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「移籍したないねん!」エヴェッサキャプテン・合田怜が“大阪愛”を語る
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「移籍したないねん!」エヴェッサキャプテン・合田怜が“大阪愛”を語る

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<トップ写真提供:©OSAKA EVESSA>


「舞洲Voice」では、3つのプロチームが拠点を置く舞洲ならではのインタビュー記事をお届け。「#舞洲での思い出」と題し、舞洲で長くプレーする選手にお話を伺います。

今回登場するのは、B.LEAGUE所属・大阪エヴェッサのキャプテン合田怜選手です。合田選手は西宮ストークスを経て(アーリーエントリー制度により大学在学中から所属)、大阪学院大学卒業後の2016年に大阪エヴェッサへ加入。以降、一度も移籍することなく地元・大阪でプレーし続け、2020年からはキャプテンとしてチームを牽引。同年、大阪観光大使にも就任しています。

舞洲での思い出や大阪愛、キャプテンとしてのチームへの思いを伺いました。さらにインタビュー当日、合田選手は大阪市立大開小学校でゲストティーチャーとして授業を実施。その様子もお届けします。

恥ずかしさもあった1,000得点達成。

ー舞洲で最も印象に残ってる試合について教えてください。

B1通算1,000得点を達成した試合(2022年4月3日リーグ第28節 大阪エヴェッサVS三遠ネオフェニックス)です。

昔の試合はあまり覚えていないんですよね。デビュー戦も、あっという間に終わってしまいました(笑)。

ー1,000得点を達成して、どういった気持ちでしたか?

嬉しかった一方、達成した直後は恥ずかしさもありました。もっと早くに達成する選手が多いなかで、僕は6シーズンもかかってしまいましたからね。

もともと「1,000得点」への強いこだわりはありませんでした。恥ずかしいので、できればホームで取りたくないなと思いつつ......そういう時に限ってホームで達成してしまうんです。


“プロのあり方”を見せられる存在に

ー2020年からキャプテンに就任し、ご自身の中で変化を感じられている部分はありますか?

「大阪エヴェッサ」全体を客観的に捉えられるようになりました。

チーム在籍歴最長になり、バスケ以外のお仕事をいただく機会が増えています。このインタビューもその一つ。プレーしているだけでいいわけではありません。プロアスリートには、競技以外にもやるべきことがたくさんあると気づきました。

ー周囲から、この2年で変わったと言われることはありますか?

「大人になった」と言われます。個人的には以前から大人だったと思うのですが......(笑)。周りから見ても、落ち着いてきたのだと思います。

ーチームの中では、どういった存在であろうと意識していますか?

いい姿を後輩たちに見せたいです。ルーキーの選手たちは、右も左もわからないままプロとして入団してきます。部活の延長線上の気持ちで、プロ意識が低い選手も多い。僕自身もそうでしたが、若い時は「バスケが好きだから、やっている」くらいの感覚でいてしまうんです。

でも、実際は生活がかかっている仕事です。長くこの世界にいて、ようやく僕もプロ意識が強くなってきました。後輩たちには、シビアな世界であることを伝える必要があると感じています。

とはいえ、意識させすぎてガチガチになってしまうのもよくありません。バランスは考えるようにしています。

ー合田選手も大学卒業直後にプロの世界へ入られました。当時、背中を追っていた先輩はいらっしゃったのですか?

西宮ストークス時代から一緒にプレーしていた、根來(ねごろ)新之助選手です。プロとしてのあり方、バスケに取り組む姿勢を学ばせていただきました。


「どんなに良い条件のオファーがあっても、大阪に残りたい」

ー2020年9月からは、大阪観光大使に就任されましたね。

まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので、嬉しかったです。自分に何ができるかはわからないけど、チャレンジの気持ちもあって就任させていただきました。ただ、ちょうどコロナ禍になってしまって、あまり活動できていないのが残念です。

ー生まれも育ちも、今も大阪。やはり愛着があるのでしょうか?

大阪、めちゃくちゃ好きです。移籍したくありません。どれほど他のチームが良い条件を提示したとしても、大阪には金額では得られない価値があります。

家族をはじめ、僕の人生に関わる方々に、いちばん喜んでもらえるのが大阪でプレーすること。エヴェッサにいれば、試合を見に来てもらいやすいですし、街中のポスターを見て「教え子やねん」と自慢できます。ちょっとしたことですが、大事にしたい部分です。

ー大阪観光大使の就任コメントで、「大阪らしい、下町の良いところを発信していきたい」とおっしゃっていました。

僕自身、駒川商店街(大阪市東住吉区)近くで生まれ育ちました。絵に描いたような下町感のある場所なんです。昔、友達の実家が営んでいるうどん屋さんでお小遣い稼ぎをしていたこともありましたね。今でも、歩いていたら知り合いのおばちゃんが声を掛けてくれます。
今は跡継ぎがいなかったり高齢化が進んでいたりして、閉まっているお店も多いです。思い出がたくさん詰まった場所なので、もっと活気づいてほしいです。

ー大阪の魅力で、他に伝えたいところはありますか?

大きい都市にもかかわらず、人と人の距離が近く、親しみがあります。大阪で2、3年もプレーすれば、地元の方々ががっつり応援してくれると思います。

ー新加入の外国籍選手を案内したい場所はありますか?

強いていうなら“大阪っぽい”道頓堀ですかね。

ただ、みんな連れていかなくても勝手に行きますし、僕より詳しく知っています(笑)。以前、ジョシュ・ハレルソン選手(現所属:サンロッカーズ渋谷)には「このお店が良いから行こう」と連れていかれたことがあります。

ーもし大阪以外でプレーするなら、どこがいいですか?

やはり関西がいいです。標準語が得意ではないのと、寒い場所が嫌いなので必然的に西の方になりますね。

パッと思い当たるのは、祖父の出身地でもある香川県。僕の苗字と同じ「合田」さんが多いんです。祖父のお墓参りに行ったときも、合田家のお墓が多くて「どれがうちのや?」となりました。香川に行けば、たくさんの合田さんたちが歓迎してくれるかなと(笑)。


将来は、指導者も視野に

ー舞洲プロジェクトといえば、プロ3球団が集まっているのが特色です。オリックス・バファローズやセレッソ大阪の選手とやりたいことはありますか?

選手同士で対談したいです。野球とサッカーの世界は全く知りません。リーグやチームのこと、待遇、体づくりやコンディショニングについて意見交換をしてみたいです。選手自身の勉強になりますし、コンテンツとしてもおもしろいと思います。

ー具体的にどのようなことを聞いてみたいですか?

普段どのような練習をしているのか聞いてみたいです。サッカーは常に走っていて、バスケと似た競技特性があります。一方で、野球は役割がはっきりと分かれていますよね。ポジションごとにどういった違いがあるのか、チームの雰囲気なども気になります。将来は指導者にも興味があるので、それぞれの競技でどのようなチーム作りが実践されているのか教えてもらいたいです。

ー最後に、来シーズンへ向けての意気込みをお願いします。

昨シーズンは、しんどいシーズンのまま終わってしまいました。そろそろストレスが発散できるよう、勝って、舞洲を盛り上げます!


合田選手が大阪市立大開小学校で授業を実施!

取材当日の2022年6月14日(火)、合田選手は大阪市立大開小学校でゲストティーチャーとして授業を実施しました。対象は小学校6年生2クラス(58名)。2時間目と3時間目にかけて、実技指導が行なわれました。



まずは大阪エヴェッサスクール事業部・澤井伸男コーチの指導により、アップを開始。「失敗しても大丈夫!」という澤井コーチの掛け声のもと、生徒は普段と異なるアップに挑戦していました。

アップが終わると、早速ボールを使った動きへ。ペアになり、手で示された数字を読んだりじゃんけんをしたりしながらドリブルの練習をしました。合田選手も自ら、ドリブルを披露!

生徒の前でドリブルを実践する合田選手

ドリブルの練習をする生徒たち


少し休憩を挟んで、シュート練習へ。合田選手もスリーポイントシュートを披露し、見事2回の授業とも一発で成功!

最後はグループごとに1分間のシュート成功回数を競うゲームを実施。ひとつでも多くのシュートを決めようと、懸命にプレーする生徒の姿が印象的でした。

シュート練習の様子
生徒に指導する合田選手


実技指導後には、合田選手への質問コーナーが設けられました。身長やバスケを始めた年齢など合田選手自身に関するものから、目標やモチベーションに関する質問も飛び交いました。

「バスケで、いちばん難しいことは?」という質問に対しては「スリーポイントシュートかな。毎日練習して、少しでも入るようにしています」と回答。

「モチベーションは何ですか?」と聞かれると「ずっと大阪で育ててもらったので、大阪エヴェッサで活躍して大阪を盛り上げたいです!」と。目標は「大阪エヴェッサで日本一になること」。終始、チームへの熱い思いを感じました。


最後に、合田選手から生徒へメッセージを送り、本イベントは終了しました。

「みなさんは勉強、習い事、遊びと、忙しい毎日を過ごしていると思います。その中でも、全てを全力で楽しんでほしいです。嫌だな、やりたくないなと思うことがあっても、しっかりやる時にやれば、いい大人になれると思います。頑張ってください!」


イベント後、合田選手はこのようにコメントしていました。

「短い時間でしたが、とても楽しかったです。自分が小学生だったころを思い出しました。

当時、セレッソ大阪の森島寛晃さん(現・株式会社セレッソ大阪代表取締役社長)が僕の小学校を訪問してくれたんです。サッカーはあまり知らなかったのですが、ちゃんと記憶に残っています。同じように、僕も子どもたちの記憶に残る時間を作れたら嬉しいです。プロ選手というより、“大阪のお兄ちゃん”くらいの近さで感じてもらいたいですね」


バスケットボール未経験者がほとんどだった、今回の実技指導。上手くできなくても、果敢に挑戦し楽しんでいる生徒の姿に、見ていて元気をもらいました。大阪愛に溢れる合田選手を起点として、バスケットボールの楽しさを知り、大阪エヴェッサを応援する子どもたちが一人でも多く増えることを願ってやみません。


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