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不努力に免罪符を与えちゃアカン

僕の姉は、成績はオール5の秀才だった。
小・中・高と、ず~っとオール5。
正確には、体育だけは2とか3とかだったが、勉強は、もの凄かった。

姉のことを「天才」と書かなかったのには理由がある。
勉強に対し、姉が、もの凄い努力を重ねていたことを知っているからだ。

この論法で言えば、イチローさんも、大谷翔平さんも、「天才」ではなく「秀才」なのかもしれない。


◆姉の努力

姉は、小中学校の図書館の本を、全て読んだらしい。
5人兄弟の1番上の姉は、中学生になると、僕ら弟たちがうるさくて勉強ができなかった。

姉は、帰宅し食事と風呂を済ませたら、即、就寝するようになった。
深夜に起きて、朝まで勉強するのだ。
これを中高の6年間続けた。
もしかすると、小5あたりからだったかもしれない。


◆姉の持論

そんな姉の言うことには、かなりの説得力があった。
姉の持論の1つは、

「私たち姉弟は、運動神経が悪い」

だった。


◆大人の僕の客観的分析

僕たちは、おおざっぱに言えば、確かに運動神経は平均以下だっただろう。

ただ、僕はともかく、次男と三男は、平均レベルだったと思う。
足は俊足ではなくても、総合的には『普通』だったと思うのだ。

僕は、運動オンチの自覚はあるが、それでもマット運動なら平均か平均のチョイ上だったと思う。バク転バク宙もできた。
僕は、パワー系はとにかく駄目だが、器用さはあった。

下ではあっても、下の下ではなかったと思う。

僕にしろ姉にしろ妹にしろ、アメトーークの運動神経悪い芸人と比べたら、ぜんぜんマシなのだ。

上には上がいるが、実は下には下がいる。そういうものだ。


◆小さい子供には

小さい子供には、ネガティブを植え付けてはイケない。

姉の持論の「私たちは運動神経が悪い」は、幼かった僕に、格好の言い訳となった。
努力しない自分への『免罪符』として使うのだ。


足が速くなりたい僕は、小学生で1度、中学生でも1度、早朝自主トレを始めたことがある。
走って走って走りまくろうと考えた。パワーアンクルも買った。

どちらも、見事な3日坊主だった。

努力しない、努力を続けない自分を責めれば良いのに、僕は、

「練習したって、僕たちは遺伝的に運動神経が悪いから」
「どうせ、速くなりっこないし」

と、姉の持論を、不努力な自分を慰めるために使うのだった。


この悪影響は大きかった。
ことスポーツに関して、僕は全力を尽くすということをしなかった。
まだ頑張れるのに、早々にあきらめて頑張らなかった。

歯を食いしばることがなかった。


◆結論

幼かった姉の発言を責めたいのではない。

今日の記事は、お子さんがまだ小さいママさんやパパさんに向けて書いた。ネガティブ(マイナス思考)は、うかつに発言しない方が良いと思う。

かといって「やればできるんだから」という言葉も良くない。
この点は、明日、書くつもりだ。

※明後日になります。
※たぶん、6月6日です。たぶんです。






明日につづく


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1510話です
※僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです

PS. 僕のKindle本 ↓『いいかい、タケルくん』【考え方編】です。


読むと、恋人ができてしまう自分に変わります。
恋愛とは、若者だけのものではありません。

人生100年時代。
40代、50代、60代、70代でも、恋愛って必要です。(僕の主観です)
そばにいるパートナーは、誰にだって必要ですよ。(僕の感想です)

「考え方」ですから、若者だけでなく中年にも参考になります。
もちろん若い男性には、モロ、参考になります。

女性にも参考になります。
【男の思考】が詳しく書かれていますから。
「男性って、そんな考え方をするんだぁ」と、きっと参考になります。

ご一読いただけたら幸いです。


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