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猫トイレの種類と選び方

🔁システムトイレ

近年もっとも主流な猫トイレ。

トレーが上下シバーシブルだと『特定の場所でおしっこする子』にも満遍なくペットシーツを使わせることができます。シーツは2重に敷くとなお安心。

猫1匹だと、週1でペットシーツ交換、2週間に1回シリカゲルボールを追加すれば十分。

💡『ニャンとも清潔トイレ』と『デオトイレ』が有名。両方使いましたが、ニャンともはトレイが大きく犬用シーツが余裕をもって収まりストレスフリーです。掃除しやすいオープンタイプがおすすめ。

❤️メリット

・スノコとトレーが分離しているのでウンチと尿を分けることができる
・猫が排泄物を踏んでしまうリスクが低く衛生的
・面倒な砂の買い出しが減る
・大粒タイプのシリカゲルボールは散らかすことがない
※固まる砂より価格が高いものの、交換時期が長いので実際は低コスト
※浅めにひけばいいので、ウンチを見失うことなくサッと掃除できる

💔デメリット

・尿がかかるスノコにニオイがつく
・スノコ・トレー・本体と分かれるタイプは形状が複雑で洗浄が面倒
・猫用のシステムトイレ用シートが非常に高価(リーズナブルな犬用を)
・トレーの形状によっては犬用シートがはみ出して上手く収まらない
・大粒タイプの砂は稀にオモチャにしてしまう子がいる
・細かい砂はザルを通り抜けてしまい、固まる砂はザルを詰まらせる

🐤オマル型

昭和から変わらない元祖猫トイレ。すべてはココより始まる。

❤️メリット

・殆どの猫が迷わず使ってくれる
・どんな砂でも使うことができる
・洗浄(丸洗い)がラク
・本体が安い
・いろいろな大きさ、デザインがある
・砂を入れる→捨てるというシンプルさ

💔デメリット

・砂を床に散らかす
・砂を多く入れるので排泄物が埋没して見つけづらい
・排泄物を猫が踏みやすい
・消臭が砂頼みなので、砂が全体的に汚れてくると臭う
・砂の消費が激しいので買い出しが大変(通販がオススメ)

🧹散らかし防止トイレ

スノコつきの足踏みコーナーが設けられているタイプ、バケツのように上からスッポリと入るタイプなど。

❤️メリット

・床に散らかす砂の量が減る
・砂の誤飲が減る

💔デメリット

・散らかる量は減っても完全ではない
・和式トイレ風はウンチを外してスノコにのせるリスクあり
・砂が見えないのでトイレだと認識されず使ってくれない可能性あり

🚮使い捨てトイレ

お菓子トレーのような薄いプラ素材、エコバッグのようなポリエステル製が主流。

❤️メリット

・本体が汚れた際、洗浄せず捨てるだけなので衛生的
・旅行、帰省、引越し、災害時の避難所での簡易トイレに最適
・折り畳めるので普通の可燃ゴミとして出せる

💔デメリット

・ランニングコストが高い
・軽量なのでひっくり返す可能性

⚡️電動型

自動クリーニング機能がついた家電猫トイレ。アメリカなど大きな家で使われているイメージ。

❤️メリット

・ダストボックスに集積された排泄物を片付けるだけ(ラク)
・非日常感がある

💔デメリット

・5〜10万円以上と非常に高価
・電源がいるのでコンセントの近くしか置けない
・特殊な外見なので使ってくれない可能性
・稼働音がうるさい
・機種によっては途中で猫が閉じ込められ窒息死した事故あり
・床に砂を散らかす問題は解決せず
・下痢ウンチをすると悲惨なことに
・停電・災害時は運転しない
・壊れた時の修理・廃棄が大変
・硬くかたまる鉱石砂しか使えない
・集積ボックスにビニールなどかけないと不衛生に
・本体の洗浄が非常に難しい

⚙半自動クリーニングトイレ

電動トイレの電動部分を手動にしたもの。空中にあるのが特徴的。

❤️メリット

・保護猫シェルターなど相当頻繁に掃除をする環境なら時短になる

💔デメリット

・ジャンプして出入りするので、子猫やシニアは使えない
・スノコの目が粗いので取り逃がしがでる
・スノコ自体、本体の洗浄が大変
・床に砂を散らかす問題は解決せず

📲IOT猫トイレ

猫の排泄データを記録し、スマートフォンに自動転送。排泄量・頻度・体重・滞在時間などから、健康維持・管理をサポートしてくれる最新トイレ。

❤️メリット

・子猫やシニア猫など、健康に気を配ることができる
・多頭飼いでも、それぞれの猫の排泄・体重を管理できる

💔デメリット

・初期投資が高い
・電源が必要(停電しても普通のトイレとしては使用可能)
・『toletta』はシリカゲルボールしか使えない
・『ペットケアモニター』は月額サービスへの加入が必須
・『ペットケアモニター』は専用の砂&シートを使わなければいけない

👀デザイン重視トイレ

猫トイレはどこに置いても存在感を主張するのが困り物。
インテリアを気にする場合はデザイン重視で選ぶのもあり。

一昔前は安っぽいカラーが多かったものの、最近はアースカラー・モノトーン系のモダンデザインも増えています。

✅選ぶポイント

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🐱猫のライフステージ・体型

子猫・シニアなら『入り口の高さが低く出入りしやすいもの』にします。
(手足が不自由な子、療養中の子も同様)

ノルウェイジャン・メインクーンなどの大型猫は、普通サイズでは手狭で溢しがち。大型猫用のLサイズトイレが必要です。

🐾トイレの使い方

サッとすませて埋めない、執拗にかき混ぜる、ものすごい勢いで砂をかく、出た時に砂を散らかす、ドアがあると入らない、ギリギリ端っこでする・・・

猫の性格によって、トイレの使い方はさまざま。こればっかりはトライ&エラーを繰り返すしかありません。猫がトイレに入って出るまで、じっくり観察しましょう。

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🧤飼い主が何を求めるか

通常はシステム型がオススメ。
『砂・ペットシーツと分かれているのが逆に面倒、砂をザーっと入れ替えて終わりにしたい!』という場合はオマル型がオススメ。

排泄物を隠したい、散らかし防止なら屋根付き。掃除しやすさなら屋根なし。優先するものによって最適な形状がかわります。

💡屋根があってもなくてもニオイはあまり変わりません

🙂あとがき

トイレ一つとっても色々な選び方がありますね〜
猫砂についても書きたかったのですが、長くなるので別記事にすることにしました。

いいウンチ、いいオシッコは健康の基盤!
トイレのあとはい〜っぱい褒めてあげるといいですよ♪

🐾🐾🐾

当マガジンでは『猫飼育の超基本』をリスト形式で掲載していきます。
あくまでマニュアル・実用的な内容なので、エモい部分はありません。

🐾🐾🐾

『うちはこのトイレ使ってるよ〜!』『このトイレはダメだった!』など是非コメント欄にお願いいたします。

🐾🐾🐾

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