雪の日の記憶①子狸がやってきた 34 足袋猫 2019年2月22日 21:10 アトリさんたちがとまっていた桂の木が真っ白になっていた2月のあの日のこと(今は雪国なのに雪がない)) 狸さんがやってきた。 子狸かな・・まだ小さい。 時折雪が降りしきる竹林の端で何か食べている。もごもご動くお尻が可愛い。 お食事のあとで雪を食べていた。 ちょこんと座ってる。後ろ姿が哀愁を漂わせている感じ。 この子はどこで産まれて、どうやって生きてきたのだろう。 おや、ハシボソガラスの旦那さんが偵察にきた。ここは彼らの縄張りなのだ。 生きるって大変だね。わたしは、ふっと見ることができたこの表情を忘れることができない。 旦那さん、体を上下しながら威嚇の鳴き声を上げる。しかし、子狸はほとんど気にする様子がない。 ハシボソガラスさんも生きていかなくちゃなんだよね。そういう意味ではみんな平等。着地して様子伺う。 子狸、うずくまったまま動かない。この子どうやら左後脚を怪我しているらしく、歩き方がぎこちなかった。あれから幾日も経って、雪はほとんど消えてしまったが、その後姿を見かけることはなかった。 #日記 #雪 #動物好き #狸 #ハシボソガラス #雪がない雪国 #猫の日に狸 34