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教授の役割は…

久しぶりの更新です。
4月から新しい職場となり、場所や人に慣れるまで心落ち着かない日々を過ごしておりました。

国立大学で働くのは初めてでして、当たり前だと思いますが、今までの公立や私立での職場とは、いい意味でも悪い意味でも全然違いました。

1日の辞令をもらう際も、まずは教授だけ呼ばれ、最初に渡されたり、教授だけの互助会があり、給料から数千円天引きされたりと、おーって思うことが多々ありました。改めて辞令を見返すと高揚感もあり、これからの責任の重さと教室を盛り上げていかないと、という思いを強く感じました。

すぐに学部生や大学院生への夜間講義があったり、今月は教授会をはじめ、所属の委員会など参加する会議のたびに自己紹介ばかりをして、ペコペコ月間でしたね。

今まで、自分のやりたい研究や教育をするには、教授にならないといけないと強く思っておりました。そのために頑張ってきたつもりです。しかしいざ教授になってしまうと、当たり前ですが自分のことだけでなく、所属の分野、所属の学科、学部、そして大学のこと、周りの地域のことなど俯瞰して物事をみないといけない立場なんだなと、改めて感じました。

また、自分よりも下の先生方を育てていく義務も担っているのだと、改めて感じております。院生の時に所属してた大学では、国立でしたのでバリバリと研究をして外部資金など科研費も獲得して、論文も沢山書かれている先生たちを多く見てました。しかし、今の職場は同じ国立なのに研究よりも教育に力を入れており、下の若い先生たちは研究をしたいのにできていない現状がありました。色々と問題点は1ヶ月いて大分見えてきました。

いきなり、組織を変えるのは、難しい状況もありますが、徐々に皆がいい方向に進めるように自分の役割を果たしたいと思っております。

目標にしてたものを得ると、また新たな目標も見つかりました。地位が人を作るといいますが、この地位に甘んじることなく、努力を続けたいと強く思いました。

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