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【轟音】隕石落下か? 車が落ちたとか? 銃声では? 誰かが渾身の力で揺すった?

今日は、子どものときの不思議な体験を書きます。
ウソ偽りない実話です。

少し前に書いた【怪奇現象】の記事のビューが、望外に多かったのです。
ありがとうございます。
スキもコメントも、いつも以上にいただきました。

この記事です ↓

なので、2匹目のドジョウを狙ってみます。ニヤリ。

◆いつ

僕が小学5年生か6年生でした。
姉が中学生だったと記憶していますから。

昭和52年か53年。

家族全員で、晩ごはんを食べていた時でした。
外が暗かったですから、7時くらいだったのかな。だいたい、そのくらいが晩ごはんの時間でしたし。

外の暗さから思うに、秋だったのかもしれません。
寒くはなかったので、冬ではなかったハズです。


◆どこで

自宅の茶の間です。

茶の間に大きなテーブルがあって、テレビを観ながら、みんなでご飯を食べていました。


◆誰が

家族全員です。

父は、晩酌中でした。
姉は、茶の間の隣にある自分の部屋だったと思います。

僕は、テレビを観ながら、ごはんを食べていました。
たぶん、弟2人と妹も同じです。


◆何が、どうした

「ドーーーン!」

デッカイ音でした。

僕と弟たちは顔を見合わせました。
「な、なんだ?」
「なに? 今のなに?」
「デッカイ落したよね?」

姉がふすまを開けて、「今のなに⁈」と、父や僕らに聞きます。

父は「車でも落ちたか?」と言って、そう言っておきながら(ちがうな)と思っている感じでした。

とにかく、家族全員が轟音を聞いたのです。
わが家の外、すぐそこでの轟音です。


◆どのように

「車じゃないんじゃない。なんか大きい石! ……隕石でも落ちたんじゃないかな」と、僕は言いました。

母と三男や妹が賛同したハズです。

次男が「テッポウの音かな」と言います。

僕は、「そんな小っちゃい音じゃなく、このぐらい(両手いっぱいに広げて)の石が落ちた感じだった」と言いました。

父は無言で考えています。
まあ、隕石も鉄砲も、現実的ではありませんからね。

「じょーじ、こーじ、見て来い」と、父は言いました。
臆病かどうか、試すようなニュアンスも、僕は少し感じました。

母は、「行かなくていい、暗いから。朝、見ればいいから。今はどうせ暗くて、なんも見えんよ」と言います。

僕は、怖さ半分興味半分でした。
臆病ではないという証拠を見せようと、外に出ることにしました。実際、気になりましたからね。

次男もついてきました。


◆庭

玄関を出ると狭い庭があります。
庭の先に、1メートルくらい低い敷地があります。

畑です。

父が家庭菜園を行なっていました。広さは、20メートル四方って感じです。

庭には何もありません。

僕は、畑にデッカイ隕石があると確信していました。でも、畑は暗くて見えません。

真っ暗な畑に降りて行くことは、怖くてムリです。
でも、朝になればデッカイ隕石があるはずです。


◆姉の説

茶の間に戻って、「暗くて見えない」「庭には何もない」と報告しました。

僕と次男の報告に、誰も関心を向けませんでした。
姉が、持論を語っていたのです。

「わたしには、何かが落ちた音には聞こえなかった。そうではなく、誰かが両手で玄関を『ガガガッ!』って、強く揺すった音だった」

僕たちの家の玄関は、サッシの引き戸でした。


こんな感じの玄関でした


「誰か、亡くなったんじゃない」と姉は言います。

姉は、霊の話にしたがります。
母が「そうかもしれない」と言い出しています。

僕は、(絶対に『ガガガ』なんかじゃない。『ドーーーン!』だった)と、思っていました。
思っただけじゃなく、言ったかもしれません。


◆翌朝

朝、僕が起きると、父が外から玄関に入ってきました。
畑を見て回ったそうです。

「隕石、あった?」

「そんなのはない。でも、これが落ちてた」

父が「これ」と言ってかかげたのは、キジでした。
キレイな色ではなく、ただの茶色なのでメスです。

僕は、まだ信じられなくて、外に出て畑を見て回りました。
畑のどこにも、隕石はおろか、岩や石さえありません。

「ドーーーン!」

と聞こえたのが、雉が落ちた音なんてことはあり得ません。
雉を撃った鉄砲の音?

夜に鉄砲を撃つ?
暗いのに当たる?

いや、そもそも「パーン!」とか、そんな小さい音じゃなかった。
鉄砲ではなく大砲の音っていうなら納得するけど…。

それほどの轟音だったのです。


ちなみに、親戚の誰かが亡くなったという知らせは、1週間はおろか数ヶ月経ってもありませんでした。


◆結論

何もわかりません。

音の正体は不明です。
音と雉が関係あるかも不明です。

不思議なのは、雉が畑に落ちているなんて、後にも先にもコレ1度キリなのです。

そして、不思議のド本命は、
家族全員が轟音を聞いている、という事実です。


◆〆

前回に比べて、地味かな?

でも、実話なので脚色をつけるワケにはいきません。
この話は、これ以上でもなく、これ以下でもありません。


なんの脈絡もありませんが、
僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです。


PS.音の正体がわかる方は教えてくださいませ。
  落雷は99.9%ないと思います。
  その日も翌日も、晴天でしたから。






おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第957話です

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