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ソファーはくつろいで良い場所では?「私を守るんでしょ?」と妻は言うが…

これは実話です。フィクションではなくノンフィクションなのです。

◆1

僕はソファーでくつろぎ、TVを観ていました。

ドスッ!!

回転の効いた凄いボディーブローが、僕の下腹部に決まりました。

「お、おお、、」

僕の口からは、小さなうめき声がこぼれ出ました。

ちなみに僕はこの時、何もしていません。失言もしていません。口ごたえもしていません。感じの悪い態度などもしていません。


◆2

「お、おお、な、なんでぇ~⁉」

「あかんなぁ~。常に用心しとかないとぉ~」

と、ゆかりちゃん。

しかも、ドヤ顔です。


◆3

約15分後・・・。

「あ~っ! イライラする!」

と、ゆかりちゃんが大声で言いました。


僕の身体は、ビクッ!っと反応しました。恐る恐る、

「どうしたの?」

と、聞きました。


◆4

「いじっているうおの目が、取れそうで取れん!」

と、ゆかりちゃん。

「・・・」

もの凄く可笑しかったのですが、僕はそれ以上に ホッ としたのです。


◆5

そして、また15分後。

「わ♪た♪し♪は♪わ♪た♪し♪よ~~~♪」

と、ゆかりちゃんが歌い出しました。もちろん唐突です。
ドレミファソラシド⤴♪ の音階でした。


「ためしに、下がってみて」

と、僕はリクエストしました。ドシラソファミレド⤵♪ と、音階を下がってみてという意味です。


◆6

ドッヴォッ!!!

「ウゴッ、オ、オ…」(さっきより強烈!)


「あかんなぁ~、油断しちゃぁ~」
「油断しちゃアカンって、言ったばっかりや~ん」

また、ゆかりちゃんはドヤ顔です。

笑いをかみ殺したドヤ顔です。




おしまい

※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第590話です
※マガジン【ゆかりちゃんの『天然』のポートフォリオ】↓ に加えます




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