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歌舞伎の未来は? 星からのメッセージは何だろうか? あの涙は?

土曜日、妻のゆかりちゃんと一緒に、自宅でオンライン歌舞伎を観ました。
新作歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』です。

2人とも、初歌舞伎でした。

今日は、オンライン歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』を観た、僕の感想を綴ります。

◆前提

◇プペル

原作、西野亮廣さん。(キングコング西野さんです)

世に発表された順で”プペル”を紹介します。
・舞台『えんとつ町のプペル』
・絵本『えんとつ町のプペル』
・映画『えんとつ町のプペル』
・ミュージカル『えんとつ町のプペル』
・歌舞伎『プペル ~天明の護美人間~』

初めて、舞台でプペルを演じたのは、お笑い芸人ノンスタイルの石田さんです。


絵本
は『分業制』で作られました。全ページ無料公開され、大変な話題となりました。

映画は、日本アカデミー賞 優秀アニメーション作品賞を受賞しました。
海外の賞もたくさん受賞し、多くの国で上映されています。


ミュージカルは、とんでもない舞台セットが作られました。衣装も凄い!
歌も踊りも、全てのクオリティーが、大気圏突破するほどの高さです。


この2つの動画は、それぞれ3分くらいです。必見です。

そうだ、まだオンラインチケットが販売されています。


こちら、アーカイブ期間が2月28日まで!
ギリ、間に合います!

3,500円です。
公開中のミュージカルを固定カメラで撮ったものではありません。
客席を取っ払って、クレーンカメラ含めカメラを7台を使って、オンライン配信用に本格的に収録し、編集したものです。

僕も、もう1度観なきゃ。


そして、歌舞伎です。
江戸には、大きな煙突などありませんので『えんとつ町のプペル』ではなく『プペル~天明の護美人間~』なのです。

近々、バレエ『えんとつ町のプペル』も行なわれます。


◇プペル歌舞伎

映画とミュージカル、その両方の『えんとつ町のプペル』を観た市川海老蔵さんファミリーから、「プペルを歌舞伎でやりたい」というオファーがあり実現しました。

西野さんは、脚本を担当されました。

『プペル天明の護美人間』は新橋演舞場で行なわれ、連日、大盛況でした。
しかし、明日千秋楽という日に、関係者にコロナ陽性者が出て中止となったのです。

そこで急遽、記録用の動画がオンラインで配信されることとなりました。
歌舞伎界初の、オンライン配信です。

僕とゆかりちゃんが観たのは、舞台ではなく、このオンライン歌舞伎です。


◆感想

海老蔵さんが凄い!
勸玄くんが可愛い!
ダイノジの大地さんが調子に乗っていてオモシロイ!

とにかく、海老蔵さんが凄かったです。
顔、動き、雰囲気で役を演じ分けます。

海老蔵さんは4役を演じました。熊八の『心臓』、熊八、プペル、田沼、です。熊八と田沼は、直接、戦ったりもするのです。
早替わりは、イリュージョンでした。

海老蔵さんの演技は、決して大げさではありません。表情は、さり気なく変えるだけです。
さり気ないのにグッときます。

照明で涙が光り、それで目に涙が溜まっていたと気づきました。こぼれたと分かりました。そんなシーンがあったのです。

心臓が、ぎゅ~っとなりました。僕は、そんな55歳のオッサンです。

もちろん、歌舞伎の『見得を切る』という、あの表情も最高です。
あれを待ち焦がれている自分を自覚して、かなり驚きました。


僕は、プペル歌舞伎を観ながら、どうしても小林麻央さんを想ってしまい、いろいろな意味で涙を堪えられませんでした。


◆感想、その2

伝統芸能の、素晴らしさ、重さ、などを感じました。
格式の高さを、随所で感じるのです。

海老蔵さん以外の歌舞伎役者さんも、みな、素晴らしい演技でした。

しかし、素人のたわ言ですが、改善すべき伝統もあるのでは? と思ったりしました。
聞き取りにくい発声? イントネーション? があるのです。

伝統を捨てるのではなく、令和の時代バージョンにアップデートできないのかなぁと、そう感じたのです。

あと、最後のカーテンコールがカット(省略)されていまして、これは残念でした。
とても観たかったのです。

最後に、勸玄くんが見たかった!


◆じょーじの浅い思考

浅いです。

歌舞伎とは顔芸、と言えるのでは?
『ミュージカル映画』があるのだから、『歌舞伎映画』があっても良いのでは?
見得を切る顔はアップで観たい。表情は、劇場の遠い席からは見えにくい。だからこそ、映像コンテンツと歌舞伎の相性はバッチリなんじゃない?

舞台で観たお客さんは、顔をアップで観たくなり、オンライン歌舞伎や映画歌舞伎も観ると思うのです。
オンライン歌舞伎や映画歌舞伎を観た人は、やはり生の臨場感を味わいたくなり、舞台に足を運ぶと思うのです。

相乗効果があると思います。

僕なら、生と映像と両方観たいし、きっと両方ともチケットを買いますね。


また、今回は記録用の撮影ということで、お客さんに提供する前提での動画ではなかったためか、音量に問題がありました。

全体的に小さいし、時々もの凄く小さくなるのです。

今後は、ミュージカルの手法を真似て、小さなマイクを役者さんに付けると良いのではないかなぁ、と思いました。


◆リンク

最後に、オンライン歌舞伎のリンクを貼っておきます。
こちらは3月31日まで観れます。

勸玄くん出演回です。3,500円です。


ぼたんチャンの出演回です。3,500円です。


勸玄くんとぼたんチャンの、両方が観れるチケットです。
5,000円です。


◆〆

ゆかりちゃんと一緒に観れて、僕は幸せでした。

僕は、プペルの中では、ミュージカルが1番好きです。
主演の、吉原光夫さん ↓ が凄い。

月末まで観れるんですよね~。


僕は、ゆかりちゃんが大好きなのです。




おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第689話です

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