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短所を語るときは『潔く』がコツですね!

妻のゆかりちゃんと、会話をしながら散歩をしました。

ゆかりちゃんが、平野(仮名)さんのことを語り出しました。
「平野さん」は、同じマンションに住む、僕たちと同世代の女性です。

ゆかりちゃんと、馬が合います。
明るく、気さくで、ぶっちゃけた話が楽しくって、真面目で、ユニークで。
すごく、感じのいい方なのです。


ゆかりちゃんは、

「平野さん、どうするんだろう。
 今、一人暮らしだし…。
 あそこ4LDKだし…。
 広すぎるでしょ?
 掃除、大変だし。
 経済的にも、どうなんだろう?」

と、心配大きなお世話ふとした疑問を並べ立てたのです。


僕は、

「どうでもいいですよ♪」

と歌いました。
だいたひかるさんがネタの中で歌う、あの歌です。


ちなみに僕は、ちょくちょく「どうでもいいですよ♪」と、歌います。
影響を受けて、ときどき、ゆかりちゃんも歌います。

僕たちは、日本で1番「どうでもいいですよ♪」と歌っている夫婦なのかもしれません。


ゆかりちゃんが、

「ちゃう!
 どうでもよくないの!」

と言いました。


「今の私は、もう、やらないけど…。
 昔の私なら…。
 平野さんを問いただしてる!」

「へ? なにそれ?
 ますます意味不明だ」


「吐かせてる!
 探って、聞いて、
 絶対に、吐かせてる!
 気になってしょうがないもん!」


僕は、心の中で、
(ゆかりちゃん、刑事ちゃうやん!)と、ツッコミを入れました。

すごい野次馬根性です。
のぞき見根性、といった方がイイかな?
それとも「詮索せんさく好き」が1番近いかな?

僕は、この手の『詮索好きな人』って苦手です。
でも、ゆかりちゃんには、不快を感じませんでした。

なぜ?


……わかった!

ゆかりちゃんのカミングアウトは、メッチャ明るかったのです。
自分が悪く思われないための布石も、演技も、言い訳も、一切ありませんでした。弁解くささゼロです。

ゆかりちゃんは『詮索好き』なのかもしれませんが、ズルくはありません


先おとといの記事の感想も、そうでした。
僕は、ゆかりちゃんに、僕の記事の感想を聞いたのです。

「感想~?
 私ってイイ女だなぁ、……かな」


感想を受け取ろうとキャッチャーの格好で構えていたなら、
ななめ後ろからボールがきた

そんな感じです。


僕は、ゆかりちゃんが大好きです。





おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1282話です
※この記事は、過去記事の書き直しです


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