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大学院生になって得たもの

最近、大学院で受験を考えている方々とお話する機会がありました。
私も入学する前はわからないことばかりだったなぁとしみじみ。

年末なので、振り返りもかねて大学院生になって感じる私の変化を書いてみます。


1.仲間とコミュニティ

 これはやはり、大学院コミュニティでのご縁です。
在校生、修了生、先生、またその方々を通じてご紹介いただく方々。社会人になって「友達100人増やす!」を目標の一つにしていましたが、大学院に入った途端にあっという間に達成できました(笑)

大学院を通じて出会う方々は、みなさん何かしらのきっかけがあって、お金も時間も心身も大学院に投じることを選択した方々です。
そんな方々はみんな面白いし、すごく親切で献身的。
大学院によって傾向はあるのかもしれませんが、代々自然に受け継がれた利他の心なのかなと思います。

「〇〇に興味があるんです」「〇〇で困ってるんです」みたいな話から「こんな人いるから繋ぐね!」「こんなの知ってる?」など広がりがすごく頻繁にあります。

働きながら学ぶというハードな山登りをしている者同士、沢山の共感で繋がっているように感じます。

2.自分を見つめる機会

これは色々な切り口であるのですが、
例えば
・大学院に入って時間がない、優先順位をつけるならどうしたらいい?
・私は大学院で何を得たいんだっけ?今後の人生どうしたいんだっけ?
・いろんな人が大学院にいるからこそ感じる、自分ってなにもの?
などなど。

特に私は自分の経験談が課題になり研究を行っているため、自分の過去の出来事を思い起こしたり考え直すことがあります。
そこから自分の考えの落とし穴に気づいたり。
「大学院終わったらどうするの?」と聞かれることも、どうして入ったかを聞かれることも多いです。

とにかく自分を見つめるいい機会になっているなと感じています。
今は大学院の先のことを少しずつ考えるようになりました。


3.目的思考

これは一番大きな意識変化かもしれません。
今までは、ルールや求められたらそれに従うのが絶対で、自分が納得できる形まで時間をかけてもやる、という行動パターンの人間でした。
それが大学院でプロジェクト型の講義で「なんのためにこれをやっているんだっけ?」「どの程度やらなきゃいけないんだっけ?」というメンバーの言葉に気づかされたことがあります。

もちろん目的は時と場合、人によって同じことをやっても変わってくると思います。
例えば、大学院の講義で課題に取り組む目的。
講師の意図とは異なるかもしれませんが例としてこんなことが考えられると思います。
・成績優秀賞を取るためにこの講義でもいい成績を収めるため(であれば、課題のクオリティと講義をちゃんと理解できていることが大事)
・講義の理解を深めるため(であれば、講義を復習したうえで課題に取り組むことが大事。わからないことがあれば尋ねることも大事)
・卒業資格の単位を取得するため(であれば、提出することが何よりも大事)

自分が何のために今これをやっていて、どこまでの時間やコスト、体力をかけてやるのか、ということを今まで以上に考えるようになりました。
まだまだ全てのことに考えが及んでいるわけではないですが、自分の行動への納得感に繋がってくると感じています。

(番外編)大学院生という肩書き

大学院生という肩書きを持ったことで、話が思わぬいい方向へ進んでいくなと感じることがしばしばあります。

例えば、とある地域のイベントのブースに行った際、自分の興味を持っていることについて「大学院で〇〇について学んでいて、〇〇に興味があるんです」とその業界の方とお話した際に、名刺をくださったことがありました。
大学院に通うということが一般的にみるとまだ珍しいことであり、何かを突き詰めたいという意思を受け取っていただけるのでしょうか。ありがたいことだと感じています。

2024年もまた自分をアップデートし、もっともっと自分らしさを磨いていけたらなと思っています!✨

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