見出し画像

まいたけの私的なコロナの記録 2020

まいたけです。私はかわいい。

まいたけの、まいたけによる、未来のまいたけのための、ごく私的な記録。

1月
この頃はまだ「中国大変だな~」くらいの感覚。
12月中は海外の会社の提案プレゼンも、日本でF2Fでやってもらっていた。

2月頭
ダイヤモンドプリンセスのニュース一色。
知人の知人が乗船されているとのこと、降りられない辛さに同情しつつ、陸に持ち込むのだけは避けてもらえたら…と思う気持ちもあった。
その後、屋形船に乗っていたタクシー運転手さんの感染判明と聞き、一気に緊張感が高まる。
屋形船発着するエリアは割と近所であるし。

2月下旬
客先が「基本は在宅勤務」モードに切り替え。
はじめのうちは、日本チームは会議室に集まって海外とのビデオ会議に参加していたが、集まったからといって自分の発言の内容が変わるわけではないと気付き、完全在宅勤務に切り替え。

リモートワーク開始3日で、さみしくてしんどくなる。うさぎか。
ちょっとした雑談がないのが意外と堪える。

3月上旬
さみしすぎて、仲の良いお客さんとオンライン雑談会をはじめる。

3月中旬
ずっと自宅にいるということがしんどくなり、1週間くらいホテル暮らしできないか、検索しまくる。
できることなら東京を離れたかったが、突然出社要請されるかもしれないので、近場を探す。
新高輪のグランドプリンスとかかな~と思いながら、
検索しているうちに、どうせならいい机といい椅子がある部屋がいい!と贅沢嗜好が高まり、新宿のヒルトンとかハイアットリージェンシーとか眺めまくる。結局予約せず。

3月下旬
どこにも出かけられない日常に耐えきれず、3連休で旅に出る。皆の気のゆるみで感染が増加したといわれるあの3連休。この件で、私の感覚は相当フツーだと実感(良い意味)。
どこに行ったらいいか思いつかなかったので、ソクタビというサービスを使ってみた。軽井沢だった。
レンタサイクル借りて走りまくる。
エンドユーザの業績悪化でプロジェクトが止まるかもとの話を受けていたので、のんびりしつつ、CVを書く。

4月
プロジェクトが止まると決定。再始動に向けた店じまいをし、別のプロジェクトへ移ることへ。
仕事を継続いただけたのはありがたい、のだが、正直ここからが苦難のはじまり。
なぜか、一緒に移った人と共に敵対視される(今でも)。
リモートのせいにはしたくないが、今までのコミュニケーション技を使えず、苦戦(今でも)。
人間関係が既に出来上がっているところに、完全リモートで途中参画するのは、相手が協力的でないと難しいと痛感。

緊急事態宣言発令。

5月
腹立たしいことが多くあんまり覚えてない…。
プロジェクトがうまくいくかは、突き詰めれば、ヒトだと思う。

この頃はまだ参画したてということもあり、ビデオ会議はできるだけカメラオン。
化粧しないと顔色が悪く見えるので毎日ちゃんと化粧していた。

6月
緊急事態宣言も過ぎ、少しずつ遊びに出るように。
といっても、マスクしながらとか、食べる前にはきっちり手を洗うとか、厳戒態勢。

7月
仕事がフルリモートなのはすっかり慣れた。
あんなにさみしくて死にそうだったのに、なかなか順応力すごいんじゃない?(自画自賛)
仕事の合間に洗濯物干したり食器洗ったりできるの最高…!

夏場、化繊のパンツをはいて仕事していたら、脚がめちゃくちゃかゆくなり、荒れる。
上半身だけきちんとして、下半身はコットンの寝間着パンツでリモートワーク、が常態化する。

8月
エンドユーザの暴言に耐え切れず抗議する。
黙ってるからといってなめんじゃないよ。
その反動か、毎週末遊びに出掛ける。
暑かった夏の日々。休日はいい思い出ばかり。

9月
フェーズの切れ目で一区切り、のはずが、まだ締まってない。
部外者は口は出しませんけれどもね、私が別の会社の一員としてプロジェクトに参画していたら、この客の案件は二度と受けないね。

10月
体制変更。新メンバーのため数日出社。どうやら週2日くらい出社にしてコミュニケーションを円滑にしたいとか、スピード持って進めたいという意図があったようだけれど、すぐに新メンバーとは「リモートで問題ないですね」となった。
困ったこととか聞きたいことがあればチャットで連絡し、ビデオ会議すればよい。近くにいるとさっと聞けるかと思ったが、結局ソーシャルディスタンスでちょっと離れて座っているし、声をかけようとしたときに、忙しそうかな?とか今別のビデオ会議中かな?とか休憩に行こうとしているかな?とか、逆に気をつかってためらってしまったりした。むしろ見えないほうが、遠慮なく「今時間ありますか?」と言えてよい。

相手が何やっているかわからないとか、遊んでるんじゃないかとか、そういう不信感があると目の届くところに置きたいのだろうけれど、そこに信頼があれば、十分リモートでやっていける。

デフォルトの姿勢が「信頼する/協力的である」でないと、つらみ。

このころから、自分は基本聞いてるだけのミーティングはビデオオンにしないことが増えた。そして化粧もだんだんしなくなった。
化粧していない状態でビデオオンにするのも抵抗はなくなった。
今までの常識って何だったんだろう。

久々、数日出社した感想。
・ヒールの靴、気分はしゃっきりするが、足が痛い
・仕事用の服が久しぶりすぎて、どんなものを持っていたか忘れている
・ストッキングが親指のところ破れる気持ち悪さを久々に体験
・髪の毛 後ろまでちゃんとセットするのがめんどい
・意外と電車が混んでいる。みんな結構出勤してるのね・・・

11月
前職の仲間とモーニング会したり、古い友人と恒例のアフタヌーンティーに行ったり。神宮外苑のいちょう並木を見にチャリで走ったり。
ものすごく「もう旅に出ないと無理!」となり飛行機に乗る国内旅行を決めるも、出発日が近付くにつれ感染者数激増、Go to トラベルも適用対象外となってしまい、泣く泣くキャンセル。
代わりに車を借りて、近場の温泉地へ。こちらはギリギリGo to トラベル対象のままでいけた。気をつけながら久々の休暇を堪能。

12月
人間ドック受診。休みまあまあ取ったし、25日で仕事納めたのに、勤務時間は基準時間超え。おかしいな。
一回デパ地下行ってみたらすごい人。結構人出てるんだな。

イギリスから突然変異型が入ってきたなど、また物騒な感じになってきたが、母を連れて車を借りてお墓参りには行った。
これまでだったら自粛したと思う。
コロナ慣れしているつもりはないが、どこまで自分の生活を犠牲にするかを考えた時、多少リスクを取っても良いのではと思うようになってきている。

今我慢すれば将来いいことがある、と素直に思えず、今を大事にしないでどうする!という気持ち。

私がこう思っているくらいなので、みんなそういうモードになってきているんだと思う。
オオカミ少年の壮大な社会実験みたいな感じだな。

総括

・新しい働き方は、一瞬戸惑うが、慣れる。
・リモートでうまくやるには、ベースに「信頼と協力」がないと難しい。
・「今までの常識」は、実は制約でなかった。「当たり前」にとらわれるのはやめよう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?