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ドラえもんって、深い!

最近、景色が違って見えます。
たぶん、僕は、パラダイムシフトしたのでしょう。

◆パラダイムシフト

たぶん、価値観の大転換 みたいな意味です。
念のためGoogle検索してみますか。

「パラダイムシフト」とは、その時代に当然と考えられていた物の見方や考え方が劇的に変化することを指しますが、そこから派生して「定説をくつがえす」「ステレオタイプを捨てる」「革新的なアイデアによって時代を変える」というように、今では広い意味で使われています。

検索して1番上の記事のコピペ

だいたい同じ意味ですね。

そうです。
僕は、1~2年前にパラダイムシフトしました。
最近、比喩ひゆではなく、本当に、景色が違って感じることがあるのです。


◆パラダイムシフトの例①

よく、この絵が使われたりします。
7つの習慣では、この絵が使われました。(僕が「パラダイムシフト」を知ったのは『7つの習慣』を読んだからです)

この絵です。ご覧ください。

年齢は?
容姿は?
独身? 既婚?
幸せ?
と、いろいろと想像を巡らせてください。

で、
次は、この絵です。

先ほどと同じように、いろいろと想像してみてください。

さて、この女性ですが。
老婆に見えますか?

決して美人とは言えない、お年を召した老婆です。


どうしても「老婆には見えない」という方は、
次の絵を、じっくりと見てください。

この絵です。


どんな女性でしょうか?
何歳くらいでしょう?

想像してみてください。

さて、

もう1度、先ほどの絵を見てみましょう。

こちらです。



◆パラダイムシフトの例②

7つの習慣の文章を引用します。
といっても、検索するのが面倒なので、僕の記憶を書きます。

私は電車に乗りました。
疲れていたので、この移動中に、仮眠したいと考えていました。

しかし、その電車での仮眠は不可能だったのです。
車内で、兄弟と思われる幼い子供たちが、遊びまわっていたからです。

父親は、我が子に注意をする気は無いようです。

私には、車両内のみんなが、ひどく迷惑しているのが分かりました。
読書をしたい人もいます。考え事をしたい人も。そして、仮眠したい人も。

子供たちの遊びっぷりは、どんどん激しさを増しました。

私は、父親に話しかけました。
「あなたのお子さんが、車内で騒ぎ、みなさんに迷惑をかけていますよ」

父親は、さも、初めて気がついたというように子供たちを見て、ため息をつきました。
「ああ。ああ、確かに……」

父親は、私に弁解し始めました。
「実は、つい先ほど、妻が……。つまり、あの子たちの母親が、病院で亡くなったのです。僕は、いまだに信じられなくて……。あの子たちも、混乱しているようで、すみません……」

このとき、私にパラダイムシフトが起こった

それまで見えていた景色と、違う景色が見えたのだ。
だから私は、その父親にこう言った。
「それはお気の毒に……。私に、なにかできることはありませんか」と。


◆過去の僕

僕は、「正しくあろう」と考える人間でした。
正しさがある、と思っていたのです。
もっと正確に書くと、

この世の中には、唯一の正しい答えがある。
正しい常識がある。
深く考えれば、誰もが、それを「正しい」と思う正解がある。

このように考えていました。

勉強して、正確な情報を取り入れて、深く考えて、
より良い、『思考』や『行動』を選択する。
それが「賢い大人」「正しい大人」と、そう信じていました。


◆ドラえもんの教え

僕は、このことを両学長の動画で知りました。

2:58からの「その②」です。


◆今の僕

1人1人に正しさがある。
その正しさは、その人の人生の中で、

見たモノ、
聞いたこと、
考えたこと、
発言、
体験、
経験、
行動、
それらの言動の結果、

などが、数十年分あって、
かつ、

その人が生まれ持っていた脳(遺伝子)

というものがあって、
そんなこんなで出来上がった「正しさ」です。

例えば、僕が、
僕の考えとは正反対のA君の、脳(遺伝子)で生まれて、
A君と同じ体験を数十年積んだなら、
きっと、
同じ正しさを抱いているのです。

by『反応しない練習』草薙龍瞬さん、の、受売り

僕は、ようやく、この考えが肚落ちしてきたようです。


◆景色が違って見えた例①

アルバイト先に、
『職場のみんなのことより、自分の都合や望みを優先する』Kさん
がいます。

みなさん、苦笑いしながら、いろいろなことを大目に見ています。
無意識に、上から目線になっている感じもあります。

僕は、
「KさんにはKさんの正しさがあるんだなぁ」
「みんなには『空気が読めない』って思われてるけど、実はKさん、ちゃんと空気も読めていて、でも『あえて読まない』って、そう決めたんだなぁ」
って見えます。

そして、純粋なんだ、とも思います。
だから、苦笑いではなく、僕は「微笑ましいなぁ」という笑顔が出ます。

そして、
『自分のことより、みんなのことを考えて行動する』という複数の方たちも、協調性を大事にする人 と思って、ありがたい、って心から思います。


◆景色が違って見えた例②

アルバイト先には、2つの派閥がありました。

1つは、
「サービス残業なんて間違っている!」
「会社は、労働基準法を守れ!」
という派。
便宜上、こっちをA派とします。

もう1つは、
「そりゃあそうだけど、でも、現状は人員不足で、仕方ないやん」
「管理者を困らせちゃアカン」
「みんなで協力せなぁ」
という派。
便宜上、こっちはB派です。

僕には、A派もB派も、同じ目標を目指していると見えました。

どっちも、良い職場にしたいのです。

A派は、それを理屈で改善しようと考えています。
B派は、それを感情で解決しようと考えています。

B派の人には、
「A派の人は文句ばっかり言っている」と見えているようです。
でも僕には、
「みんなのために、あえて私が会社に言う、みんなは言いにくいようだし」って見えます。

A派の人には、
「B派の人って、考えが古い、時代遅れよ」って見えているようです。
でも僕には、
「文句言っても、管理職に決定権ないんだし、徐々にしか変わらないのよ」「だから現状は、助け合うしかないじゃない」って見えます。

そして僕は、
理屈と感情で議論しても、永遠に平行線だろうなぁ、って思うのです。

そして確かなのは、
A派、B派、それに属さない個人主義のKさん、みんな愛おしい!

仕事に対して、時間給のパートタイマーなのに、凄く責任感が強いのです。僕は、その責任感の強さに、感動を覚えましたもの。

正確に書くと、
若くて40代から最年長は72歳の、女性パートタイマーさんたちは、

無意識で、強い責任感を持って仕事に当たっていた のです。

その、無意識に、僕は感動しました。頑張って責任感を発揮しているのではなく、責任感を持って仕事をしないと、落ち着かないという、愛すべき性分だったのです。

そのレベルの責任感を、彼女たちは「あたりまえ」と思っているのです。

昭和の人間も捨てたもんじゃありません!


◆影響を受けた記事

この記事は、ある記事の影響を受けて書きました。

やふーさんの、この記事です。


大変な状況の、やふーさん。

でも、求められていないアドバイスをするのは失礼です。
でもでも、
もしかしたら、僕の気づきがヒントになるかもしれない。

そんな気持ちで、書いてみました。

やふーさんが、ほんの少しでも、気が楽になったならなぁ。
気が楽に、ならんかなぁ。


◆〆

妻のゆかりちゃんに、怒られるかな?

「ま~た、いらんアドバイス書いたの?」
「ったく~」

でも、「こうしたら」とは書いていないけど~。
でもでも、「こうしろって言いたいやん」って察するよねぇ~。

究極、
「言ったところで、人は変わらん」

ってことなので、
言うのは諦めよう(良い意味で)!

変化を期待するのも諦めよう(良い意味で)!
一応、言うべきことは言ったし。
もう、こっちのせいじゃないし。

そういう、いい加減さ が必要なんじゃないかな。
良い意味でのいい加減さ。

ゆかりちゃん、いい加減ですよ~(もちろん良い意味で)!

僕は、ゆかりちゃんが大好きです。
本当です。
良い意味です。






チャオ!


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1018話です


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