生存のため、自然淘汰の闘争

「人間相互の間に、信頼や善意がほとんど存在しないことに思いをいたせば、他人の好意や判断に乗る安全性など、あてにならない」

 16世紀フィレンツェの貴族グッチャルディーニ。

上の言葉の中の「人間相互」を「国家相互」、「他人」を「他国」に置き換えて見れば、現代世界の問題(過去から継承されて来た問題ではるが)が、実に明確に見えて来る。

結局、国家間も、人間世界も、「正義の歴史」は勝った者の論理で書かれる。
弱肉強食の論理に従い、勝った者(勝ちを継続した者)が、結局は正義。

善悪、正義、不正義は関係なく、人間、そして国家は、結局は、生存のための闘争、自然淘汰の世界に生きていることを忘れてはならない。

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