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伝道者の書第47話神の宮に行く時には、その足を慎むがよい。

(原文:第5章1)
神の宮に行く時には、その足を慎むがよい。近よって聞くのは愚かな者の犠牲をささげるのにまさる。彼らは悪を行っていることを知らないからである。

神の前に立つ時には、慎重であらねばならない。
まず、自分から語るよりは、心を静め、神からの言葉を聞くことに集中するべきである。
「愚かな者の犠牲」とは、「深く考えずに、できもしない約束を神に誓うこと」。
愚か者は、それが悪であるということに気づかず、性急な約束を口にする。

神前では、まず神に感謝し、神の言葉を慎んで聞く(感じる)ことが大事。
それを考慮せず、愚かで高慢な者は、確かな根拠もないのに、「あれもやります、これもやります」と、誓ってしまう。
それは、神に対する嘘とか、詐欺行為にもつながることを、何ら理解していない。
全てのことは、神が助力をしてくれて成就するというのに、自分だけですべてが出来ると考える思慮の未熟さは、愚かとしかいいようがない。

やはり、神前では、謙虚、真摯に神の言葉に耳を傾けるべき。

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