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S.S.V.R. 【ココロ活】感情を弾けさせよう

シニアワーカーが増える中、いつまでも元気で輝く「スーパーシニア」を目指す筆者の知見を ジャンル別にレシピ化した このシリーズ。

今回は、冴えた頭脳とボディに続いて、心に豊かな感情を持ち続けるための対策レシピだ。

レシピ:推しを見つけて スキをスパークさせよう

身体や頭脳のアンチエイジングに加えて、感情も豊かさがあれば、内面からも輝きが増していく。

ココロ活、すなわち感情面での充実を目指す活動は、シニアの精神的な健康維持に不可欠であると共に、社会的な繋がりや自己肯定感を高めることにも効果がある。

筆者の体験から、まず重要と思うことが「推し活」だ


推し活のススメ

ここでいう推し活とは、特定の人物やグループ、趣味などに対して強い関心や愛着を持ち、応援グッズを買ったりライブに参加するなどの行動を伴う活動のことだ。

SNSでフォローしたり、TVや動画配信サイトで画面越しに観るだけでも感情は動くが、それでは足りない。

リアルな体験で得られる感情の高まりや、推し仲間との交流がもたらす社会的な繋がりの感覚こそが、脳内のドーパミン分泌を促進し、幸福感を高めるからだ。


筆者の推し活は、一年前の7月に観たリアルアキバボーイズ(RAB)というアニソンxブレイクダンスユニットの動画配信がきっかけだった。

しかし、ライブの初参加までは3ヶ月かかっている。

配信のコメントが圧倒的に女性が多かったこともあり、おっさんの自分がライブに行ったら、場違いじゃないか、怪しまれないか、浮かないか、といった不安があったからだ。

この後ろ向きな思いが、自分の行動を縛り、推し活を妨げていたと思う。

しかし、いざライブを体験してみると、推しとそれを応援する皆が一体となり、喜びと興奮が溢れ、自分の心の底から熱量のようなものが湧き上がってくるのを感じた。

これは部屋で動画配信を観ているだけでは、決して味わえなかっただろうと確信した瞬間だった。


その後も継続してイベントやライブに参加 したが、SNSでも交流のある推し仲間ができるまでには、さらに4ヶ月かかった。

それでも、自分はとても運が良かったと思う。

ライブでは最前列の中央付近にいたため目立っていたようで、向こうから声をかけてくれたのだ。

凄く嬉しかったし、真の意味での推し活は、その瞬間から始まった。


体力的に若い皆と同じようにはいかないけれど、SNSやイベント参加、その後の飲み会を通じて、知らなかった様々な刺激に満ちた毎日を送っている。

推し活を通じて、人生に新たな喜びと意味を見つけることができたのだ。


推し活の注意点

推しに出会うには運の要素もあるが、常に好奇心のアンテナを張っておくことが重要である。

その対象は、同年代ではなく、1〜2世代若い人たちが夢中になるものを見つけることが望ましい。

これにより、新しい視点や刺激を得ることができ、ココロ活になると共に、脳の活性化にもつながるのだ。

さらに若い世代の好む推しを選ぶことも良いが、価値観が離れすぎていて、最初は慣れるのに時間がかかるかもしれない。


また、柔軟に休みを取るためには、職場の理解も必須である。

自分の譲れないところはココにあるのだ、ということを、恥ずかしいかもしれないが堂々と主張しておくことが大切なのだ。


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