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僕の背中には約1センチの傷跡があります! 僕は見たことないんですけど、絶対にあります!

僕は腰痛持ちです。
ですが、今は、ほとんど痛みで悩むことはありません。

腰痛で悩んでいる方のために、僕のケースを記事にしてみます。
あくまでも、僕の実例です。
万人に役立つとは思えませんが、そこはどうか、ご了承願います。


◆激痛

社会人になったばかりの18歳。
このとき、凄い痛みに泣かされました。

立っていても痛い。
座っていても痛い。
寝てても痛いのです。

少しマシになるのが、正座して頭をヒザにつけて丸くなる姿勢でした。

でも厄介なのは、毎回この姿勢で楽になるワケではないのです。
逆に不思議なのは、何かの拍子で痛くなくなります。

泣きたくなるくらいの激痛が、ほぼ痛みがなくなってしまうのでした。


◆椎間板ヘルニア

整形外科に行ったなら、「第○腰椎の椎間板ヘルニアです」と診断されました。(たしか、第4腰椎か第5腰椎)

その結論が出るまで、まあ、ドエライ時間がかかりました。

レントゲンを撮って、
レントゲンじゃ足らんからと、MRIも撮りましょうと言われて、
当院にはMRIが無いから、ドコドコへ行って撮ってきてと言われて、
その結果を見るから持ってきてくださいって、

と、とても1日じゃ終わりません。

這うようにしてレントゲンを撮ったのに、数日後にMRIの結果を持って行くときには、そこまで腰が痛くなかったりしたものです。


◆整形外科の限界

18歳から38歳までの20年間。
僕は、椎間板ヘルニアと付き合い続けました。

椎間板ヘルニアは、たぶん、ケガではないのです。
椎間板がはみ出て、触れちゃダメな神経に、たまに触っちゃうのです。
神経に触れると、脳が「痛い」という信号を受け取ります。

でも、脚も腰も、何にもケガなどしていないので本当は痛くないのです。
誤った情報が送られただけなのです。

痛みを緩和するために、整形外科では、

①ブロック注射
②牽引(腰を上下に引っ張ります)
③暖めます(電気をあてて暖めました)

などをするのですが、僕には一切効果がありませんでした。

痛みがなくなれば通院しなくなります。
痛みがあっても、まったく無意味な同じことを繰り返されると思うと、行く気にはなれません。
そのうち椎間板が神経に触れなくなり、何も痛くなくなります。

転職や転勤で、住む町が変わります。
椎間板ヘルニアが再発します。
別な病院なら痛みをとってくれるかもと、淡い期待を抱いて整形外科に行きます。

また、レントゲン、MRIと、同じことを繰り返します。


このループを、僕は3回か4回経験しました。

「整形外科は、痛みはとってくれない」

これが僕の結論でした。

痛みは、整体や接骨院の方が、少しとってくれるのです。
あくまでも僕の場合ですが…。

痛みで筋肉がこわばり硬くなります。
それをほぐしてもらうと、ときに椎間板が神経に触れなくなることがあるみたいなのです。


◆手術予約

たぶん、4度目か5度目の整形外科でした。37歳の秋か冬です。
やはり、レントゲン、MRIを撮りました。

この頃は、冬になると痛み、春になって暖かくなると痛みがなくなる、というパターンに気づいていました。

それでもなお、痛すぎると、藁をもすがる思いで整形外科に駆け込むのでした。

そのときの医師は、椎間板ヘルニアが確定すると手術を勧めました。

「今は、内視鏡で切る。だから背中は1センチ切るだけ」
「盲腸の手術みたいなもの」
「1週間で終わる」

というのです。
これは、はじめてのことでした。

「椎間板ヘルニアの手術専門の病院を横浜に作ってあるのです」
「どうしますか」

僕は、
「手術してください」
「この痛みがなくなるなら最高です」
「毎冬、この痛みに襲われるのは恐怖なのです」
「しかも年々痛みが増しているのです」
「すぐ手術を!」

と、元気にハッキリ、明確に答えました。

「予約がいっぱいで、1番早くても、8月なんだよね」
「予約しますか?」
と先生。

「はい!」と僕。

でも、僕は、この病院では手術しなかったのです。


長くなったので、その2に続きます。







おしまい


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1317話です


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