わたしが手術要件撤廃に反対する理由

それは、身体違和がなかったことにされ、男性器はもうないにもかかわらず、まだ隠し持っていると言われるようになるからです。


睾丸もペニスもないのに、”ある”とデマを流す人がもう現れています。
皮膚は再利用する場合があるだけです。

短小で挿入できない人は、その後性別適合手術し、手術後10数年たっています。その人にとって男性器は異物でしたので、女性器の形にする手術をしたのです。当然のことですが睾丸やペニスはありません。

にもかかわらず、存在しないものを”存在する”と主張するのはイデオロギーです。

手術してとっても、それでも”ある”というのは現実ではなく妄想です。

これもある種のイデオロギーです。

新種のTRAと言ってもいいかもしれません。


手術していない人の犯罪を手術した人たちのせいにしている例。つまりついてる人とついてない人は同じと考えているので、まさにTRAです。
(特例法は手術後しか適用されません)

このような新種のTRAのイデオロギーは手術要件撤廃につながります。

TRAも新種のTRAも共通点は身体違和が強い人の存在を認めないことです。
そのためどちらも手術自体無意味と考えています。

しかし、今まで身体違和が強い性同一性障害者は手術によって救われてきました。

性同一性障害についてDSM4で委員だったRay Blanchard 博士はいいます。

精神障害としての性同一性障害の疾患の存在を認めないこともTRAと同じくイデオロギーだと。


もし手術要件が撤廃されてしまうと、現在埋没して生活しているGIDの人たちは、過去を知る人物からのアウティングをもっと恐れなければならなくなります。
つまり、アウティングされた場合、手術して除去したものが、まだついているとみなされるようになるからです。


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