最近の記事

すっと、じんと

通勤の車の中で、ユーミンを聴く。 雨のステイション 昔から本当に好き。 「声にさえもならなかった  あのひと言を 季節は運んでく  時の彼方 6月は蒼くけむって なにもかもにじませている」 6月1日。 ユーミンの歌詞は、情景というか 色や動きが目線的に感じるのが好き。 「話しかけるように 揺れる柳の下を 通った道さえ今はもう 電車から見るだけ」 歌いながら、じんときて泣きそうになってしまう。 言葉の使い方が、とてもきれい。 そこには色や風があって ことば、という画材

    • わたしにとっての表現、メモ

      わたしにとって表現することは、結構大事なことなんだな、と ほんのり、気がつけた日。 負のエネルギーはいつでも創作のガソリンだったけど、今のガソリンは その頃よりももう少しだけ優しい感じがする。 自分が生きるだけでどうにもいっぱいいっぱいだったあの頃も、そのときにしかできない表現があったように 少しずつ、本当に少しずつだけど 自分以外のことも視野に入ってきて 意識できるようになったかもしれない。 言葉以外で1日表現し続ける、猫たちのおかげかもしれない。 表現、という形で

      • 転職して2ヶ月

        今の仕事に就いて、2ヶ月がたった。 私の転職歴は、日本仕事百貨からくる。 noteにある色んな人の転職日記をのぞいてみると、 「キャリアアップ」「収入増」「長期安定」 それらからは少し距離がある移ろいかもしれない。 「ゼロイチ」「仕事は生き方」「やりがい」 みたいな感じで、私の転職は今に至る。(危なっかしい文字面だと自分でも思う) 仕事は人生の生きる時間を費やすから、 費やせような中身の濃い仕事をしたい。 中身のある人間になりたい。と思っていたが、それは冷静に観察すると

        • マゼンタ強めの山口県、イエロー強めの神奈川県

          昨晩、寝ていると寒くなって起きた。 寝てしまうと起きることがない自分には「途中で起きる」こと自体が珍しい。 布団を手繰り寄せるも、体の震えが止まらない。 寝ぼけ眼で押し入れから、毛布を引っ張り出して布団に被せる。 猫たちを布団の海に溺れさせないよう 闇の中なんとなく手探りで埋もれてないか確認する。 口の中が熱い。…これは熱が出ているなぁと思いながら、ぶるぶると布団に潜る。 朝。 ひとまずお腹が空いてること、食欲があることにほっとしつつ、風邪薬がないことに気がつく。風邪

        すっと、じんと

          新しい皮膚

          「有期雇用、での採用です。」 2年前の初夏、私は期待と絶望を抱えていた。 一度は諦めていた、夢があった。 「神主になる」というもの。 神社の家に生まれたわけでもなく、根っからの神社好きでもない自分。 なぜ神主を目指すのかと聞かれたら、 「目に見えない気持ちを扱うあり方に、神社という場所と人と空間は残していきたい」 と思ったからである。 私にとって神様というものが、あるかないかは特別問題ではない。どっちでもいいのでは、とすら思ってる。 安産祈願や七五三、結婚式、厄払い。

          新しい皮膚

          日記、というより悩みのネタ帳

          note、しばらく存在を忘れてしまっていた。 久しぶりに開くと、更新までいかなかった下書きなんかも出てきて、当時の空気感を思い出した。 もやもやしていること 外へ繋がりたい想い 自分への期待と現実 自分でも自分がよくわからなくて そうなると、だいたいどこかしらに文字を書いていた。 今もそうだし、これからもずっとそれが続くんじゃないかな、と思う。 読み返す時の、過去の自分と対峙する空気感も好きだったりする。 わたしは今32歳になっていて まだ、自分がわからないとはなぜ

          日記、というより悩みのネタ帳

          マッチングアプリで会った人1

          アカウントの名前を変えた。 生身の私と、作品と、ここに書く文章の私が繋がるのは、自分だけでいいと感じた。 どれもわたしの人間性は嫌でも滲み出てしまうから。 違うかもと思ったらまた戻すと思う。 今は、思うことをだらだらと垂れ流してしまいたい。 お見苦しいと思います。 ちなみにスーカープッカの語源は、昔母がアイスのスーパーカップを言い間違え、あまりにも気の抜けたその名前がどこか忘れ難くていいなと思った。 そんな気の抜けた名前にした。 マッチングアプリを始めて3週間がたった。

          マッチングアプリで会った人1

          ヘルシーなおやつを焼く23時

          最近料理を作ることが楽しい。 太ってからは朝昼夜の献立がだいたい決まっていた。平日の5日間は特に。 朝はグラノーラ。 昼は8枚切りの食パンにハムとチーズ、キュウリを挟んで持って行き、 夜は冷奴とプラスなにかのスープを作る。(スープで野菜と肉を摂る) それが毎日5月ごろからずっと続いていた。 さすがに飽きてきたのと、夜が涼しくなり冷奴は食べる気が失せてきた。 いつも作るスープやサンドイッチはこれまで6年ほど一人暮らしの中で身に染みた味付けばかりなので、これらをアプデした

          ヘルシーなおやつを焼く23時

          大丈夫?と聞かれると涙が出てしまう不思議

          1990年生まれの私は今年30歳になった。 27歳を過ぎたくらいから、転職活動をしたのもあって、自分の歳を答えるたびに 「あぁ、長い間お勤めだったんですね」とか 「27歳…。なるほど。」 「結構いってるんですね」 という反応があって あ、社会的には27過ぎたら「結構いってる人」なんだと肌で感じた。 だから気持ち的には自分はすでに実年齢以上生きているような気分だったので 誕生日を超えた頃にはまだ30か、と思った。 私は個人で活動している作家さんのもとで制作を通し

          大丈夫?と聞かれると涙が出てしまう不思議

          5年と2年

          「地球にいたんだなー」 私は片瀬江ノ島駅から歩いてすぐの、海沿いのコンクリートに腰をかけていた。 夕日が沈んでいく反対から月が光り始めたのを見て、私はずいぶん長いあいだ自分が地球に生きていたことを忘れていたような気がした。 地球にいたことを思い出した私は5年間夢中になって働いた仕事を辞めた。私はフィルム写真が好きで、たまに撮っては秋葉原のヨドバシへ現像に出す。 コロナのこともあってやっと先日久しぶりにヨドバシへ行き、今年の1〜3月ごろに撮った写真を受け取った。

          5年と2年