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第462話 寝言で大絶叫! 「助けて!」と叫ぶから、DV夫と誤解される可能性もゼロじゃないよね(書き直し集-その21)

※2020年4月に書いた記事の書き直しです


◆寝言での絶叫

深夜に、目が覚めてしまいました。

僕は少し寝ぼけていて、はじめは状況が良く飲み込めません。


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ゆかりちゃんの声で、目が覚めたようです。
ゆかりちゃんが、なにか「ムニャムニャ」と、寝言を呟いています。

耳をすませてみたなら、

「助けて…」

と聞こえました。

きっと怖い夢を見ているのです。
でも、「夢を見ている人に話しかけるのは良くない」と聞いたことがあります。

(さて、どうしたものか)と、考えました。

「助けて、助けて、助けて! 助けて~!!」

どんどん、ボリュームが大きくなって、

「助けて~~~!!!!!」


と、絶叫に変わりました。

もうこれは、四の五の考えてはいられません。
放っといたら、マンションの隣人たちが110番通報をしかねない、そんな大絶叫なのです。

「大丈夫?」

と、僕は、なるべく優しく、そっと声をかけます。

「僕がいるから安心して」と、肩にソッと手を置いて、小さな声で語りかけました。

悲鳴はすぐ止まり、

そして・・・、

ゆかりちゃんは、目覚めません・・・。

眠ったままなのです。
夢の中の危機は去ったのでしょう。スヤスヤと眠っています。

でも普通、こういうときって、
目覚めません?
目覚めますよね。

意外な展開に驚きながらも、忘れないようにと、僕はスマホにメモを残します。

きちんとメモを残しておけば、こうして記事に書けますし、
万が一、「助けて!」という悲鳴を聞いた隣人の通報で、僕がDV容疑などで警察に誤認逮捕されたときに、『無実を証明する記録』となるかもしれません。

枕もとのデジタル時計は、0:31でした。

* * *

翌朝、ゆかりちゃんに、以上の事実をごく簡単に伝えました。
僕としては、

① どんな夢を見ていたのか?
②「助けて」とは、どんな状況だったのか?
③ 僕が声をかけたとき、夢は、どのようになったのか?

などが気になって、詳しく知りたかったのです。

ゆかりちゃんは、

「全然、覚えてない」
「まった分からない」
「夢は見ていない」
「ほんとう?」
「じょーじの夢じゃない?」
「じょーじが、そういう夢を見たのよ~」

と連呼して、真面目に取り合ってはくれません。

出勤前の朝の忙しさもあって、この話は流れてしまいました。
こんなタイミングで、刑事がインターホンを鳴らしたりするのが、サスペンスドラマの定番です。

幸い、刑事は訪れませんでした。


◆以前もあった大絶叫

ゆかりちゃんの、寝言での大絶叫は2度目です。

少し前にも大絶叫がありました。
やはり、深夜でした。

1度目も面白かったので、近々記事に書きましょう。


僕は、そんな寝言の多いゆかりちゃんが、大好きなのです。




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