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中途半端に約束を守るヤツは、守らないヤツを責める。ちゃんと守る人は、他者に寛大なのかも知れない…

今日は、僕の目標の1つを書きます。

それは、「僕は、吉川修になる」です。
吉川修は、小説『塩狩峠』の登場人物です。彼は、小学4年生。

この、小学4年生が、55歳の僕の目標なのです。
僕の記憶を頼りに(少しはGoogleさんの手を借り)、ひと筆書きさせていただきます。

◆塩狩峠

小説『塩狩峠』は、三浦綾子さんの作品です。


Googleさんのおかげで、実話を元にしていたことを、今、知りました。

塩狩峠で1909年(明治42年)2月28日に発生した鉄道事故で殉職した実在の人物・長野政雄を元に、愛と信仰を貫き多数の乗客の命を救うため自らを犠牲にした若き鉄道職員の生涯を描く。

引用:Wikipedia


◆吉川修

ここからは、僕の記憶です。(正確な情報ではありません)

吉川修は、物語の主人公である永野信夫の親友です。

小学4年生の信夫は、お化けがいるのいないの、怖いの怖くないの、という言い争いを、同級生のガキ大将としてしまいます。

いついつの夜(夕方だったかな)学校に集まる、という約束となりました。
男子、数人か十数人の、全員での約束です。

約束を破ったなら、臆病者のレッテルを貼られることでしょう。

しかし、その当日は台風並みの大雨
学校へ行くか、行くのをやめるか、信夫は迷います。

その様子を見ていた父が訊ね、信夫は事情を話し「行くのを迷ってたけど、やめます」と言う。
しかし、父は、「行け! 約束を守れ!」と、厳しく叱りました。

行ったところで、こんな大雨じゃあ、誰も来るはずがない。ガキ大将だって来やしない。
なのに父は…、と、ブツブツ文句を言いながら、信夫は学校へ行きました。

学校に着くと、クラスメイトのがいました。

「こんな大雨なのに、来たんだ」と驚いて聞きました。
修は、「約束だからね」と、答えます。

約束時間になりました。
信夫と修以外は、誰も来ません。

「なんだよ、奴ら。約束したのに来ないじゃないか」と、信夫は自分のことは棚に上げて言いました。

修は「こんな大雨じゃあ、しかたないよ」と言います。


◆解説

以下は、僕の解説(思考)です。
確か、小説には書かれていなかったハズです。

吉川修は、自分は約束を守る、と決めています。
そして、その決め事を(美学を)、他者には求めません。期待しません。

きっと、『約束を守るという難しさ』を知っているからです。
きっと、アドラー心理学の言う『課題の分離』ができているからです。

自分のことはコントロールできます。
だから、そこに集中する。

他者のことはコントロールできません。

他者を、非難するか許すかは、自分事の1つ。
自分が、選択、コントロールできます。


◆僕が『塩狩峠』を読んだキッカケ

高校2年生だったかな。
倫理・経済の鈴木先生が、『塩狩峠』の一部(クライマックス)をコピーして、授業中に配り読みました。

授業には関係なく、「感動したから」というのが、その理由。

僕は、すぐに本屋に寄って、文庫本を買いました。
物語の全てが読みたくなったからです。

クライマックスでは、涙を流し読みました。


◆高校生の僕、55歳の僕

高校生の僕は、吉川修に感動し、尊敬し、記憶に刻まれ。
でも、「こんな小学生がいるワケない」と決めつけました。

あのとき、ちゃんと僕の目標に据えれば良かった。

でも、”今日が人生で1番若い日”です。(by 両学長)

僕は、吉川修が目標です

僕は、自分の理想、自分の決め事、他者との約束、などを守ります。
守る努力を続けて、いつか守れる僕になります。
と同時に、僕は、それらを決して他者には向けません。


◆〆

僕が子どもの頃の、僕の実家は、『家族には甘えてイイ』という文化でした。

僕は、僕自身には、
『家族にこそ、最大の配慮と最大の感謝と、その実行と表現をする』
と課します。

僕だけにです。

昨夜の音声投稿での夫婦げんかに、僕なりの答えが出た。そんな気分です。

僕は、僕に甘える、
妻のゆかりちゃんが大好きです。




おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第812話です

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