前田安正_文章コンサルタント/文筆家

「ことばを力に、文章を味方に」をミッションに、企業や自治体の広報紙やプレスリリースをは…

前田安正_文章コンサルタント/文筆家

「ことばを力に、文章を味方に」をミッションに、企業や自治体の広報紙やプレスリリースをはじめ、HP、ネット広告など文章に関する課題解決のお手伝いをしています。ライティングセミナー「マジ文アカデミー」を開講。10万部超の『マジ文章書けないんだけど』など、著書累計30万部。

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はじめまして。 noteをはじめます

はじめまして。未來交創株式会社の前田安正と申します。 文章コンサルタントの仕事をしています。 noteに原稿を書くのは、初めて。今回はそのご挨拶をかねて、自己紹介風の雑記を書いてみます。 朝日新聞で仕事をして39年。そのほとんどを校閲というニッチな部署に籍を置いていました。 もともと、取材記者になろうと試験を受けたのですが、最終面接で落第しました。その後、たまたま校閲専門記者を募集することを知り、再受験しました。一度落とした人間を採用することもないだろうと思いつつ受けたら、

    • #03 ○は○、△は△の常識を疑う

      新型コロナの第6波の捉え方は、まったく違っていた 少し前の話になりますが、2022年2月17日付の朝日新聞と読売新聞の1面トップは、ともに新型コロナの第6波についての記事でした。その見出しを比べると、全く違う印象をうけました。 朝日新聞は「高齢者に感染が拡大。死者も急増し週平均で163人。最多の水準を維持している」という内容です。さらに専門家の話として「ピークを超えた」という内容を押さえています。 読売新聞は「ピークは超えて感染者は前週の0.9倍。80歳以上は微増」という

      • #02 アパートの窓は黒かった

        昭和の高度成長期には、公団住宅が次々に建設されました。今のような高層マンションではなく、5階建てエレベーターもないアパート。それまで人が住むところは地面に接していたのに、空中の部屋に暮らすことになりました。   まさに家というより部屋。そこにはお風呂だってあるし、水洗トイレだってある。銭湯に行かなくてもいいし、ぽっちゃん便所の異臭からも解放されました。それがとても都会的なイメージとして「団地族」ということばも生まれました。我が家族もまた、横浜にある公団住宅の4階、2DKの部屋

        • #01 文章を書くのは楽しい?

          小学2、3年のころだったかなあ。国語の授業で「雨」という題で作文を書くことになりました。折しも外はしのつく雨。校庭のあちこちに茶色い水たまりができていました。 僕はその景色を眺めながら、雨、雨、雨……と考えを巡らせます。が、何も出てこない。やがて降る雨とシンクロするように、頭の中に乳白色の靄(もや)がかかり思考停止。雨を見つめる目も鉛筆を握った手も固まってしまいました。やがて耳がぽーっと熱くなり、眠気を催す始末。 好きなことを書くって どういうこと? 「好きなことを書け

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