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春分の日:中国語とお大師さんと呼び込みのおっちゃん

2024年3月20日は春分の日は雨、あられ、ひょう、突風、青空、雪、と目まぐるしいお天気で、天気予報士の正木さんもビックリのお天気マークアベンジャーズの日であった。

中国語初体験予約

中国文化学院の春の無料体験講習会に参加申し込みを行っていた。祝日なので語学に興味!の夫も誘っていた。
しかし朝から嵐の予報で我々は生来モノグサであるので、雨が降るととたんにドタキャンすることが目に見えていたので、wethernewsを見て11時から雨予報らしいと分かった時点で、目的地近くのジャンカラを予約することにした。
最終目的地は大阪市北区に中崎町になるので11時に、阪急東通り商店街のジャンカラを予約。私は御朱印女子となったところなので、大阪の太融寺にお参りに行きたかったのもある。

太融寺に参拝する・お稲荷さんに痺れる

滝の洞窟前に祀られている、榎木稲荷。これは可愛いおキツネ様が、御神体の鏡をお守りしておられる。とても愛らしいし、滝の前なので何やら特別に清浄な気配を感じる。右側手前には奥之院があり、本尊の不動明王が祀られている。これは、滝の洞窟内に戦前の不動明王石仏安置。
太融寺は、夫の職場の近くであるから、我の出産の時も、乳がんの手術の時も夫は安全祈願の御祈りをしてくれていた場所である。

祖母も「お大師さん」と言って、毎朝朝日に向かってなにやらお経をあげていた。よく太融寺さんに行って蝋燭を買ったり、御線香を買ったりしていたのだった。

我にとっては馴染みのあるお寺さんである。ようやく行くときが来た。
お参りをしたあと、張り切って御朱印をいただいた。
御朱印を書いてくださった方、つまり朱印所役と呼ばれる方は女性であった。ハイヒールのりんご姐さんを思わせるしゃきしゃきとした話し方で、風貌は「山田詠美先生」のようである。つまり黒髪ロング前髪パッツン系。

我は心の中で「エイミーポンポコリン」と唱えながら、手を合わせて御朱印を書いていただいた。

その後、阪急東通り本店ジャンカラに行き1時間半、カラオケを(一人で)熱唱し、無料のソフトクリームを3回おかわりし、堪能したあと、現地に向かう。

中国語文化院 内山加代学院長


中国文学院は65年の歴史がある由緒正しい語学学校であった。
学院長の内山先生は「私は中国語を勉強して60年になります。いまだに勉強しています」と仰っておられた。

世界の言語ランキング1位は北京語(標準中国語:95,500万人)である。続いてスペイン語40,500万人、世界の共通公用語であると思っていた英語はまさかの第3位36,000万人である。

にも関わらず、我を含む大多数の日本人は北京語・中国語おろかスペイン語もNGである。これではとてもグローバルには太刀打ちできまい。

中国語、むづい・・・発音がむづい。声の調子、声調が第一声から第4声まである。第1はソの音で、喉を開いて大きく出す。

第二声は上がり調子で、サザエさんに出てくるマスオさんの「ええっ?」みたいな感じ。第三声は低く平らに,第四声は下がり調子で、カラスの「かぁー(⤵)」のイメージ。

参加者10名ほどで、散々発音の練習をしたあと、休憩にとお茶がふるまわれた。事務員を思われた女性が実は無料受講生から講師となり10年という「ミニ先生」でお茶を淹れてくださった。
その際の会話。

给你,茶 Gěi nǐ, chá
这是什么茶 zhè shì shénme chá
这是中国的乌龙茶。zhè shì zhōngguó de wūlóngchá.
它很美味 Tā hěn měiwèi

このミニ先生の発音が素晴らしく一同「ほ~~~💛」となった。

俄然中国語に興味を持つ我である!!先生がご存命のうちに習っておくべきと決意を固めた。とりあえず、来週の無料講習会にも出席をする所存。

外に出たら雪か雹か雨か霙か分からない風が強い天候。気温は7度ほど。さむ~~!!夫婦ともに何か中華が食べたい気分となり、大阪王将(王道)に向かう。

客引きおっちゃん(と芥川龍之介)

阪急東通り商店街のストリートに各所に謎の「無料案内書」があり、おじさんが客案内の為に立って仕事をしている(店によっては若い女性もいる)。

おじさんが、「(おっぱい)もみほうだい・吸い放題、美味しいよ!」と声掛けしてて爆笑してしまった。

友達にいたら、絶対「もみほ」とかあだ名つけてしまうであろう。隠語で「momi」とかつけてしまうかもだ。

夫と、そのおじさんのことを家に帰っても話していた。おじさんは多分我とそう年齢も変わらない。「おっぱい揉み放題吸い放題美味しいよ、って、おっちゃん恥ずかしくないのかな」と我が言ったら夫は「・・・多分プライド捨ててるプロの域なんだろう」と。
我々は想像力が貧困であるので、あのおじさまは趣味等は競馬とかパチンコか・・など思いを馳せるが、「案外家では芥川龍之介とか読んでるかもよ。それはそれで深いな」と。

職業に貴賎はないのだ。変にプライド残すより振り切るのが大事。爆笑を買えたらしめたものである。

色々な意味で実り多き春分の日であった。


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