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猫砂の種類と選び方

💎鉱石(ベントナイト)

もっとも古くからある猫砂。セメントの粒のような見た目。

❤️メリット

・どこでも手に入る(コンビニにもある)
・安い
・自然の砂に近い感触

💔デメリット

・継ぎ足す時、砂をかく際に有害な粉塵が出る(吸い込む可能性)
※粉塵有害性レベルはアスベストの次ランク
・細かいのでグルーミングで食べてしまう可能性が高い
・重いので買う・捨てるのが大変
・かなり広範囲に散らかす
・ベトベトした微粒子がトイレ本体を汚す
・汚れた砂・汚れてない砂が混じってしまう
・埋もれたウンチが見つけにくい
・フードや飲み水のボールから遠く離す必要がある

🧻再生紙パルプ

鉱物系に並びオーソドックスな砂。緩衝材のような見た目。

❤️メリット

どこでも手に入る(コンビニにもある)
安い
軽いので買う・捨てるのがラク
見た目がキレイ

💔デメリット

色がかわるので汚れたものだけ除去しやすい
白いので血尿を発見しやすい
割とすぐなくなるのでランニングコストは高め
鉱石系ほどではないが散らかる

🌳おから・ウッドチップ

10年前くらいから出はじめた比較的新しい砂。
おしっこを吸うと粉々になるものタイプ、ならないタイプがある。

❤️メリット

・砂自体がいい匂いがする
・見た目がキレイ
・消臭力が高い
・おからは軽い
・粉塵がでにくい

💔デメリット

・吸水すると粉末状態になるので回収しにくく、猫の肉球にも付着しやすい
・食べてしまう子がいる(犬と同居している家庭は特に注意)
※おからは防腐剤、保存料が使われている
※ウッドチップは撥水剤、接着剤が使われている
・おからは食品なので汚れると虫がわく
・コストがやや高い
・ウッドチップはやや重い
・鉱石系ほどではないが散らかる

⬜️シリカゲルサンド(不形状)

10年前くらいから出はじめた比較的新しい砂。お菓子などに入っている透明の粒々と同じもの。

❤️メリット

消臭力が(最初は)非常に高い
見た目が(最初は)キレイ

💔デメリット

・固まらないので、汚れた砂がどれなのかわかりにくい
・かなり汚れると黄色く変色するが、固まらないので丸替えするしかない
・細かい粒子をグルーミングで食べてしまう可能性がある
・コストが高い
・重いので買う・捨てるのが大変
・扱っていないお店も多い
・角張っていて硬いので感触は優しくない
・鉱石系ほどではないが散らかる(踏むとかなり痛い)

⚪️シリカゲルサンド(ボール)

システムトイレと共に誕生した最新式の砂。『ニャンとも清潔トイレ』や『デオトイレ』はトイレ本体に付属してくる場合も。

❤️メリット

・システムトイレに使うことができる
・固まらない(あまり汚れない)ので、交換頻度が少ない
・グルーミングでの誤食がほぼない
・コストは高いが交換頻度をふまえれば割安
・大玉タイプはまったく散らからないので床が衛生的
・砂が汚れないためか猫がトイレを嫌がらない
・見た目がキレイ

💔デメリット

・殆ど吸水しないのでシステムトイレ以外では使えない
・汚れが見てわからないので、定期的に丸替えしなくてはならない
・シリカボール自体の消臭力はさほどアテにならない
・おもちゃと勘違いして遊んでしまう子もいる
・小粒タイプは散らかる(踏むと痛い・掃除機で吸うとガラガラいう)

🐶ペットシーツについて

システムトイレにはペットシーツが必要ですが、メーカーが本体とセットで販売しているシリーズはめちゃくちゃ高い。
断然、犬用ペットシーツをおすすめします!!
(100枚1000円前後)

必ず『レギュラーサイズ』を購入してください。薄型・厚型がありますが『厚型』がおすすめ。ここはシステムトイレのトレイの形状によって最適解はかわります。

『ニャンとも清潔トイレ』はトレイが大きく、犬用シーツを2重にしてもすっぽり収まるのでストレスフリーです。

ペットシーツはスーパー、ホームセンター、ドラッグストアにも普通に売っていますが、嵩張るので通販もオススメ。

腐るものではなく、防災時の簡易トイレ(吸収剤)としても使えるので、沢山買っておいて損はないですよ。

👆システムトイレに使える砂は1種類だけ

システムトイレにパルプ、おから、ウッドチップを使っている方も多いようです。実際わたしも昔はそうしていましたが・・・
砂がスノコに詰まってめちゃ不衛生・クサくなるんですよ!!

システムトイレはシリカゲルサンド(ボール)一択。
溶けたり崩れたりしない砂じゃないと、スノコ洗浄がものすごく面倒です。

オススメは『アイリスオーヤマ ネコトイレ 脱臭大玉サンド』
スノコは汚れず、大玉なので肉球の間にも挟まりません。ほぼ100%散らかさないので、掃除ストレスから開放されます。

🧤お掃除の仕方

付属のスコップを使ってもいいですが、スコップ自体が汚れて不衛生になったり、細かい汚れは取りこぼすので我が家では使っていません。

オススメは、ビニール袋を手に装着して手掴み!
周囲の砂ごとグワっと掴んだら、そのままひっくり返して口を縛ってポイ。
コンビニ袋やスーパーの小袋でもいいですが、薄いものはニオイが漏れます。夏場は防臭袋を使うのもオススメ。

トイレのすぐ側に袋を置いておくと、気がついた時にすぐ掃除できます。

❌猫のウンチをトイレに流してはいけない

『トイレに流せる猫砂』は多く売っていますが、ウンチ入りの砂を丸ごと流してOKという意味ではありません。

猫のウンチは水に溶けないので詰まります。マンションでは下の階でウンチが逆流して大惨事が起きるというニュースもありました。ウンチは必ず可燃ゴミとして捨てましょう。

🚮猫トイレ本体の捨て方

古くなり、洗っても臭うようになったトイレは捨てましょう。
屋根なしなら不燃ゴミ。屋根あり、大きな製品はゴミ袋に入らないので粗大ゴミとして処理します。区や市のルールに従い、粗大ゴミシールを貼りましょう(一番安い300円が相場)

🙂あとがき

昔は鉱石 or パルプの2択でしたが、ここ20年でずいぶんと種類が増えましたよね〜。

オカラ以外はほぼ全部試してきましたが、うちは『ニャンとも清潔トイレ』+『アイリスオーヤマ ネコトイレ 脱臭大玉サンド』の組み合わせがファイナルアンサーです(2019/12 時点)

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当マガジンでは『猫飼育の超基本』をリスト形式で掲載していきます。
あくまでマニュアル・実用的な内容なので、エモい部分はありません。

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『うちはこの砂使ってるよ〜!』『この砂はダメだった!』など是非コメント欄にお願いいたします。

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