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充実した人生の後半戦のための「逆・ジャネの法則」

年の瀬にさしかかると、周りからよく聞くのが「あっという間に年末が来たね」という声。

時間が過ぎ去るのが昔よりも速く感じられる、というこの現象は、心理学で「ジャネの法則」として知られている。

たとえば、子供の頃の夏休みの一ヶ月は永遠に続くように感じられたが、大学生の一ヶ月の休みは、あっという間に感じる、ということだ。

もう少し詳しく言うと、60歳の1年が人生の1/60、つまり1.7%を占めるのに対し、10歳では1/10、つまり10%だ。
そのため、今の1年は50年前の1年の1/6として短く感じられることになる。

年を取るにつれて、日常が繰り返しとなり、新しい体験が減ることが、時間の経過を速く感じさせる原因の一つだ。

しかし、ここで視点を変えて考えてみよう。
大人であっても、衝撃的な新体験があれば、その時点を意識させ、時間経過をゆっくりと感じられるかもしれない。

これを「逆・ジャネの法則」と呼ぶことにする。

認知科学において、新しい体験が脳に強い印象を与え、時間知覚に影響を与えることが知られており、この法則には現実味がある。

2023年後半は、自分にとって「逆・ジャネの法則」を実体験する時期だった。

7月にRABというグループを初めて知り、彼らの熱狂的なファンになった。
それから彼らの夢を叶えたいという想いからnoteで執筆を始め、ChatGPTを文章作成の支援ツールとして課金してまで導入した。
これらは、これまでの日常とはまったく異なる、新鮮で衝撃的な体験だった。

8月以降も新しい挑戦は続き、女性ファンが多いライブ最前列での応援、GPTを使った小説の執筆、マンガ原作大賞への応募などを経験した。
また業務でのGPTの積極的利用も始めた。
この半年間を振り返ると、実に濃密で宝物のような時間を過ごしたと感じる。

「逆・ジャネの法則」は、これまで考えもしなかった新しいことへの挑戦と、それを継続することで発現する。その真価は、そうすることで、年齢に関係なく、充実した時間を過ごすことが可能となることだ。

始まりはRABとの出会いだったが、自分にとって大きな転機はnoteでの新しいスタートだった。
ここでの記事やコメントを通じた交流は、自分の成長に欠かせない部分となり、「大人の学び」の具体例と言える。

これからも、好奇心を持ち続け、新しい挑戦を恐れずに進んでいくつもりだ。

そうすることで、「逆・ジャネの法則」に沿って、子どもの時の夏休みのように長く、充実した時間を感じながら、人生の後半戦を歩むことができるはずだ。

ありがとう。そしてこれからも、よろしく。

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