石仏の話(3)不格好な石仏
道端に立つ石仏の中には、長い間の風雨などの影響もあり、形が崩れているものがある。
また、元々が技術の高い有名仏師などにより作られていないこともあり、少々イビツな仏もある。
ただ、かえってそんな「不格好な仏様」のほうが、親しみがわく。
何しろ、気軽に話しかけられるような気がする。
有名大寺に収納された絢爛豪華な仏様や、数十年に一度しか見られない秘仏を否定するわけではないけれど、「人の笑顔を誘う、人を癒やす仏」であって、いつでも見られるし、仏としてのありがたさは何も変わらない。
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