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攻撃してくる人に、どう対処するか② 僕の体験を公開します 西島さんも佐藤さんも、同じ工夫をしているハズです

今日の記事は、昨日の記事の続きです。


最初から読みたい方は、マガジンの固定記事からどうぞ。


人間関係についての、僕の思考を書きました。
今日は、僕の体験を公開します。

・ほやほやの実例(進行中のトラブル)

僕の、バイト先での実例を書きます。
固有名詞は仮名です。

僕は、バイト先のスタッフの、里中さんを信頼していました。
1番頼りにもしていました。
良好な人間関係も、築けつつあると思っていました。
里中さんは、40歳前後の女性です。
かなりの美人です。

僕の見立てでは、20数名のスタッフの中で、1番仕事のできる方です。

ある日の朝。
里中さんが、「この前、なせさん…」と険しい表情で言いました。

「あ、里中さん、体調は大丈夫ですか?」と、僕は聞きました。
里中さんは3日前、「体調が悪いから」と、早退したのです。

定休日のないシフト勤務なので、その日が、早退以来の対面でした。


里中さんは、何か言おうとして、でも考え直し、(もうイイ!)という態度を取りました。顔の前で手を払って、プイッとそっぽを向いたのです。

周りに他のスタッフもいましたし、朝は、僕の1日の仕事の中で、1番忙しい時間帯なのです。
後で、話そうと、僕は考えました。何か、不機嫌なのは明らかでしたから。


ところが。

そのとき以降、里中さんは僕に、ひと言も口を利いてくれません。遭遇しないように心がけ、仕事が終わると挨拶もなしに帰っていました。
これまでなら、そんなことはなかった行為です。

翌日以降は、挨拶さえなくなりました。

僕は、普通に挨拶しました。
しかし、里中さんは僕を、2日間丸々、完全無視。僕に言うべきことも、誰かに伝言するほど徹底していました。

次に、シフトで同じ日に出勤となったタイミングで、僕は、
「里中さん、ごめんなさい」と、謝罪しました。

悪いことをした自覚はないのですが、あそこまで怒っているのなら、怒らせたのは僕なのですから、なんにせよ謝ろう。
原因について謝罪はできないけど(分からないから)、怒らせてしまったという結果に対して、ちゃんと謝ろう。
そう考えての行動でした。

謝るまえに、こうも思いました。
「この行為は、逆効果もあり得る」、と。

「何が悪いのかも分かっていないのに、口だけで謝って」と、そんな解釈をされかねませんからね。不誠実な印象をプラスしかねません。
いわゆる、火に油を注ぐ、ってヤツです。

でも、僕の予定では、

「里中さん、ごめんなさい」

「は? なにについて謝っているの?」

「原因は分かりませんが、里中さんが怒っているのだから、間違いなく、僕が何かをやらかしたと思います。だから、怒らせるようなことをして、ごめんなさい」

こういうセリフを考え、用意していたのです。

そして、現実は、こうなりました。

「里中さん、ごめんなさい」

「は? ちょっとやめてください。仕事中です。迷惑です」

聞く耳を持ってもらえませんでした。いわゆる、取り付く島もないってヤツです。
周りに他のスタッフがいないタイミングです。変に粘って、セクハラっぽくなっても困りますし、僕は、すごすごと引き下がりました。

僕の謝罪後の、里中さんの反応は、案の定、より怒りを増していました。
僕は、キッチリ、火に油を注いだのです。(ワ~オ!涙)


話が長くなるので、以降を、箇条書きにてダイジェストします。
箇条書きは時系列です。

じょーじ、挨拶は普通に行なう
里中さん、挨拶なし
じょーじ、仕事の話は普通に行なう
里中さん、徹底的に僕との会話を避ける
(なんでも上長の内村さんに話す)
(やむ負えず会話する場合も、「中森明菜さん?」というほどの小声)

里中さん、僕のポジションと連携が密な業務を「やりたくない」と、
 上長の内村さんに言う
里中さん、その業務から外れる
・そのことを内村さんから聞いたので、僕は「おそらく僕が原因です」と、
 事の経緯を内村さんに説明する

じょーじ、挨拶も業務上必要な会話も、普通に行なう
里中さん、挨拶も会話も、極小のボリュームで、嫌々ながらも行なう
(世間話は一切していない)(業務に必要な会話のみ)

里中さん、挨拶が、普通に聞こえるボリュームになる(まだ小さいが)
じょーじ、「飴ちゃん、どうぞ」と、言ってみる(世間話みたいなもの)
(僕は、誰にでも、チョクチョク飴ちゃんをふるまっていて、過去、
 誰にも断られていなかった)(もちろん里中さんにも)
里中さん、「いりません」と、にべもなく断る
じょーじ、まだ早かったか~と、分析

じょーじ、時に、(なんで僕がイヤな思いを…)、と思ったりする

上長の内村さんと、里中さんの仲良しの志村さんが、
 里中さんから原因を聞いたらしい
・2人は、「大したことじゃなく、『その程度のこと』というものでした」
「なせさんは、気にしなくてイイと思います」
というだけで、
 具体的な内容は言葉にしなかった
言うと、今度は僕が怒るかも、と思っているようだった
じょーじ、その原因については、ひと言も質問しない
(どうせ、ウソを言ったのだと思ったから)

しばらくして・・・

・里中さんと志村さんがケンカになった
(仲良しなのに)
里中さん、僕への挨拶や業務上の会話のボリュームが、普通に戻る
(3か月も経っているけどね)(長げ~だろう、と思うけどね)
(でも世間話は、まだ、一切なし)
じょーじ、これは、志村さんとケンカしたからだろうなぁ、と分析
(里中さんのケンカの方法は【無視】が常套手段のようだ)
(里中さんは、志村さんとも、一切、口を利かなくなっている)
じょーじ、里中さんは、職場での孤立を避けるために、
 「敵の数を減らす作戦に、出たのだろうなぁ」
と思った

現在

・僕と里中さんは、挨拶と、業務上の会話のみ
(これは普通に行えている)
(まだ僕は、「飴ちゃん、どうぞ」とは、言えていない)
(いまだに世間話はしていない)
・里中さんと志村さんは、共に、いまだに無視を継続中

(もう、2か月近く経つかな? 1か月半かな?)

・里中さんが僕に怒った、原因(想像)

僕は、想像しました。
原因は、里中さんが体調不良で早退した日にあるハズです。

あの日、里中さんの体調不良は、生理痛だったと思います。

同じようなことが、以前にもありました。
体調が悪いということで、そのときも、里中さんは早退したのです。

その翌日の朝、里中さんから、業務用の携帯電話に、
「すみません。今日もムリそうです」と連絡が入ったのです。
「分かりました、お大事にしてください」と僕。

「スタッフの人数、大丈夫ですか?」と、里中さん。
「今日は、大丈夫です。里中さんの、その次の予定が…」

「あ、生理痛なんで、次の出勤日はきっと大丈夫です」と、里中さん。

そんな会話が、約1か月前にあったのです。


そして、今回のトラブルです。
僕も、アホではないですから、職場で「あ、生理痛ですね」などとは決して言ってません。「せ」の一言さえも、言ってません。

そういえば、トラブルの原因発生日と思われるあの日、里中さんに、
「体調が悪いんです」と相談されて、
そのあと、
「地下のトイレに行ってきます」と、2度も言われたのです。
そのとき、それが、なんか不自然に感じたのを思い出しました。

10分後くらいに、(そのときは)仲良しの志村さんと、僕のところへ来て、
志村さんが、「里中さん、体調悪いみたいだからさぁ。早退させてあげて」と、代弁されました。

僕は、「もちろん」と言いました。
里中さんには、即、早退してもらったのです。

そのあと、僕は、スタッフの配置換え的な対応を行なわなければならず、軽く、てんやわんやです。
里中さんには、志村さんがちゃんと付き添っていましたので、僕は、てんやわんやに集中させてもらったのです。

あの日のことを思い出し、原因を考えます。
想像しました。

里中さんが、怒ったのは、
①僕が、いち早く、「早退しましょう」と言わなかったのが不満?
②僕の心配が「足らないんだよ!」という不満?
③「心配して、地下に来るでしょ。なんで来ない?」という不満?

という”説”が浮かびました。

まてよ…。
その日は、上長の内村さんが休みで、翌日は僕が休みでした。
なので僕は、内村さんに、このトラブルの説明をlineで行ないました。

そのとき、
「里中さんの体調不良は生理痛の可能性あり
「あくまでも推察で、里中さんがそう言ったわけではない」というコメントも付け加えました。

内村さんがシフトを考える上で、必要な情報だと思ったからです。
出勤できるか否かが、分かる場合と、分からない場合では、事前準備が変わってきます。

もしかすると、里中さんが怒った原因は、
内村さんが、「生理は大丈夫?」って、言っちゃったのか~?
「なせさんから、そう聞いたからさぁ~」なんて、言っちゃったか~?

内村さんが、そんな発言をするとは思えませんでしたが、念のため、内村さんに直接質問してみると、
「そんなことは言ってません」
「絶対に」

「そんなこと言ったらセクハラになりかねないですから」とのことでした。


・最高の前提を見つける

さて。

ここで、里中さんの怒りの原因、つまり、
僕に対して、【無視する】という攻撃を行なう、その前提を考えてみます。

真面目な考察です。

①が最悪な原因です。僕が、メチャクチャ悪いケースです。
②③と番号が上がるたびに、僕の罪は軽くなります。

僕が、里中さんのSOSを、軽く扱ってしまった。
(僕には、そんなつもりは無いのですが)

②里中さんとの「地下のトイレに行ってきます」「分かりました」という会話の数分後に、業務用の携帯電話で「どうですか?」と電話すべきだった。しかし僕は、それを行なわなかった。

※思考中
だとしても、こんな理由でここまで怒るって、僕は”恋人”じゃないぞ?
(「里中さんって、美人だなぁ」って思っていた時、僕の鼻の下が、伸びていたのだろうか?)
(バイト先では、「僕は、妻のゆかりちゃんが大好きです」って、言ってないからなぁ)
(こいつ、私に惚れてんな、って思われたのかなぁ)

③はは~ん。逆かな。里中さん、僕に惚れつつあったんだな。
 
で、
「あれ? 心配の度合いが少ない」
「この程度じゃ、他のスタッフへの対応と、同じじゃない」
という、そういう不満が発生した。

④会わない2日間、里中さんは不満を膨らませて、
「この私をその気にさせて、それでいてアンタは惚れてはいなかった?」
「ふざけないでよ!」
「この私を誰だと思っているの!」
「美人の里中よ!」
「こんな結果は、私のプライドが許さないのよ!」
と、そんなふうに、なっちゃったのかな?

僕は、こんな想像を巡らして、以下の原因を採用しました。

里中さんは、僕に惚れかけてしまっていたんだ。
(そういえば、人妻でお子さんもいるのに、「旦那と上手くいってない」「口も利かない」とか、たまに、ブツブツ言ってたなぁ)

僕の罪は、里中さんに「私に気がある」とか「脈アリ」とか、そう思わせてしまったことだな。
(僕は、全スタッフに優しく接しているのだが)
(里中さんは、「私だけに優しい」と思ったのかもしれない)

勘違いした里中さんが悪いという説もありそうだが、その説は、里中さんのプライドが許さないのだろうし、

俳優の、西島秀俊さんや、佐藤健くんも、こういうトラブルって、たまにあるんだろう。
僕も、彼らと同様の注意をしなければならなかったんだ。

こう考えれば、まあまあ、面白くなるかな。

ちなみに、妻のゆかりちゃんには、その都度、話をしました。
里中さんのことも、志村さんのことも、上長の内村さんのことも。

そして、僕の、上記の”説”も語りました。

「じょーじって、ホントにおめでたいね」と言われましたが、そう言った、ゆかりちゃんの顔が、少し心配していたので、僕は大満足しました。


・最高の前提を信じ、言動を徹底する

ゴホン。(咳払いです)

まあ、どっちみち、真意は確かめようがありません。
なので僕は、上記の前提にのっとって、里中さんに接しています。

具体的には、以下の通りです。

・相変わらず、ちゃんと挨拶をします
・他のスタッフと、まったく同じように、挨拶します
・愛嬌やサービスを盛りすぎず
・逆に、抑えたりもせずに
・他のスタッフと同じように、名前を呼んで、連絡事項を伝えます
・普通に、笑顔で接します
・世間話は、僕からは行ないません
・里中さんから、世間話をしてきたなら、僕は大歓迎です
・その場合、ごく普通に、世間話をします
・スタッフ全員に、影日向かげひなたなく、誠実に、優しく、接します

・この言動を徹底するモチベーション

行動には、モチベーション(動機づけ)が必要ですよね。

僕は、神様でも仏様でもありませんから、美しい心が”動機”ではありません。

妄想して、楽しんで、より楽しい結果を作りたいのです。
せっかく、少しばかり嫌な思いもしたのです。
その何倍かの楽しさを生み出したい。その何倍かの楽しさを味わいたい。

そういう、損得勘定みたいな思考もあります。
『泣きっ面に蜂』『弱り目に祟り目』みたいな、さらなるマイナスも呼びたくありません。

里中さんのことで僕がイライラしたなら、喜ぶのは、里中さんだけです。
僕も、ゆかりちゃんも、娘も、他のスタッフも、誰も喜びはしませんよね。

むしろ、僕の思う最高の決着は、

①いつか里中さんが、
 「ああ、なせさんが私に気があったんじゃないんだ」
 「私が、なせさんに惹かれていたんだ」
 「そして、惹かれたのは当然だったんだ」
と、気づいてもらう

「なせさんは、私にじゃなく、みんなに優しかっただけだ」
 「私が、勝手に勘違いしただけ」
と、正しく認知してもらう

「こんなにも素敵な男性ひと、奥さんが手放すわけないな」
 「きっと、奥さんにも優しいんだろう」
と、正しくあきらめてもらう

④気持ちよく、清々しく、あきらめてもらう

「私も、もっと夫を大切にしよう」と、そう思ってもらう

ここまで欲張ります。
ここまで出来るとは考えてはいません。

でも、目指すのは、ここまで目指すと面白くなります。


また、すごく長文になってしまいました。

まだ書き足らないです。
明日かは約束できませんが、まだ、続きを書きます。

最高の前提を信じ、言動を徹底した、その結果はどうなのかを、少しですが書きたいのです。

あと、
意地悪や嫌がらせをされると、悶々もんもんとするじゃないですか。
それを僕は、どう考えているのかが、少し、読者の方の参考になる気がします。

もう1つ。コメントを読んで、

多くの方は、被害者になることを怖れ、と同時に、
自分が加害者になる(それは誤解なのだけれども)ことを怖れている

と感じました。

これは、アドラー心理学の『課題の分離』が、バッチリ解決してくれると思います。
ここも、僕なりに、体験談で語ってみたいです。


続きの記事 ↓


・〆

これだけ長文になると、ゆかりちゃんが読まないかもな~。
僕は、ゆかりちゃんが大好きです。






チャオ!


※この記事は、エッセイ『妻に捧げる3650話』の第1074話です


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