第223話 映画『えんとつ町のプペル』を、僕なりに全力(超微力)応援する記事-その②【西野さんは戦略家】
さて、その②だ。
◆1年間だけ
高校を卒業するとき、「お笑い芸人になる」と西野さんは宣言します。しかし、親は心配したことでしょう。当然です。
西野さんは、「1年で結果を出す」と約束したそうです。そう言って、ご両親を説得したのでしょう。
そして、吉本興業の養成所、NSCに入学します。西野さんが言った「1年」は、NSCを卒業してから1年という意味ではなく、『高校卒業して1年』という意味だったそうです。
つまり、養成所にいるうちから結果を出すと、そう決めているのです。18歳の青年がです。
覚悟が違うのです。
◆NSC時代
西野さんと梶原さんは、はじめ、別々のコンビだったそうです。ともに解散してしまい、1999年に、キングコングが結成されました。NSCに入って、数か月が経過していました。
そして、キングコングの2人は、NSCの講師たちから「100年に1度の逸材」と評され、チャンスを勝ち取ります。舞台に、特別に出れるようになるのです。養成所の生徒でありながら、稼げるようになったのです。西日本での漫才賞レースに参加し、タイトルを何個も取ったそうです。
そして、
ちゃんと、1年で、・・・高校卒業からの1年以内で、結果を出したのです。
◆戦略家
西野亮廣の『亮』の字。これは、三国志の超天才軍師、諸葛亮孔明』からいただいた一文字なのです。
Wikipediaにも記載がありましたが、僕は、Voicyで、西野さんの声で聴きました。お父さんが三国志が大好きだったようです。
諸葛亮孔明とは、三国志の主人公、劉備玄徳が、三顧の礼をもって迎え入れた超天才です。逸話、故事がたくさんあります。
『死せる孔明、生ける仲達を走らす』も、有名な故事の1つ。孔明は、自分が死した場合の策を考え、部下に託します。その作戦がズバリ的中し、敵の天才軍師、仲達を、敗走させるのです。
『亮』の字をいただいた西野さんが、戦略、戦術に無関心で生きてきたはずがありません。
キングコングの2人は、充分な結果を出し、NSC養成所の後期日程に、通う必要はありませんでした。忙しくて、前期も途中からは、通えていない状況なのです。
なのに、西野さんは、相方の梶原さんに「後期の学費を納めよう」と言い出します。そして、説得に成功します。
その結果が、
この引用になったのです。
『NSC在学中』に受賞。この一言を得るために。この勲章をゲットするために、後期の学費を納めたのです。
これが、19歳の若者の判断だったのです。どんだけ凄い、先見の明ですか? 本当は、10万19歳と、ちゃいますか?
「これは凄いけど、本質的な凄さではない」などと、ケチをつける輩もいるかもしれないので、じょーじ節にて解説を加えます。
53歳のじょーじだから言えます。これは、超本質的な凄さなのです。小手先の凄さではないのです。
一生懸命ネタを考える。練習する。アップデートする。それを繰り返す。これが漫才師としての本質と、仮に定義します。
それを、やらずして、タイトルがとれたのか?
タイトルとは、そんな甘いものではありません。ライバルたちも死にもの狂いで挑んできます。しかも、自分たちよりキャリアのある、歴戦の猛者たちです。
つまり、本質的な凄さは、当りまえの前提条件としてクリアーしていたのです。
普通の若者なら、そこまでです。そこまででも、超絶スゴイ快挙なのです。そして、普通の若者ならば、浮かれます。あるいは、天狗になります。気が緩んだりもするでしょう。
それでも、優勝です。最優秀賞です。
なのに西野さんは、19歳の若さで。若者にもかかわらず、もっと先を見据えていたんです。最優秀賞を通過点と定義していたんです。
漫才の練習だけではなく、自己をマネジメントする能力も、この時すでに、身につけていたのです。まるで、自己啓発書を何十冊も読破した、最強のビジネスマンか管理者のように、自分と、自分の将来を、しっかりと考え、見つめ、見据え、決して努力や結果に酔ったりしなかったのです。
夢や目標に対する管理能力が、半端なかったのです。19歳にして。
これを、本質的凄さと言わずに、なんと言うのか!
◆はねるのトびら
2001年、キングコングの2人は『はねるのトびら』のレギュラーに選ばれ、西野さんはMCに大抜擢されました。
◆M-1
M-1グランプリ2001には、芸歴2年3か月で決勝戦に出場しました。
◆不眠不休
このほか、レギュラー番組が何本もあり、劇場での漫才もあり、そして、西野さんがネタを書いていたといいます。
移動中にネタを書き、そして、楽屋や舞台袖で練習し、本番をこなし、気絶するように、2~3時間だけ眼むる。
そんな生活を、何年も続けたそうです。
こちらの ↓ Voicyで、西野さんの声で、お聞きください。この記事の、だいだい半分の内容を、より詳しく語っています。
西野さんの語りは、聴いていて【心地好い】ですよ~^^
~~~ 応援記事、その②終了 ~~~
◆僕の応援の概要
◆記事を書く上でのルール
◆映画公式サイトのリンク
コメントしていただけると、めっちゃ嬉しいです!😆 サポートしていただけると、凄く励みになります!😆