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太宰師大伴卿の、酒を誉めし歌(13)

もだ居りて 賢しらするは 酒飲みて 酔ひなきするに なほしかずけり
                           (巻3-350)
ぶすっとして賢そうな顔をしているようだけど、酒を飲んで酔い泣きするほうが、よほどまともだよ。

酒を飲もうが飲まなかろうが、どんな顔をしていようとも、その人の勝手だと思うけれど、酔っ払いという連中はとかく自分たちの酔っぱらい仲間へと誘いたがるようだ。
「俺の酒が飲めないのか」は、時代を超えて、なくならない言葉らしい。

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