見出し画像

下支えしている「強さ」を探すクセを身に付けよう

僕は、
西野亮廣さんが運営する、オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』のメンバーです。

このサロンは、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。

月額980円のメルマガ、という感じですね。

西野さんの活動をいち早く知ることができて、かつ、活動の裏側や、活動の背景も知れます。

オンラインサロンですので、【サロン記事、公開NG】というルールがあります。
でも、もう1つ、
サロンの記事は、1年後なら公開OK】というルールもあるのです。

そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただきます。

西野さんの発信は、1年前のものでも、世間的にはまだ、超最先端です。
なんせ、西野さんの活動は、世間の5~10年先を走っていますから。

では、let'sサロン!


◆2022年6月8日(水)

・記事のコピペ

おはようございます。
メキシコのエンタメを勉強しながら、オンラインで化粧品(CHIMNEYTOWNの新商品)の打ち合わせをしているキングコング西野こと「お前の職業、なんやねん」です。

さて。
今日は『【面白さ】を下支えしている【強さ(ビジネスモデル)】の共有』というテーマでお話ししたいと思います。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ お前の優しさや面白さが続かない理由は、お前が「弱い」からだ。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

CHIMNEYTOWNの後輩達には常日頃、
「優しくなりたければ(優しくしたければ)強くなれ」と言っています。

ここでいう「強さ」というのは、シンプルに「お金の問題をクリアする力」のことです。

キャストさんやスタッフさんやお客さんを経済的に追い込んでしまうようなプロジェクトは必ず終わりが来るので、「ビジネスを徹底的に学んで、プロジェクトに関わる人間を全員守りぬき、かつ、他のコンテンツを圧倒的できるだけの予算を確保しろ」と西野先輩。

日本のエンタメシーンでこの問題と向き合うと必ず批判が起きるので、おかげで日本のエンタメ人は経済的に追い込まれていますし、おかげで日本のエンタメはコンテンツに大きな予算を割けずにいます。

【強さ】を持ち合わせていないばかりに、【優しさ】と、【面白さ】が犠牲になってしまっているので本末転倒です。

もちろんウチの後輩がそんな仕事をしたら、「お前、ナメんなよ!」と胸ぐらを掴むぐらいの怖さを含んだ「そこはキチンとやった方がいいね(笑)」という声をかけます。
#逆に怖いパターン

そんなこんなで、僕が(世界的に名が知れた)エンタメを観に行く時は、「面白さ」と「強さ」の両方を見るようにしています。
「この面白さを下支えしている強さ(ビジネス)は何だ?」という感じで。

というわけで、今日はメキシコ(カンクン)で大人気のテーマパーク『Xplor(エクスプロール)に朝から行ってまいりました。
ジャングルの上を
ジップライン(人間ロープウェイ)でギュイーンと飛んだり、
ジャングルの中を(自分で運転する)小型ジープで爆走したり、
鍾乳洞の中をイカダで進んだり泳いだりする、
“本気のジャングルクルーズ”です。
#ヘトヘトになります

世界中からお客さんを呼んでいるだけあって、面白いのは間違いないのですが、やっぱり気になるのは「この面白さを下支えしている強さ」です。
『チケットの売り上げ』だけでは、この面白さは表現できません(予算が足りません)。
さて、『Xplor(エクスプロール)』は一体、何で売り上げを作っているのでしょうか?

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
▼ テーマパークの顔をした『写真屋さん』
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

『Xplor(エクスプロール)』の強さの秘密は「写真」にありました。

鍾乳洞の中を歩いたり、泳いだりするもんですから、入り口で『ヘルメット』を渡されるのですが、この『ヘルメット』がクセもの。
受付でヘルメットを受け取った時に、「写真サービスをつけますか?」と訊かれ、絶叫マシーンの出口とかにあるアレ(自分が写っている写真を後から買うやつ)のことかなぁと思っていたら、『Xplor(エクスプロール)』の写真サービスは一味違います。

パーク(ジャングル)内を歩いていると、「ここで写真を撮りたいなぁ」と思ったポイントに必ず固定カメラ(とシャッターボタン)があって、そこでシャッターを押したら、カメラがパチリと。

これがまぁよくできていて、入り口で受け取った(まんまと被っているヘルメット)の中には「ICチップ」が内臓されていて(ヘルメットの番号が振られていて)、帰宅後、オンラインでヘルメットの番号を入力したら、パーク内で撮られた“自分の写真だけ”が送られてくるようになっています。

「ICチップ」の見事なお仕事もさることながら、これは…
①写真サービス関係無しに全員が『ヘルメット』を被らなきゃいけない。
②水でズブ濡れになるからスマホを持ち歩けない。
…という『Xplor(エクスプロール)』ならではの二つの環境(ともすれば悪条件)を見事に逆手にとった仕掛けで、来園者のほとんどが、この写真サービスをオプションで付けます(追加購入します)。 

写真サービスは入り口で買わなくても、途中からでも、帰り道でも買うことができるので、途中、ノリで撮っちゃった(シャッターボタンを押しちゃった)人も、「あそこでせっかく撮ったし…やっぱり買っとこっか」となります。

簡単に言うと、『Xplor(エクスプロール)』って、写真でメチャクチャ売り上げを生んでいるんです。
#テーマパークの顔をした写真屋さん

だから、パークで働くスタッフさんにキチンと給料をお支払いすることができて、
だから、極端にコストをかけたアトラクションを作り、運営することができるんですね。

優しくて、面白いサービスには、必ず「強さ」があります。

なので、優しくて、面白いサービスを受ける時は、それらを下支えしている「強さ」を探す癖をつけましょう。
そのうち、自分達のサービスに転用できるような(あるいはヒントとなるような)「強さ」が見つかると思います。

現場からは以上でーす。

・じょーじの要約

「優しくなりたければ強くなれ」と後輩にアドバイスしている
・ここでいう「強さ」というのは「お金の問題をクリアする力」のこと
・日本のエンタメシーンでこの問題と向き合うと、必ず批判が起きる
・結果、日本のエンタメ人は経済的に追い込まれている
・結果、日本のエンタメはコンテンツに大きな予算を割けない
・【強さ】がないので、【優しさ】と【面白さ】が犠牲になっている

そこで僕(西野)がしていること
・エンタメを観に行く時は、「面白さ」と「強さ」の両方を見る
・例)この面白さを下支えしている強さ(ビジネス)は何だ?

メキシコで大人気のテーマパーク『Xplor(エクスプロール)』の強さ
・安全のためヘルメット着用が必須
ICチップが内臓
・「ここで写真を撮りたいなぁ」と思うポイントに固定カメラを設置
・オンラインでヘルメットの番号を入力→“自分の写真だけ”をゲット
・水でズブ濡れになるからスマホを持ち歩けない
・最初購入しなかったとしても、途中でも、帰り道でも購入が可能
・Xplorは、写真で、メチャクチャ売り上げを作っている

・結論:サービスを受ける時は、それらを下支えしている「強さ」を探す癖
    
を身に付けよう

・じょーじの要らん解説

西野さんの記事以上に分かりやすく言語化する、って事はあきらめます。
是非、サロン記事本文を読んでいただきたいです。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿されるのは、西野さんの活動を、現在進行形で報告
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


具体的には、以下の通りです。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、活動報告『作品制作』(都度都度、途中経過を報告)
・現在の、活動報告『マーケティング』(事前に解説 ときに答合わせ)
・現在の、活動報告『チームビルディング』(経験談の共有)
・現在の、感情や心象の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。
アレです。
西野さんの作品(活動)の、メイキング記事なのです。

後出しではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的メイキング記事、です。

もちろん、後出しのメイキング記事もあります。
その場合でも、世間への公開前に、サロン記事にしていただけます。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知る
これって、
メッチャ面白いんです。
メッチャ勉強になります


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。
二日酔いで、ちょいちょい配信が遅れたりしますが 笑。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1314話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです


コメントしていただけると、めっちゃ嬉しいです!😆 サポートしていただけると、凄く励みになります!😆