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御手洗家は父親が嫌いでした。

いまさらって言われたらいまさらなのだけど、『御手洗家、炎上する」を観た。

※ネタバレ含むと思うのでこれから観るって人はここで閉じて下さい

予告を観た。

『このおんな』という女に不幸にされた『山内しずか』と名乗る『御手洗あんず』という主人公が復讐する話。家が燃えている描写から察するに『このおんな』っていうのが過去に放火して『あんず』だけが生き残ったのだろう。

予想はずれ

『このおんな』が家を燃やしたらしい。それなのに実の母親が自分の不始末で家を燃やしてしまったと思い。それがきっかけで離婚。離婚する事と、あんずと妹のゆずを引き取り家を出る事で母親は責任を取る。父親は『このおんな』が燃やしたとは知らずに事もあろうか『このおんな』と再婚。『このおんな』の連れ子2人と4人で過ごしている。しかも父親は病院の跡取りで超金持ち。『このおんな』は玉の輿として幸せそう。Instagramやらで人気もあって勝ち組。そこに家事手伝いとしてあんずが家に行って放火の証拠を見つけ出すという話らしい。

『このおんな』こと『御手洗まきこ』

御手洗家乗っ取り。忙しくても家事はやるし、料理の腕も達者である。主婦の憧れの存在。すべてが嘘。他人を信用しない。唯一信じたのは『山内しずか』だけ。山内しずかにしても、『2階には絶対あがるな』という言いつけを守らなかったからという理由で家事手伝いを一度は解雇するも、『世界で唯一事実を知っている自分が手助けします。』的な事を言われ再雇用。2階に上がるなというのは長男が引き篭もりだが、世間には商社勤めで海外にいるとしてるのをバレたく無いから。山内には料理を教えてもらったり色々助けられてく中で自分のマネージャーにまでするくらい信じられる様になる。SNSで自分の過去のことが書かれると投稿主を脅して記事を消す様に指示は出すし、指示通り消させる山内しずかも敏腕すぎる。が、家族の前で指示通り消させた事をまさかの山内に暴露され息子のきいちの前で自分が火をつけた事を認め、家を出て行く様に言われる。しかし、翌日には自ら記者会見を開き堂々と『これからも御手洗まきことして生きる』と宣言。自分のSNSが乗っ取られて料理も家事手伝いがやっていたなどの証拠が自身のSNSで拡散されメディアが家にまで押し寄せてくる。そんな中、警察署に任意同行で連れて行かれ警察の前で自身が火をつけたのを認める。

引き篭もり兄ちゃん

長男は商社勤めで海外で活躍している御手洗家の二階で引き篭もり兄ちゃんこと『御手洗きいち』。捻くれ根性半端ない幼少期の優しさなんて微塵もない感じ。山内を脅して自分の奴隷にするなんてあるある過ぎると思ったら仕事を手伝わせるところが童貞ぽくて可愛い。しずかが2階に上がったのがバレたのは、きいちがしずかのエプロンからボタンを千切って廊下に落としていたから。きいちはしずかが家に来たのは何か裏があると考えて疑っていた。しずかが家でクローゼットを物色しているのを動画に収めて、それをネタに奴隷にする。が、しずかがあんずであること、火事はまきこがやったことだと聞いて協力することになる。証拠になるかも知れない何かを見せるためにしずかと家を出るも自宅の門で外に出るのが怖くなって引き返すと軟弱っぷりを見せる。やっぱり自分には無理だ。諦めた。という態度を見せるとしずかにブチギレられ立場逆転。母親が警察に連れて行かれたと弟からメールを貰うと実は火を付けたのは自分だと自首をする。

優男

弟こと『御手洗しんじ』優しい好青年。御手洗家にいた前妻や、その姉妹への罪滅ぼしの為にも自分は立派な医者になることを志す唯一まともなしんじ。ちょっと母親の言いなり感はあるが憎めない感じ。妹のゆずとはちょくちょく会っているし、ゆずが自分たちが住む前に家に居た姉妹の妹だというのも知っている。ゆずに気持ちがあるらしく、メールが既読にならないのもゆずの携帯が壊れてると思うほどの天然ボーイ。ゆずもまきこが家を燃やした証拠を探しているとは知らないのだけど父親に会える様にしてと頼まれセッティングするなど協力的。母親が警察に連れて行かれ、兄が自首したのち自宅で酔った母親が謝ってテーブルに火のついたジッポを落としアルコールまみれのテーブルが燃えるのを見て動揺。慌てて着てた服で鎮火するが泣きながらゆずに謝罪をする。幼少期、自宅にあった服を届けに来たところカレーが鍋に入っていて、美味しそうだと鍋に火を付けたところ、鍋の横にあった布巾に引火。自分には消せないと逃げ出し、家でご飯を食べているところニュースで火事になったことを知る。このことから自分は立派な医者になることで罪滅ぼしになると思う痛い子。

御手洗さつき

病気で記憶喪失。記憶が戻るとまきこのSNSを乗っ取り実は料理が出来ないことなどを拡散。まきこに言いたいこと言ってやってスッキリ。

御手洗ゆず

お調子者。ちょいちょいミスが多くまきこにバレる。

山内しずか

こと、御手洗あんず。

父親こと御手洗おさむ

目の前でまきこが自白したのに自分がいないとと言われ何故かまきこ側につく。が、すぐにまきこのSNSで炎上すると、お前らのせいだと罵倒し、警察にまきこが放火したと通報する。こいつはヤバい。

感想

予想以上の展開で、1日で全話観れました。特に、ゆずが父親に助けを求めに行って、父親も証拠の品があるか確認する。と伝え解決するかと思いきや後日ゆずと2人でいるところにまきこ登場。父親裏切り。あんずが父親に直接会い話をするも、父親はまきこに電話をしようとする。そこに現れる看護婦長。看護婦長はまきこ側かと思いきや実は昔さつきにお世話になったことがあり、あんず側で父親もまきこの指示で盗聴されてたのを知る。しかもあんずと父親との会話も録音してると看護婦長に脅される。で、あんずは何故かまきこの敏腕マネージャーとして活躍。看護婦長の協力もあってまきこにはゆず達の嘘の報告で騙す。まきこの過去を知るムジナがまきこの過去をネットに晒すとまきこはゆずを捕まえ自宅に連れ込む。ゆずはムジナの記事を皆の前で見ようとするが記事が消えている。勝ち誇るまきこ。そこに現れるあんず。しずかがあんずと知らないまきこ。あんずだと名乗るしずか。ムジナから放火があった日の防犯カメラに映っていた上着を当日まきこが着ていた証拠となる写真を見せつける。2階に逃げようとするも長男が階段の上に居るのを見るや自白するまきこ。一件落着かと思いきや「考える時間が必要だ」と言う父親。嫌な予感。翌日まきこ強気の記者会見。呼び出される父親。「病めるときも、健やかなるときも一緒にいるのが夫婦だ」と言われ何故かまきこ側としてメディアの前で話す父親。それを見る姉妹。SNSでまきこの嘘が流出。まきことさつきの一騎打ち。長男の家出。見つけるあんず。あんずの家で朝食を食べる長男。捕まるまきこ。長男を庇って放火したと嘘つくまきこ。弟を庇って自首する長男。実は真犯人の弟。さつきのせいになってほっとした弟。自首する弟。出所する長男。待ってるまきこ。2人を追いかけるあんず。まきこに長男をくださいというあんず。なんじゃこりゃーと言いたくなるが、長男は童貞なだけで、ずっとまともだったし主人公がハッピーエンドならそれで良い。

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