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ルーペと顕微鏡を持って公園へ

アーティストの長尾ヨウさんに教えてもらった福岡伸一の「せいめいのはなし」を読んでいたら無性に顕微鏡が欲しくなってその足で名古屋市科学館へ行き、子ども用の顕微鏡を買ってきた。

隣にかっこいいルーペも売っていたので一緒に購入。

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コンパスも付いていて、反対側はオペラグラスにもなるという何ともかっこいいやつだ。冒険心がくすぐられる。

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そんなルーペと顕微鏡を持って子どもたちと公園へ出かけてみた。まずはコンパスに従ってぐんぐん北へ。気になるものを見つけたらひたすらルーペで大きく見てみる!これがなかなか面白い。

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どんぐりを割ってみたら芽が生えてきていたり。

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木の皮がやたらと格好良く見えたり。

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3歳の妹は特に目線が低いから色んなものを見つけてしまい、なかなか前に進めない。

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ようやく池にたどりついたところで顕微鏡を投入。池の水をスポイトですくってプレパラートへ乗せる。もうこれだけで立派な実験気分だ。プレパラートなんて言葉、久しぶりに口にした。

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のぞいてみると・・「おー!何か動いてる!」水の中の小さなゴミっぽいけど(笑)それでも何か流れていってる!何かが見えるというだけでちょっと感動してしまうもの。残念ながらガイドにあったような生物らしきものは見えず。後日、友人からジップロックに池の水を入れて見ると見えやすいよ、と教えてもらいやってみたがそれでも見られなかった。やはりプラスチックの簡易のものだと限界があるのかなとも思うけれど本格的なものだと持ち運んで雑には使えないので、子どもが小さいうちはこれくらいが十分。何よりこの顕微鏡の一番の役割はちゃんと見えることではなく、インドア派の兄を外に出すことなのだから。

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ガイドに載っていたクマムシを見たいと一生懸命コケを集める兄。

冒頭で触れた「せいめいのはなし」では「子どもの期間が長いということはすごく大事。好奇心の赴くままに探究できるのだから。」というような話が出てくる。ちょうどそのタイミングで好きな海外のインスタグラマーもこんなことを書いていた。

"Because Children grow up, we think a child's purpose is to grow up. But a child's purpose is to be a child. ( Tom Stoppard)"

子どもは成長するものだから子どもの目的は成長することだと思いがちだけど、子どもの目的は「子どもでいること」なんだ。

これは最近のわたしの子育てのテーマ。子ども時代を一緒に大冒険できたらならそんなに幸せなことはない。そんな冒険のお供にルーペや顕微鏡があったら、世界の見え方はずいぶん変わってくるかもしれない。

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最後に顕微鏡の名誉のためにあげておくと、家のエバーフレッシュの茎は毛までこんなに綺麗に見えた。そしてそれに付いていた「コナカイガラムシ」も・・。

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