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べっぴんさん 語源 検索

「べっぴんさん、べっぴんさん、一つ飛ばして――」

漫才において鉄板、今となってはもう化石のようなこのフレーズ、これが今僕の中でホットワードとなっている。
このマイブーム、今までの傾向から鑑みて、あと1週間は続くだろうと予想される。
『べっぴんさん』という語感が良過ぎるからだ。
これだけで茶碗5杯はイケる。

ところでこの『べっぴんさん』とは何なのだろう。
前後の接続から『容姿の優れた女性』をさしているのは分かるが、字面からはそのイメージが伝わってこない。どうみてもひょうきん寄りだろう。
『ーっぴん』のところとか特に。
ということで調べてみた。

べっぴんは、「普通の品物と違う」「特別によい品物」の意味として使われていた語で、江戸時代の歌舞伎脚本にも「別品」の表記が見られる。
本来「別品」は品物だけをさす言葉であったが、優れた人物も意味するようになり、女性に限らず男性にも用いられた。
やがて、べっぴんは女性の容姿のみをさすようになり、それに伴い、高貴な女性を意味する「嬪」が当てられ、「別嬪」とも書かれるようになった。
明治初期には、美人を意味する「べっぴん」は主に「別嬪」が多く用いられた。
                      ――「語源由来辞典」より

なるほど、「べっぴん」は元々「別品」と書いたらしい。
「別品」と聞けば大分理解しやすい。

ここからは完全に僕の感想だが、「普通の品物と違う」=「特別に良い」の図式が成り立ってるのが大変良いと思う。
現代社会においてマイノリティは淘汰されがちだからだ。
もしかしたら江戸時代などの近現代の方が「みんな違ってみんな良い」の精神が宿っていたのかもしれない。
身分制度がキッチリしていた分、その中で互いの個性を認め合える文化が成り立ってたのかもしれないな、と。


何故女性の容姿のみをさすようになったのか等、引っかかるところはあるが調べても出てこなかった為、割愛。
気になる方は自分で調べてほしい。これは僕の備忘録でしかないのだからそこまで期待しないでほしい。甘えるんじゃない。
なんで急にキレ出したのこの人。怖。

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