みんな、「これが自分の本心なんだ」と思い込まされている

ここ最近はロシアとウクライナの情勢が気になって仕方ない、まいへいです。

天気も良いし気温も高くなってきたので、ここらで面白い話をひとつしようかと思います。

それは、みんなが「これが自分の本心なんだ」と思い込んでいる、という話です。

むずかしい話はしたくないので簡単に言うと、「自分が望んでいるものやしたいと思っていることは、洗脳によって生まれている」ということです。

結婚したいとか恋人ほしいとか、良い会社に入ってたくさん稼いできれいな家に住んでおしゃれな服を着るとか。

こんな願望みんなありますよね。

無いにしても、なにかしらの欲求はありますよね。

最近でいうと「インフルエンサーになりたい」「FIREしたい」「ミニマリストになりたい」あたりが身近かもしれません。

欲求があるのは良いことなんですが、ふと思うんです。

「それって本心でやりたいの？欲しいと思っているの？」ってね。

コロナで副業する人増えてます。

それは「副業で会社に頼らない生き方を確立する」という想いからきているのでしょう。

でもそれって「ほんとうに副業したいの？」って思います。

副業したいってのは建前で、本音は「副業でも何でもいいからお金が欲しい」、もしくは「副業してる自分イケてる」とか、このあたりが核心じゃないかな、と。

副業している人に「毎月、副業で稼いでいる分だけお金をあげますよ」と言ったらやめる人が多いんじゃないかな、と思います。

だって好きで副業している人ってほんの一握りだから。

多くの人は、「生活のために」とか「副業して周囲と一味違う自分をアピールするために」しているだけだから。

実際、多くの広告媒体では「稼げる副業」が打ち出されていますよね。

「好きを仕事にしよう」じゃなくて、「稼げる副業」。

いや、好きを仕事にとは言っていますが、実態はちょっと違う。

好きなことをするなら別にアナウンスしてもらう必要ないですよね。

でも多くの人は「好きになれそうで、稼げる副業」を探している。

それはしたいことを建前にした、「別にやりたくもないことをする理由」なんじゃないのかなって感じます。

副業を勧める広告では「1ヶ月で数万すぐに稼げます！」とか「3ヶ月後には月収100万円達成！」なんかが謡われています。

そこには「やりたいからやる」のではなくて、「お金稼ぎの手段」としてアピールされているだけで、目的はお金。

また、副業をして周囲と差をつけよう、といった謳い文句も「やりたいからやる」のではなく、「人と違う自分はイケてる」ことをアピールしたいだけ。

そこに「本当にしたいこと」はないんですよ。

「本当にしたい」と思い込まされているだけ。

先に挙げた「インフルエンサーになりたい」ですが、なんでインフルエンサーになりたいんでしょうね。

私が思うに「HIKAKINさんみたいになりたい！」「楽してお金稼げる！」と思っている人が多いからじゃないでしょうか？

インフルエンサー＝楽してお金稼げる＝会社行かなくて良い＝ダラダラできる

なんて構図ができているんじゃないでしょうか。

それに近年話題のFIRE。これも同じですね。

FIRE＝働かなくて良い＝好きなことができる＝ダラけても良い

こんな感じで、別にインフルエンサーになりたいわけでもFIREしたいわけでもなく、本音は楽をしたいだけなんでしょう。

でも楽をしたいって言うと世間の目が怖いから、「○○したい」って言って代替するんですよ。

その方が聞こえが良いですからね。

つまりね、わたしが言いたいのは「みんな自分がしたいことを思い込まされている」ってこと。

やりたいと思っていることは、洗脳によって身につけられたたくさんの殻を剝いでいくと「別にやりたくなかった」に変わる。

働かなくてもご飯が食べれてキレイな家に住めれて好きなものが買えるなら何もしないでしょ？

行きたいところに好きなときに行けるなら本望でしょう？

でもそれを声高々に言えれないから「副業したい」とか「投資で億り人目指します」とか言うんですよ。

聞こえが良いから。

しかもタチが悪いことに、多くの影響力ある人たちが「副業サイコー」「投資でお金もらって悠々自適」とか言っちゃうもんだから、普通の人は信じちゃうんですよね。

副業すべきなんだ。

投資始めなきゃ。

ってね。

でもね、本当にしたいのは、欲しいものはそれらじゃないでしょうって言いたい。

自由が欲しいんでしょう。

満足できるお金が欲しいんでしょうって。

細かいこと言ったら自由やお金も思い込みなんですが、ここを話すと長くなるのでまた別の機会にでも話します。

要はね、わたしたちは洗脳されているんですよ。

お金持ちになったほうが良い。

インフルエンサーになったほうが良い。

結婚したほうが良い。

みんなと仲良くしたほうが良い。

こんな風に思い込まされている。

だから、本来の自分の欲求が消え失せて「自分のしたいこと」「自分の求めるもの」が分からなくなってしまう人が多いんでしょうね。

良いように動かされているんですよ、わたしたちは。

なぜ結婚しなきゃいけないのでしょう？

なぜ家や車が欲しいのでしょう？

どうして恋人や友人を作る必要があるのでしょう？

なぜ副業をしないといけないのでしょう？

意図せず、自分がこれらを「するべきだ」と思い込んでいるのだとしたら、それは「洗脳されている」と言えるでしょう。

必要なものもしなきゃいけないこともないんですよ、本当は。

なにかをしたいと思うとき、何かを欲しいと思うとき、それは本当に自分の本心なのか確認した方が良いですよ。

とは言っても、もはや自分の本心すら「洗脳されている状態こそが本心」と思い込んでいる人が大半なので難しいかもしれませんが。

そんなことを、ふと思いました。

以上。