生きるとか、死ぬとか

生きるのが辛いと感じることがありますか?
はい・いいえ

学校でそんなアンケートがあったと、小1の息子が話してくれました。
そして「はい」と答えたと。

何事かと思ったけれど、その理由を聞いてみると「死ぬのが怖いから」とのことでした。
そういうことか…と、正直ここでちょっとホッとしました…

以前にも寝る前に
「家族が死んでしまうのが怖い」
「ずっと一緒にいたい」などといったことを話してくれることがありました。
今回も涙を浮かべて、不安を打ち明けてくれました。

そして「死ぬと意識がなくなるのか」という質問が飛んできました。
(→すごく要約すると、です。実際には「死んじゃっても、例えば"スポンジ"とか考えたり(思い浮かべたり)できるの?」と😁)

子:「みんな消えちゃうの?」
母:「そうかもねぇ…」

…こうしたやりとりがしばらく続く。

子:「(母は)学校にたくさん行ったのにわからないの?」

母:「そう、そういうことは教えてくれないんだよ…」

なかなかうまく答えられません。笑

そして最後に思い出したのが、"輪廻転生"の話。

読み方が「りんねてんせい」か「りんねてんしょう」だかもわからないくらいの薄い知識で、とりあえず話し始めました。

死んではまた生まれて、何回も何回もグルグルするんだよ。
顔が変わっても、別の生き物になってもみんなまた会えるよ、と。

すると息子が私の首に手を回して抱きしめてくれました。

冒頭の「生きるのが辛いと思いますか?」の問い。
「はい」と答えた息子にドキッとしたけれど。
その胸の内を聞いて、「いいえ」に○をすることだけが正解ではないんだな…
辛さを感じなければいいというものでもないし、と改めて考えさせられました。

辛さを感じて、泣いて、倒れても、逃げても、明日を見つける人でいてくれたら。
そういうしなやかな強さを望みます。

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