【英文法】プログラマーのための英文法

プログラミング言語を学んでいて、自然言語の英語との共通点を多く見つけることができた。そこで、情報構造の観点から、英文法を再定義する。

3文系

そもそも文章のメインのデータは、名詞と動詞で構成されている。
1つの動詞と、複数の名詞で1文が構成されているのだ。

日本語では、格文法と言って、名詞の後ろに1文字つけることによって、名詞を厳密に定義する。

ガ・ヲ・二・カラ・へ・ト・ヨリ・マデ・デ の9種類。

英文でも、名詞の格は決めないといけないが、決める方法が異なる。
ガ・オ・ニ については構文で決定する。
カラ・へ・ト・ヨリ・マデ・デ についへは、名詞の前に前置詞を置くことで決定する。

SV   SガVする
SVO  SガOヲVする
SVOO SガOニOヲVする

from カラ
to ヘ
with ト
from ヨリ
until マデ
by デ

成分

成分とは、文章の中での単語の役割のこと。
主語・述語・目的語・修飾語の4つがある。

述語
動詞だけがここに入ることができる。
1文に一つだけ。
tense・aspect・modality・voiceの4つによって変化する。

主語
名詞・名詞句・名詞節が入る。

目的語
名詞・名詞句・名詞節が入る。

修飾語
形容詞・形容詞句・形容詞節が入る。
その場合、主語か目的語を修飾する。
副詞・副詞句・副詞節が入る。
その場合、主に述語を修飾する。

品詞

名詞/代名詞 主語/目的語になる
動詞    述語になる
形容詞   修飾語になる
副詞    修飾語になる
前置詞   名詞を伴って、修飾語になる
接続詞      文と文をつなげるので、どれにもならない

あとは、名詞と動詞と形容詞については、それぞれXX句と、XX節が存在する。

英文の作りかた

英文は、

1. 成分を3文系の順番に並べる
2. 各々の成分に、適した品詞を埋め込む

ことで作成できる。

プログラミング文法に当てはめる

成分は、メソッドに埋め込む引数に対応する。
品詞は、引数の型をinterfaceで指定する際に登場する。
配列はXX句を指す。
連想配列は、XX節を指す。

interface PoS{
 主語: 名詞, 名詞[], 名詞{}
 述語: 動詞, 動詞[], 動詞{}
 目的語1?: 名詞, 名詞[], 名詞{}
 目的語2?: 名詞, 名詞[], 名詞{}
}

const PoSs = {
 主語: I
 述語: love
 目的語1: you
}

function maksSentence(pos: PoS) {
 pos.主語 + 'は' + pos.目的語 + 'を' + pos.動詞
}

console.log(maksSentence(PoSs))  //  => Iはyouをlove

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