーは怖すぎホラーとして名高いが、結構中身は人間性に迫っていく話なので、この終わり方はそういう意味で本当に100点満点だと思います。すごすぎ。


女王陛下のお気に入り

私はこれの終わり方が大大大好きで。「ここで終わってくれ〜」って願ったら本当にエンドロールが流れてきたので、嬉しくて泣いてしまった。
でもさ、エゴサしたらさ、終わり方好きじゃないって人多すぎてさ。悲しい。
この作品の終わり方はザ・「ここで終わるんかい」なので、みなさん観てほしいです。終わり方好きだった方、映画館で僕と握手。好きじゃなかった方、「終わり方草」と言っていただいて。


スリービルボード

最高〜!最高の結末!
この作品は、序盤ずっとまあまあ胸糞悪いんですが、あるシーンからころっと、作品の色が変わったように見えてくる。性悪説を語っていたのに突然性善説にコロッと変わったみたいな、温かさ。
そのあるシーンの素晴らしいこと、この上ない。見た人は「あ〜あのシーンね」ってニヤついていることでしょう。
そのシーンがあったからこその、あの終わり方。この作品の優しさも辛み(つらみ)もどちらも旨みとして出ている終わり方。
ネタバレしないように言うと、「チャゲアスエンド」です。違法薬物は関係ないです。


ウィーアーリトルゾンビーズ

これは終わり方が好きな映画と言うより、「絶対に最後までみてほしい映画」。
本編の小気味よく進むストーリーの秀逸さは勿論なんですが、本当に、エンドロール後のカットをみると、全く違う解釈ができてしまうという。
エンドロールで「ん、これもしかして」と思い、エンドロール後、作品のストーリーが全く違ったものになる。
いや、監督がなんでそのカットを入れたのか、真意は私には分からないですけれど、でも観る人が各々解釈していいのが映画の楽しいところだしね。


サスペリア(2018)

さ、サイコ〜!全ての映画この終わり方でいいよ。


以上!観た人感想教えてちょ

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