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日本とバンクーバー、その時差と距離がくれたもの

こんにちは、MAIです。先週東京への一時帰国からバンクーバーに戻ってきて、今日ようやく、ほっと日常を取り戻せた気持ちになれました。

東京には1ヶ月弱いましたが、すごく忙しかった…… 私は昔から予定を詰め込みすぎるクセがあるのですが、今回は旅行もせず、仕事関連や会いたい人とのアポイントに集中した結果、ちょっと息切れするくらいになってしまいました。本当は、もっとゆっくり話したかったけれど、限られた時間しかなくて、じっくり話せなかった友人・知人の顔が頭をよぎります。とても残念。もっといろいろ話したかったな。

「日本からバンクーバーに戻ってくるとほっとする」と、何人もの移住された方々から聞いていましたが、まさか自分もそう感じるとは。

今回一時帰国して感じたのは、「東京って忙しいな」ということ。もちろん、東京でも自分のペースを大切に、丁寧に生活されている方もたくさんいます。

でも私は、そんな上手に生きられない。この便利でなんでもすぐ手に入って、地下鉄やタクシーも充実していて、たくさんの人に出会える都市にいると、できる限りのことをしようとしてしまう。そして、家族と過ごす時間を削って、「やりたいこと」に向かってしまう。

欲張りで、全部やりたくて、断るのがあまり好きでない私は、東京にいると、何にも追われていないのに、何かに追われているように動き続けてしまって、そして疲れるんだったと思い出しました。

楽天で忙しく働いていたとき、外国籍のチームメンバーに「todaさんはSpeed Queenでずっと動いている」と言われたのが頭をよぎります。

以前、日本人の母をもつ大学院のクラスメイトが、「日本はちょっと離れたところから好きでいたい場所」と言っていたのが、少しわかる気がしました。

バンクーバーに戻る飛行機の中で、「あー、疲れた」と大きく息をはいて、もしかすると、太平洋を隔てたくらい、東京から離れていて、かつ、時差もある距離が私にはちょうどいいのかも、と感じました。そして、留学先を時差の少ないマレーシアではなく、バンクーバーにしてよかったと。

日本にいると、朝から深夜までSlackを見て、反応してしまいます。そんな生活が体にしみついてしまっていました。時差のあるバンクーバーにいると、朝起きてすぐSlackを見るけれど、日本は深夜で、午前中〜午後早めの時間は、あまり連絡がきません。そのため、企画立案やリサーチ、原稿作成・確認など、じっくり向き合う業務に時間を割けます。

子ども達も日本と違って、学校や習い事への送り迎えが必要なため、バンクーバーに戻った後は、日本に一時帰国していた間よりも、一緒にいて話す時間が増えました。

さらに今回は、中2の娘もバンクーバーに連れて帰ってきたので、新しい3人での暮らしのセットアップも必要です。娘は日本の私立中学を一旦退学して、近所の公立学校に通います。3人だと今のアパートでは狭いので、少し広めのところに引っ越しを計画中です。

週明けの月曜日に息子を小学校に送ってから、大好きなモールの指定席で、TimsのLondon Fogとクロワッサンの朝ご飯を食べながら、好きな音楽を聞いて、このnoteを書く至福の時間。こうした時間を大切にすることで、私は心と身体のバランスを保って、家族や周りの人を大切にすることができるんだな、と実感しました。

先々週の大雪から一転、気温が上がって、いつもの雨のバンクーバーですが、そんな気候がだんだん嫌いじゃなくなってきている。今は車もあるからね。日本とカナダ、両方の良さを体感しつつ、ご縁をいただいた仕事を成長・発展させながら、子ども達の学校生活もきちんとサポートしていきたいなと思います。


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