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いやがらせ

朝いつものように学校に登校した私。
靴箱に何か入っている

手紙?

ん?何?私に?

あけてみた。

まいこさんへ
あなたはかわいいですね。
髪の毛が薄いですね。
ハゲてますか?
まいこさんのファンより…

血の気がサーッ。

すぐに手紙をカバンに入れてみんなに
バレないように教室へ向かう。

心臓がドキドキした。
いやがらせ?
やっぱり。分かってたんだ。
髪の毛が薄くなっていることを…

分かっていたけど、現実を人から
突き詰められたような気持ちがして
悲しく、辛く、消えてしまいたい気持ちに
なった。

それでも友達の前では笑っていた。
家族の前でも…

髪型を変えたり、分け目を変えたり
色々と工夫してみた。

毎日毎日、ばれていないか不安に襲われた。

これ以上髪の毛を抜くと本当にやばい!!
治さないと。
絶対抜かない。
もう抜かない。
絶対絶対絶対。。。