第427話 マガジンのタイトルを、泣く泣く【ぷち伝記】に変えました
今、2人目の『ぷち伝記』を書き始めている。
『ぷち伝記』なら、説明を加えなくても、なんとなくのイメージを抱いていただけるであろう。
しかし、僕は、その『ぷち伝記』に、
【野に遺賢あり】(やにいけんあり)
というタイトルを付けていた。
この【野に遺賢あり】では、なんのことやら、わかる人はいない。「野に遺賢無し」の諺を知る人でも、「ん?」って考え込むだろう。
そして、ほとんどの方には、説明を加えなければ意味が伝わらない。
その説明をしたいというのが、僕の本心なのだ(説明してドヤりたい)が、これを「やめなさい」と、キングコングの西野さんは言う。
直接言われたわけではない。
西野さんが、ほかの方にアドバイスしていて、そのアドバイスが僕にも、そっくりそのまま当てはまったのだ。
「まだ『何者』でもないアナタの肩書は、説明不要のわかりやすい肩書にしなさい」
これが、そのアドバイスだった。
その理由や根拠は、ここでは割愛するが、興味のある方は、西野さんのVoicyの、日曜日の放送を聞くと良い。
日曜日の放送は、サロンメンバーの質問に、西野さんが解答する回になっている。
◆僕は女々しい
僕としては、思い入れがあって【野に遺賢あり】に拘ったのだが、
『ぷち伝記』からの~、【野に遺賢あり】というタイトルでの~、○○さんでの~、その○回、、
という風に、われながら(面倒くさい)と思ってしまう。
僕が面倒くさいと思うのだから、僕以外の読み手は、超絶面倒くさいだろうし、そしてタイトルなんてどうでも良いだろう。
かと言って僕としては、思い入れのあるこのタイトルを、この世から抹消するのが辛い。
そこで、この記事に書き残しておこうと、そう思ったのだ。
そう。
僕は、自分好きで、かつ、あきらめが悪く、そして、女々しい男なのだ。
◆これまでのマガジンの説明文
昔、人材育成会社『アイウィル』の畠山講師から、「野に遺賢あり」(やにいけんあり)という言葉を教えていただいた。
アイウィルの素晴らしい受講生を、月刊誌『ヤア-ッ』で紹介していただき、その受講生の『努力量』と『覚悟』と『精神力』の凄まじさに、僕は、脳天から雷に打たれた。
ちなみに、その受講生は青果市場で働く方だった。
中国に「野に遺賢無し」という諺があり、「優れた人材は官に取り上げられ民間に残っているハズはない」という意味だ。
だが畠山講師は、その受講生を紹介したあとに「野に遺賢あり」と言い切った。
僕は、深く同意する。
世間的には無名でも、素晴らしい人はたくさんいる。そして、商品、サービス、お店、会社などは、すべて「人」がつくり、「人」でできている。
僕の記事で、僕の文章で、「野に残る遺賢」を紹介したい。
その人の『人となり』を紹介したい。
その人の、生涯の全ては書き切れない。膨大な時間が必要になる。
しかし、1点にフォーカスした『伝記』なら書ける。
人に歴史あり。人に物語りあり。
商品やサービスよりも、その『人』にフォーカスした記事を書き、紹介したいと思う。
実際のマガジン紹介文には文字数制限があり、もっと短かった。
少し、加筆した。
◆新たな説明文
一般人でも凄い人はたくさんいる。その凄い人の『ぷち伝記』を書く。
伝記とは、その人の生涯を書くイメージがある。そして、生涯を書くとなると、そのボリュームは物凄い量となる。
そこで、その人の一部にフォーカスした『ぷち伝記』を書く。
プチ伝記を、その1、その2、その3、と、少しづつ書いて、BOXなるモノに入れたなら、立派な『伝記』になる、…のかもしれない。
自叙伝を、その人に代わって書くライティングとは、似て非なるモノ。
視点は【筆者】に据える。そして筆者の心象や見解を、多分に書き加える。客観的立場からの文章とする。
ルポルタージュ風のインタビュー記事となる。
こちらは加筆せずに、今のマガジンの説明文のコピペだ。
◆ぷち伝記BOX
これはグッドアイデアだと思う。
例えば第1弾の、小玉洋一氏。
彼の物語りは、タイ料理店のシェフだけではない。
携帯電話販売店のエリアマネージャー時代の、壮絶な努力と根性が報われなかった挫折。
1人の派遣社員から、起業し社長になるまでのサクセスストーリー。
起業後の、七転び八起き物語り。
などなど。
物語りは、まだまだあるのだ。
一気に書くことはできなくても、5年、10年という年月を要すれば、何人かのぷち伝記を、BOXにすることだってできそうじゃないか。
そう思うと、ワクワクする。
◆〆
僕は「女々しい」と書いたら、急に、カラオケに行きたくなった。
もう、久しく歌っていない。
「女々しい」なら、連想するのは ゴールデンボンバーの『女々しくて』なのだろうが、僕は、この歌は歌わない。ちゃんと覚えていないのだ。
「女々しい」と書いていていて、なぜか シャ乱Q が脳裏に浮かんだ。
『シングルベッド』が浮かんだのだ。
昔スナックで、この『シングルベッド』を歌ったなら、初対面の女性のお客さんに、逆ナンされたなぁ。
逆ナン。逆ナンパ。男性ではなく女性がするナンパ。
ゆかりちゃんも、僕が初めて子どもたちの前で歌う時には、
「じょーじさん、メッチャ上手いのよ~~~」
と、頼みもしてないのに、前説を買って出てくれたなぁ。
それが最近はどうだ。
僕の歌なんか、聴いちゃあ~いない。
自分の次の選曲に夢中だったり、食べ物のメニューを熟読していたりする。
選曲が決まりデンモクを置いて、やっと僕の歌を聴いてくれるかと思いきや、トイレに行ったりドリンクバーに行ったりと、、
ん、ん~ん。
僕は、そんなゆかりちゃんが大好きなのだ。