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フットボールへの思いのたけを綴る

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Jリーグではガンバ大阪を30年、セリエではラツィオを20年、リーガではアトレティコを10年支持しているただの会社員が、フットボールと共に考えたとりとめのない事象まとめ。
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#エッセイ

同期の引退に思うこと

年末にすごくいい記事が出た。 主役の本人もすごく喜んでシェアしていて、過去同じ職務を務めていたこともあり、次は主務という職務に就く人たちの思い出を書こうと思った。私が同好会の主務をやっていた時、蹴球部の主務はT君で、グラウンド利用確認や体育会の集まりなど何かしら接点が多かった私たちは学部や本拠地とする校舎は違ったけれどよく話すようになり、規模や所属するメンバーの部活に対するプライオリティには差があるものの、共通して持っていた運営という難しさの悩みや醍醐味をほぼ愚痴として共有

ギフトとアビリティ、戸嶋祥郎選手の場合。

ただの、と言うと失礼だし伸びしろがあるから入学してくれる学生ばかりなんだけど、それでもただの伸びしろを当初の見込み以上の最大値というか、最大値なんてあってないようなものだと軽々と飛び越えてくる。 戸嶋選手とはそういう男だ。 初めてプレーを見たのは降格しそうだと騒がれていた秋の明るい日で、途中出場だった(と思う)。色白で小柄の痩せ型(というか先輩方に混じっていると完全に痩せていた)で、局面ごとに顔を出し守備から攻撃への切り替えが早く、特に攻撃については身体がついていかないことも

ギフトとアビリティ、中野誠也選手の場合。

そのPKはキーパーの正面に飛び、今シーズン21点めの得点にはならなかった。チームが勝ち越したり、膠着した状況を打破する得点を切り拓いてきた中野誠也は、顔を覆ってらしくない姿だった。 PKの練習をしろ、とその前週に野口航のハッシュタグ講座(という主旨ではないが野口選手の得意なハッシュタグ徒然草で誠也選手を紹介するスカサカHT11/16放送分 https://youtu.be/1zXjOsNi4aQ )で指摘されていたことが現実になってしまった。 ただ、その後も貪欲にゴールへ迫る