軌跡

確かに愛した軌跡
どれだけ否定しようが
どれだけ否定されようが

いまだに残る
身体にも残る
あの日の愛の軌跡

今日も楽しく生きました
それなりに、ね
けれどもあの日の1日とは違う

いまだに残る
耳にもまざまざと残る
あの日のアナタとの軌跡

アナタが帰ってくる時間を
意識して待ってた日々
アナタが帰って来た時に
どんな顔して帰ってくるか
意識して待ってた日々

そして
一緒に
アナタの話を聞いて

アナタと飲んで
アナタと憤って
アナタと笑って
アナタの心に寄り添った日々

アナタから呼ばれて
アナタから抱かれて
声を上げ続けた
当たり前の日々

アナタの温もりが
当たり前に
触れられる距離にあった

愛する人に
抱かれる日々があった
心が触れ合い続けた

かけがえのない
私たちの愛の
軌跡の日々

身体と心が
不安ながらも繋がっていたから
至福の声を上げ続けた

帰らない
軌跡の日々