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統合失調症

私は統合失調症という心の病気を持っている。

まず、最初に違和感があったのは、高校3年生の終わり頃のこと、友達と帰ろうとして、保健室のそばを通って抜けると、近道になるので、そこを通って帰る時に、他の生徒が自分のことで笑っているような感覚におちいった。

それから、高校3年生の冬休みが来た。部屋から出るのが億劫おっくうだった。
過食もあったのか、ポテチを一袋、ペロリとたいらげたりして、卒業式を迎える頃には、学生服のスカートも入らないくらい、太ってしまった。
卒業式の時には、1~2年生の生徒から紙吹雪を投げつけられたりして、自分のことが、嫌いになりかけた。でも、優しい誰かのお母さんが、髪についた紙吹雪をとってくれて、優しい人もいるものだな!と思った。

それから何年か前に、
風邪を引いた時に、風邪薬とは間隔を開けて薬を飲んだ方がいいと思い、薬を飲むのを遅らせたばっかりに、気付いたら一週間統合失調症の薬を飲んでいなかったのだ。
それから、お母さんがおかしい様子の私を病院へ連れていき、入院する形となった。

精神科の病院への入院は、3ヶ月と結構長引いてしまった。

~入院中の出来事~
・最初、訳も分からず、入院してる患者さんや看護師さんの前で、上着を脱いだりしていたそうだ。
・次に、薬の副作用で、生理が止まったりもした。薬が自分に合うのを見つけるのに結構長い時間がかかり、退院するのが遅くなった。


入院中の話を省略しようと思う。


高校3年生の終わり頃から、34歳となった今でも、統合失調症と戦い続けている。

寛解かんかいと言って、完治ではないものの、病状がおさまって、穏やかになった。

薬を毎日夜に2錠飲むだけで、あの辛かった入院生活とはおさらばだ。
と言うのも、統合失調症は、一生薬を飲み続けるらしい。
そう言う意味での、戦いである。

でも、私には、大切な家族も彼氏も友達もいる。

これから、いったい、どんな人生が繰り広げられるのであろう。

まだ、未婚だし、いつかは、結婚したいなと思っている。

#創作大賞2023
#エッセイ部門

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