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リニューアルオープンして1ヶ月が過ぎました

昨年の閉店ではご心配をかけ、この度の再開で期待をして下さっていたファンの方々やお取引事業所の方々には、新たなマジェルカの運営はどうなのか、きっと気にかけて下さっている方も多くいらっしゃのではないかと思っているので、ここでそのあたりのお話を少しさせて頂きます。

新たな2本の柱

まずは、今回の マジェルカリニューアルオープン=マジェルカ再生計画 の上で立てた新たな2本の柱が、”マンスリーサポーター制度”とこれまでショップとしていた”1階をレンタルスペースとして運用する”というものでした。

これらは、マジェルカの(活動としての)根幹である”作業所製品を販売するショップ(とオンラインショップ)運営”が、それ自体の収益で成り立たせる事がもはや出来ないという事実の中(もちろん全てが外部要因からだとは考えていませんが)で、それでもショップを続けたいが為の収益源として立てたもの、いわばショップを維持し続けるための手段として立てたものでした。

では、それらの手段が生んだ結果は。

マンスリーサポーター制度に関して

これは、今日現在で約140名以上もの方にご登録を頂くことが出来ました。
マジェルカの再建の目安として立てた目標数もクリアしました。

これだけ多くの方々がマジェルカを支えようと、具体的なアクションを起こして下さったという事には心から感謝しています。
そして、その結果、毎月20万円以上という決して少なくない支援が毎月見込めるという、私たちが期待した以上の効果を生み出し、これは正しかった判断だと考えています。

マジェルカにとってマンスリーサポーターを募るということは、

自分たちの営業努力に頼ったままでは活動や場所を成り立たせられない

活動や場所を閉じる

ではなく

活動や場所を継続させる

マジェルカにその価値があると認めてくれる方々から、そのために必要な支援を積極的に取り入れる

という方向へはっきりと転換をしたものでした。

そして、決して金額だけではない心理的な面でも大きな支えも得られたと考えています。

1階をレンタルスペースとして運用を開始して

これは、元々1階でマジェルカ店舗を営業し、地下をレンタルスペースとして運用していたものを、上下階で逆転させたもの。
それによって目指したのは、収益が上げられない作業所製品を販売するショップを地下に移し、その分、より高い料金設定で1階をレンタルする事で全体での収益を高めるという事。
そこには、正直今でも複雑な思いはあります。
また、思うように利用が埋まらなければ、スペースを無駄にしながら賃料負担だけは今まで通り発生するというリスクも抱えたチャレンジでもありました。

結果から言うと、今の時点では順調です。
1月に入ってからは、連日お問合せやご予約が入るようになりました。
まだ始めて長くはないので、遠い先の予約まで多くは入っていませんが、直近の3〜5月は週末を中心にほぼ埋まり、賃料を既に十分カバーできる月もあります。
結果的には正しい判断だったと考えています。

今後は、1階スペースを単なる収益源としてだけにとどまらず、マジェルカの活動や地下のショップとも相乗効果を産みだせるような運用が出来ればと漠然とですが考えています。


以上のように、マジェルカの再生計画のための2つの柱はお陰様で順調にスタートをしました。

それでは、肝心の、元々のマジェルカ自体の営業活動はどうだったでしょうか。

地下のショップは試行錯誤

以前の1階を知っている方方々からも評価は悪くなく、地下になったことで心配していた暗さや狭さというのはあまり感じずに楽しんで頂けているようです。

入り口が建物脇の小さな扉から地下に降りるようになったことで一見の来客はかなり減った分、知って来て下さる方の割合が増えました。
一番の懸念は、それによって売り上げがどこまで落ちるのかでしたが、1ヶ月過ぎてみたところ、思っていた以上の落ち込みは大きくはありませんでした。
ただし、比較対象とした昨年の1階店舗売り上げ自体が、それまでに比べ既にかなり落ち込んでいたという点は付け加える必要があります。
また、リニューアルオープンという事で、来て下さった方が通常月よりは多かったであろうこと、また、2月から週休2日にしたこと(人手の問題から)等々を考慮すると、これ以降がこのリニューアルオープン後の1ヶ月と同じように推移するとは考えにくく厳しい目で見ています。

何よりも、来て下さる方が増えるようにしていく事が課題だと考え、来たいと思ってもらえるような仕掛け作りの試行錯誤を繰り返していく必要を強く感じています。

オンラインショップのこれからにどうぞご期待ください

店舗と同じタイミングで一旦全面閉鎖をしてしまったオンラインショップでしたが、実店舗のオープンを優先せざるを得なかったため、元のような充実したボリュームのショップに戻すまでにはイメの時点でもまだ追いついていません。

期待して待って下さっている方には大変申し訳なく思っています。

そして、当然売り上げの回復もまだほとんどできていません。

急ぎ沢山の製品を掲載することで売り上げを回復させたいと思う反面、作り手の様子や製品の魅力が以前よりも伝わる充実したサイトにしたいと考え、むしろ以前よりも1ページ1ページに手間をかけています。

そうやってお客様にも作り手にも喜んででもらえるような売り方、見せ方にこだわる事が、今までもそうであったように、きっとマジェルカを支えてくれる結果に繋がると信じて作業しています。
どうぞご期待ください。


ここまで1ヶ月営業しての状況をお伝えしましたが、本来の店舗とオンラインショップがまだまだ苦戦してはいますし、単純にこの4本の活動だけではない業務も多々ありますが、新たな2本の柱が順調な事で、一度は完全閉店を考えたマジェルカでしたが、今後の可能性は以前よりも高まったと考えています。

まだまだ息がつけない状況は続きそうですが、どうか引き続き、または改めてこれからのマジェルカを応援して頂けると嬉しく思います。

マジェルカ代表 藤本

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