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怖れるな! ヒマを作れ! 第2成長期は「体力やスキルをどこに“集中”させるのか?」というゲームだ!

キンコン西野さんの、
オンラインサロンの記事を公開します。


西野さんの『西野亮廣エンタメ研究所』は、

西野さんが、毎日、2000~3000文字の記事をFacebookグループに投稿し、サロンメンバーだけが読める

というものです。

月額980円のメルマガ、という感じですね。
当然ですが、【サロン記事は、公開NG】です。


でも、もう1つ、【1年後なら公開OK】というルールがあるのです。
そこで僕は、

①西野さんの過去記事(1年以上前の記事)を、コピペする
②その記事を、小学生でも読めるように、短く書き直す

これらを、毎週土曜日に投稿させていただいています。今回はワケあって月曜日になりました。

西野さんの挑戦マーケティングは、1~2年前のものでも超最先端です。

今読んでも最先端ですよ!
では、let'sサロン!(第124回)


◆2022年12月13日(火)

・記事のコピペ

おはようございます。
時折、流れてくる『町内放送』のスピーカーがハウリングを起こしまくってて、かれこれ10年近く内容を聞き取れないのですが、どこが発信している町内放送なのかも聞きとれないので、誰に伝えればいいか分からないキングコング西野です。
#誰かの仕事が10年近く無駄になっている

さて。
今日は『仕事を絞る ~挑戦の下準備~』という話をしたいと思います。
最後は地味でツマラナイ所に着地しますが、すっごく大切な話です。

▼仕事が大きくなるタイミングは二回
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
19歳でこの世界に入り、オーディションを勝ち抜き、「月給800円」からスタートして、コツコツと頑張って、仕事を大きくしてきました。

関西の賞レースを総ナメして、上京して、冠番組(レギュラー番組)をたくさんいただき、たくさんの人に観てもらえるようになり、たくさんのお金をいただけるようになりました。

22~23歳の頃には「日本で一番売れている若手芸人」になっていて、25歳の頃には、(芸歴関係なく)日本で一番視聴率をとる番組のMCになっていました。

今、ふり返ると、ここまでが仕事の「第一成長期」でした。

第一成長期は、目の前にある問題を解き、スケジュールを埋めていけば、成長に繋がります。
が、スケジュールが埋まった時点で、成長は鈍化。
「これ以上、時間(体力)を切り売りできない」というラインが労働集約型の限界です。

そこから僕は試行錯誤の季節に突入するわけですが(※絵本作家に転職したのもその時)、「あーでもない」「こーでもない」を繰り返して繰り返して繰り返して、
次に仕事が大きくなったのは、レギュラー仕事のオファーを全て断って、「時間を作った時(スケジュールを空けた時)」でした。

時間ができたので、海外に足を運ぶようになり、
時間ができたので、「創作」や「宣伝」にフルコミットできるようになりました。

て、あとは、「その体力やスキルをどこに“集中”させるか?」というゲーム。

ここが僕の仕事の「第二成長期」で、仕事のサイズは第一成長期とは比べ物にならないほど大きくなりました。
「チームで動き、『作品』や『権利』に働かせる」という流れが生まれたのも第二成長期です。

▼意外と難しい!? 第二成長期への移行
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
すごく大切なポイントがあります。
それは「第二成長期は自動的に始まらない」ということです。

第一成長期は目の前の問題を解き続ければ、成長に繋がりました。
ただ、それをどれだけ続けても第二成長期は始まりません。

何故なら、第二成長期は「問題を解く時期」ではなくて、「解く問題を作る時期」だからです。
ゲーム内容が全然違うんですね。

第二成長期の始まり方は、こんな感じ↓
①問題を解く(※第一成長期)
②時間を作る
③解く問題を作る
(※ここに時間がかかる)
④自分で作った問題を解く
(※第二成長期)

先日、プペル大阪公演の演出のイクマさんと呑んでいた時に、「『スケジュールを埋める』という働き方を卒業して、時間を作って、勝負どころ(※イクマさんの場合だと『代表作品』になりうる作品)にフルベットしないと、いつまで経っても次の成長が来ないっすよ」と先輩風を吹かせました。
#ごめんて

ですが、これは事実で(経営者さんなら分かると思う!)、②を作らないと、本当に大きな仕事が手に入らないんです。
大きなチャンスが転がってきた時に必要なのは「時間」です。
時間がないと、せっかく持ち合わせている才能も技術も使えないんですね。

だけど、多くの人は時間を作ること(白紙のスケジュール)を恐れてしまう。
スケジュールを埋めていくことで、成長してきたもんだから、「真っ黒のスケジュール」をキープしてしまう。
だからチャンスを取りこぼしてしまう。

だから「第二成長期」が始まらない。

一昨日、「最新刊『夢と金』のプロモーションは、どうしましょうかね?」という話になった時に、僕がマネージャーに言ったのは一言。

「発売日(4月19日)の前後10日を空けておいてください」

そこで何をやるかは決めていないけれど、どうせ何かをやることになるし、何かをやるには時間が必要です。
「選択と集中」とよく言われますが、「選択と集中」をする為には時間が必要です。

「まず、時間を作る」というのは立派な戦術で、挑戦の下準備です。

スケジュールを空けるのは、チョット怖いと思うのですが、必要経費だと思ってチャレンジしてみてはいかがでしょうか?
現場からは以上です。

・じょーじの要約

テーマ:仕事を絞る ~挑戦の下準備~

▼ 仕事が大きくなるタイミングは二回
第一成長期

目の前にある問題を解き、スケジュールを埋めていけば成長に繋がる
しかし、
スケジュールが埋まった時点で、成長は鈍化
「これ以上、時間(体力)を切り売りできない」というラインが、労働集約型の限界

第二成長期

それまで1日20時間ぐらい働いていたので、基礎体力やスキルはシッカリと身に付いていた
第二成長期は「その体力やスキルをどこに“集中”させるか?」というゲーム

「チームで動き、『作品』や『権利』に働かせる」という流れが生まれ、仕事のサイズは第一成長期とは比べ物にならないほど大きくなった

意外と難しい!? 第二成長期への移行
ポイントは「第二成長期は自動的に始まらない」ということ
第一成長期の成果の出た活動をどれだけ続けても、第二成長期は始まらない

第二成長期は「問題を解く時期」ではなく、「解く問題を作る時期」

第二成長期の始まり方は、こんな感じ↓
①問題を解く(※第一成長期)
②時間を作る
③解く問題を作る
(※ここに時間がかかる)
④自分で作った問題を解く(※第二成長期)

大きなチャンスが転がってきた時に必要なのは「時間」
だけど、多くの人は時間を作ること(白紙のスケジュール)を恐れる
「真っ黒のスケジュール」をキープしてしまう
だから、チャンスを取りこぼしてしまう
だから、「第二成長期」が始まらない

▼実例
マネージャー「最新刊『夢と金』のプロモーション、どうしましょう?」
「発売日(4月19日)の前後10日を空けておいてください」

そこで何をやるかは決めていない
しかし、どうせ何かをやることになる
何かをやるには時間が必要

「まず、時間を作る」というのは立派な戦術で、挑戦の下準備なのだ

・じょーじの解説

4月19日発売の本のプロモーションの為に、4か月前の12月13日に、「発売日の前後10日間は予定を入れるな」の大号令です。
20日間も空けるんです!

これは現実のお話です。机上の空論ではありません。

もうご存じの方も多いと思いますが、この『夢と金』は、発売初月で20万部を突破しました。


◆西野亮廣エンタメ研究所

月額980円です。
西野さんの毎日の投稿を読めます。それだけです。

投稿は、西野さんの活動を現在進行形で報告、という内容です。
西野さんの気づきを、現在進行形で投稿。


記事の内容は、具体的にはこんな感じ ↓ です。

・現在の、思考報告(思考の結果だけではなく、思考プロセスも共有)
・現在の、作品制作報告(都度都度、制作過程を報告)
・現在の、マーケティング報告(マーケティング解説や結果報告)
・現在の、チームビルディング報告(経験談の共有)
・現在の、感情・心境の吐露とろ(主に日曜日)

ライブDVDには、メイキング映像がありますよね。あれです。
西野さんの作品のメイキング記事なのです。

後出しのメイキング記事ではなく、
先出しのメイキング記事、
進行形のメイキング記事、
生中継的なメイキング記事、です。

・作品の制作過程
・ヒットさせるための広告やマーケティング(最先端の手法が多い)

それらを進行形で知ることができます。
これって、メッチャ面白い!
そして、メッチャ勉強になります

この他にも、サロンへの参加メリットがあります。
それは、『サロンメンバーと仲良くなれる』です。

挑戦する人を応援する、とか、
弱者に優しい、とか、
知らない「人」や「事」を否定しない、とか、
健全でステキな文化が根付いているコミュニティーです。


参加はこちらから ↓


◆キンコン西野さんの朝礼

西野さんは、Voicyも毎朝配信しています。
無料です。

朝7時ごろに配信されます。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1596話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS

私、奈星 丞持(なせ じょーじ)は、note創作大賞2024に応募しました。
恋愛小説です。
タイトルは『恋の賭け、成立条件緩和中』です。

こちら ↓ です。

ご一読、お願いします!


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