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伝道者の書第71話悲しみは笑いにまさる。

(原文:第7章3,4)
3  悲しみは笑いにまさる。顔に憂いをもつことによって、心は良くなるからである。

4  賢い者の心は悲しみの家にあり、愚かな者の心は楽しみの家にある。

何の苦労もせず、安楽に笑いながら何も考えず生きてきた人。
様々な労苦を経て、人生は単純ではないと考えながら、懸命に生きている人。
心を磨いている人は、どちらなのだろうか。

賢い人は、喪中の家にいるように、常に過去を考え、将来への改善策を考える。
愚かな人は、ただ歓楽を求めるのみ。

悲劇や苦難にも、それなりの意味がある。
それを乗り越えることにより、人は成長する。
努力を嫌い、ただ遊ぶだけでは、人の成長は難しい。

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