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【FHL】骨盤底筋群とは、何の集まりなのか?

前回は・・・

骨盤底筋群とは「品川区」である。

な~んていう。私独自の解釈の仕方をお伝えしました。
※読みたい方は▶骨盤底筋群とは、何かを説明できますか?

ほら。品川区だって、沢山の町が集まってでしょ。
「町」が集まって「区」になるのよ。
「個」が集まって「群」になるのよ。

ということで、今回は筋肉”郡”のお話というわけ。

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群というからには、沢山の筋肉(個)が集まっているということが分かる。じゃあ、何個の筋肉が集まっているのさ?という話。これまた、人の解釈によるのだが、私の中では12個の筋肉の集まりだ

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引用:プロメテウス 解剖学アトラス(運動器)_ページ_198 骨盤底筋

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※筋膜連結も含めて、内閉鎖筋や梨状筋なんかも、骨盤底筋群に数えられることもある。

前のブログでも書いた通り、骨盤底筋群は正式な解剖学用語ではなく、各自がカテゴライズして勝手に「これが骨盤底筋群だ!」と言っているだけで。私も私の解釈の中でカテゴライズして骨盤底筋群と伝えているに過ぎない。(とういことをご承知おきを・・・)

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まず、浅層から話をすすめていくと。こいつらは、恥骨・座骨・尾骨を結び、会陰ってやつを作っている筋肉ともいえる。

時々、会陰と膣口を混同している人を見かけるが、会陰と膣口はちがう。会陰とは、球海綿体筋と浅会陰横筋と外肛門括約筋が合わさるエリアのことを指す。そのエリアは、膣口と肛門の間です。

ちなみに、海綿体筋群だが、坐骨海綿体筋は坐骨についているから、そういった名前である。じゃあ、球海綿体筋って何なの?と言ったら、面白い特徴が3つある。

①クリトリスの一部である前庭球という所を覆うように付着している
②この筋肉の起始は横隔膜の腱中心である
③膣口の引き締めに関わる

つまり、呼吸が関わる横隔膜と膣口のひきしめは深く関わりがあると考えていい。吐く息で、横隔膜は縮み頭方へと引きあがっていく。それと同時に膣口も頭方へと引っぱられるのが自然の摂理ではないだろうか?

また、クリトリスという言葉にピクッとなった方もいるだろう(笑)これは、生殖器系の話になってくるので、また今度。

どう?もう球海綿体筋って忘れられなくなったでしょ?

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次に、中間層の話をしていく。「外尿道括約筋群なんて言葉、初めて聞くんだけど?」と思った方。その通り。今回、私が勉強していて勝手に作ったものだから。外尿道括約筋との、筋連結(筋膜連結)があることから、今回から私の骨盤底筋群に含ませてもらった。

ちなみに尿道膣括約筋は、上で説明したクリトリスの一部である前庭球という所へとつながっていく。前庭球というのが、いわゆるクリトリスの勃起と関りがある。となると、女性の性行為における快感と関り深い筋とも言えるわけです。(意識的に動かせる筋肉ではないけどね)

まぁ、そんなワードに隠れている深会陰横筋というのも、特徴的でして。どんな特徴があるかと言うと、尿道口と膣口という2つの穴を持つという事。男性はね、ここに尿道口しかない。

となるとさ、穴1つよりも穴2つある方が、支持機能は弱くなるじゃない?女性の方が骨盤底筋群にまつわる不調が多い原因はこれなのですよ。それに加えて、赤ちゃんが膣口から出てきた日にはさ。この深会陰横筋というのは多大なるストレスがかかるわけだ。近くに尿道口や排尿に関わる筋肉があるというのもあり、排尿障害にも関わりそうだよね。産後の尿漏れ問題の原因のひとつであります。産後、体が回復したら骨盤底筋群を鍛えた方が良い理由のひとつでもあります。

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最後は、深層の話をしていこうか。これが、凄い狭い意味での骨盤底筋群を意味したりする。なぜならば!これらの筋肉郡が骨盤底の多くの面積を占めているから。つまり、内臓支持機能のメインをつかさどる場所と言ってもいい。

恥骨尾骨筋(Pubococcygeus muscle)は、PC筋という名前で呼ばれ、膣の引き締めの主導筋である。「PC筋トレーニング」と言ったらボールみたいなものが検索結果に表示されると思う。膣に入れ、ボールを落とさないようにすることで、鍛えるのだ。最近では、フェムゾーンケア製品と共に並ぶにまでなっている。

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これらの筋肉は、骨盤の底に膜をはり、臓器が落ちないようにしているわけだ。だから、筋肉が内臓の位置を決める全てと思われがちだが、実は筋肉と同じくらい臓器支持に関わるのが靭帯だったりする。特に生殖器支持においては、靭帯が大きな役割を担っている

これまた、骨盤底筋群の話からは外れてしまうので、今回は省くのだが。靭帯の主成分はコラーゲンであり、「お肌のハリのために~」なんて言っておらず、生殖器健康のためにコラーゲンはとってあげるべきなのだ。(摂取は、魚の皮のコラーゲンで低分子を選ぶこと👆)

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さて。ざっとした骨盤底筋”群”の私的概要を書いてきたわけだけど。骨盤底筋群のことは、調べたら詳細なんていくらでも出てくる。このブログでは、私なりの見解というのを、楽しんで読んでもらえたらと思う。

最後に言いたいことは。骨盤底筋群は、内臓支持だけでない!

▶ どんな特徴があるか ◀
・骨盤内臓器の支持 ←追加:実は靭帯も内臓支持には重要!
・排便、排尿のコントロール
・コアの安定、姿勢維持
・呼吸と連動して使われること ←追加
・性行為の快感とも関わる ←追加

な~んてことが追加して言えたりします。ただね・・・ここにもう一つ追加できる特徴があるのです。その特徴を知ると、骨盤底筋群をどうやってトレーニングしていけばいいかが見えてきます。

というのは、次のブログにて^^♪


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