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自己啓発の迷子になっている人へ

本屋さんに行ったら、

「こうすればもっと良くなる」How to 本のオンパレード

だと思いませんか?

その中でも、お金・健康・恋愛(結婚)は特に多いです。

そして、それらを特別な方法で手に入れるやり方があるらしい・・・と、

スピリチュアル・引き寄せ・潜在意識の本も多いです。

結局全ては「あなたの願望を実現をします」という話です。

私も、ありとあらゆるジャンルの自己啓発本を読みあさりました。

でも、真理のメッセージに触れて、

最近はほとんど読まなくなったし、読み方も変わりました。

自己啓発の迷子から抜け出したい人への参考になればと思い、

その理由について書いてみます。

1.自己啓発ビジネスが分かった

なぜこんなにも自己啓発の本が売り出され、

たくさんの講座があるのでしょうか。

それは、お金になるからです。

みんなが求めているから、ビジネスになります。

欲しいものが確実に手に入る、

願いが簡単に叶う、

みんな知りたいから本や講座は売れる。

私は、今は真理のメッセージを伝えていくことを仕事にしていますが、

その前は婚活のカウンセラーをしようと思って、

ビジネスを学びました。

ビジネスをする側から見ると、

相手のニーズがあるところにお金をいただけるわけですが、

それは言葉は悪いですが、

もっと良くなりたいという相手の欲につけ込んで、

相手からお金を引き出すということです。

もちろん、

提供している側は心から相手のためになると思っているし、

相手は望んでいて、感謝もしているわけですから

それが悪い訳ではありません。

でも、

「もっと良くなりたい=今は足りない」

だから、それをやっていても永遠に幸せになれない

ということが分かってしまった以上、

私は婚活ビジネスをすることができませんでした。

相手の”まだ足りない”感を刺激して、

購買させるのがビジネスだからです。

2.How toは個人の体験に過ぎない

「〇〇したら、□□の成果が出る」

というのは、その人の体験に過ぎません。

そこに相関関係はあっても、

因果関係はないことがほとんどです。

数えきれないくらいのたくさんの要素があって物事は起きている。

そんな仕組みは私たちには計り知れません。

レシピくらい再現性が高いHow to であったとしても、

素材や火加減で全然結果は違います。

いわんや、人間が絡んでくることなんて。

私は昔から不思議だったんです。

全く正反対のHow to が多いことが。

健康法では、

私は菜食で持病が治ったのですが、

世の中には肉こそ健康長寿の秘訣というものもあります。

恋愛の秘訣でも、

相手へのメッセージ返信は早い方がいいというものもあれば、

できるだけ先延ばしして焦らした方がいいというものもあります。

言っていることが違うどころか、

正反対ですよ!

でも、その方法を盲信して心酔している時って、

これが絶対正しい方法だってなってしまっていたんですよね。

今は、分かります。

その人にそのタイミングで起こるべきことが起きている

ということが。

一般的な言い方をすれば、

ケースバイケースだし、バランスの問題です。

でも、そういう一般的な話はウケないですからね・・・。

3.私の自己啓発情報との向き合い方

ということで、

私はHow to については

その人の個人の体験としてそれを参考にすることが必要なときに、

情報を取り入れています。

それから、真理のメッセージを伝えてくれているものを選んでいます。

真理のメッセージは、

・プラスのことだけ言わない。

(プラスもあればマイナスもある)

・もっとこうした方がいいと言わない。

(あるがまま、足るを知る、欲望しない)

・私にできることは何もない。

(自由意志はなく、ただ起きることが起きている)

という内容が中心です。

これは、最初に書いた

”もっと良くなりたいという欲”が満たされない点で

ビジネス要素ゼロなので、

世の中的にはあんまりウケないし売れてないですね。

もちろんこの私の文章も、

こうした方がいいということではなく、

私の体験談として受け止めていただければ幸いです。

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