お金がないGoogleとAIと次世代インターネットの夜明け
Googleが「Googleドメイン」を売却してしまった。
Googleドメインはめちゃ儲かるサービスとはいえないまでも、開発費/維持費は殆どかからないので、赤字にもならない「縁の下サービス」だったと思います。
それを今売却したのは、恐らくChatGPTの対抗馬として、株主にケツ蹴られてリリースした「bird」の大コケ🟰超赤字の補填と思われます。
どんな巨大サービスでも、市場価値と「今すぐ使えるキャッシュがあるか」は別の話し。
巨大サービスになればなるほど「水面下の金」ばかり増えて「すぐ動かせるお金」は減っていく。
Googleドメインレベルのサービスを切ったということは、ケツの炎は相当なものなんでしょう。
しかしbirdを立て直す間も無く「検索エンジンの完全オワコン化」「ググるが死語になる日」はガムシャラな速さで近づいてくる。
諸行無常。
現在の検索エンジンは
「素人が 堤防から釣竿垂らして お目当ての1匹を釣り上げる」レベルの無理ゲーと化しています。
検索結果は「メタクソ化」を極めている。
しかもこれからアフィブログをはじめ《AI生成ゴミサイト》が津波のように押し寄せるので、メタクソのクソ度たるや「菜箸で肥溜めの中のBB弾を探す」レベルになります。
GAFAの中で安泰なのは実はAppleだけ。
Googleも、Amazonも、Facebookも
時代の王座は急速にヒビ割れている。
これらは「数/データ量」に価値を置いてきた情報サービスです。
「数/データ量のサービス」は表示順を上げるための課金システム、コスいSEO、アフィ広告、サクラ問題がつきもの。
データを利用するには「汚れた箱」に手を突っ込まなくてはならないジレンマ。
玉石混交の割合が酷い。ヒドくなりすぎた。
インターネットの普及、スマホの普及、SNSの普及…
サービスが成熟するに従って高度資本主義の風に煽られ、社内/ユーザーともにメタクソ化する運命。
いまその「運命の果て」に至ったわけです。
「情報化社会」は平成のサービス。
そして情報量のエントロピーは限界に達して
現在「情報最適化」のフェーズに移行してる訳です。
彼女たちが90年代中頃には消滅したように
インターネットもようやく旧世代の引きずりを完全に終わらせ、次世代がスタンダードになろうとしています。
「平成を引きずってる令和」から
「本当の令和がはじまる」のです
パーソナライズされた、
各個人に最適化された情報を
AIが適宜クリティカルに抽出し整える。
情報は「探す」のではなく
「求めて選ぶ」だけでいい
AIは僻地のような海流からでも、海の底からでも、易々と最適な情報を見つけ出す。「私」のためだけに。
人はそんなAIに選ばれる、完璧なマッチングに紐づけられる「素晴らしい仕事」をすればよくなります。広告不要。在庫不要。
数で物を言わす社会から
完全なる質重視の社会へ
使い捨ての乾電池から
人として生きられる社会へ
皆が憧れたビッグ・テックは「回ってる間は巨大」に見えますが、巨大化するほどランニングコストも高まるので、少しでも数が減れば空中分解する諸さも抱えていました。
物言う株主。のし掛かる人件費。やりたくない仕事。愛も情熱もない車輪の空回り。
栄華を極めている時は永遠の存在に思えますが
終わる時は一瞬です。
一つの時代の終わり、一つのシステムの終焉を
最前席でどうぞ。
人々の生き方も変わってきます。
「数が揃わなきゃ成り立たない、自転車操業の巨大事業」より「身の丈商売/家業」がクローズアップされるようになっていくでしょう。
巨大化はメリットよりリスクが目立つ。
ビッグになることに誰も憧れなくなる。
AIによって「選ばれる基準」が根本から変わり、社会システムも、そこからの逆算で規定される人々の精神も、大いに健全化していくと私は予想します。強くそう思います。
【3行まとめ】
1️⃣Googleオワタ
2️⃣インターネット次世代へ
3️⃣AIは人類を救う
自然栽培・オーガニック食品の生産者に還元します